【お悩み相談室】子どもがスマホをやめないので、毎日バトルになっています…

息子は学校から帰宅するとすぐにスマホに飛びつきます。宿題になかなか取り掛かれないし、ご飯やお風呂のときもスマホが気になって仕方ない様子です。最近ではトイレにまでスマホを持っていくようになり、スマホ依存を疑っています。息子がスマホをいじっている姿を見るとイライラして強く叱ってしまいます。

 

小1・男の子のママ

私も息子がなかなかスマホを手放せず、毎日イライラしていました。スマホをさっとやめるための2つのポイントを解説しますね!

 

発達科学コミュニケーションリサーチャー 丸山香緒里

 

【目次】

 
 

1.大失敗!ルールを作らずにスマホを渡してしまった私

 
 
子どもにスマホを持たせると、まず心配になるのが「スマホ依存」。一日中スマホを触るようになってしまった!という方も多いのではないでしょうか?
 
 
私も相談者さんと同じように、帰宅したら即スマホに飛びつき、トイレにまで持ち込む息子に毎日イライラしていました。
 
 
元々パパがいるときに使ってOKというルールを作っていましたが、守ったのは最初の3日だけ…
 
 
ここで私が「お約束だったよね!」と念押しすればよかったのですが、
 
 
「学校で疲れてるんだよね…」
「静かに遊んでくれるからいいよね!」
 
 
なんて思って注意せず、ズルズル使用時間が伸びていきました。
 
 
使用時間が伸びていくにつれて、当然ですがどんどんスマホにのめりこむように。「そろそろやめたら?」という一言ぐらいではすんなりやめられず、
 
 
「いい加減にしなさい!」
「何時間やってるの?」
「さっさと○○しなさい!」
 
 
と強く叱ってしまうことが増えていきました。
 
 
 
 
そもそも最初にルールを守るように伝えなかったのが悪いのに、結局息子を叱っている自分に自己嫌悪する毎日でした。
 
 
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2.どうして子どもはスマホをすんなりやめてくれないのか?

 
 
相談者さんはスマホをやめてほしいとき、お子さんにどんな風に声をかけていますか?
 
 
「もうスマホは終わりだよ」
「もうお風呂の時間!」
「ちょっと、聞いてるの!?」
「いい加減にしなさい!何回言ったら分かるの!!」
 
 
こんな風に、声かけを重ねるうちにどんどんイライラすること、ありますよね。
 
 
やっと反応した!と思ったら、「分かったよ!やめればいいんだろ!」と子どもの機嫌はなぜか最悪。
 
 
「全然反応しなかったくせにその態度は何!?」とお母さんのイライラはさらにエスカレート。
 
 
おうちの雰囲気が悪くなったり、親子でバトルになったり…と、負のループの始まりです。
 
 
お母さんが何度も声をかけているのに、どうして子どもはスルーしてしまうのでしょうか?
 
 
 
 
その理由の一つに「過集中」があります。
 
 
集中しすぎていて、本来周りの状況へ払われるべき注意力まで、すべてスマホに持っていかれている状態です。周りへの注意力が0なので、お母さんの声も届いていないことになります。
 
 
発達障害かどうかに関わらず、スマホを使っているときは、過集中とまではいえなくても周りの状況に払われるべき注意は少なくなります
 
 
つまり、お母さんの声かけに対するアンテナが少ない状態なんです!
 
 
想像してみてください。電波環境がよくないとき、スマホって動作がとても遅くなってイライラしますよね。それと同じです。
 
 
子どももアンテナが少ない分、お母さんの声かけに気づくのが遅かったり、お母さんの言っていることを理解するのに時間がかかったりするのです。
 
 
注意しなければいけないのはここから!
 
 
何度も声をかけていると、イライラして声かけもヒートアップしがちです。
 
 
でも、子どもの電波がお母さんの声にキャッチされるのは、4回目の声かけかもしれません。
 
 
気づいたらお母さんは怒っているし、「何回もって言われても、今初めて聞いたけど!?」という状態。子どものイライラを招きやすくなってしまい、子どもとの雰囲気が悪くなるきっかけになってしまうのです。
 
 
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3.スマホをやめないときの必殺声かけ術とは

 
 
では、子どもをイライラさせずにスマホをやめさせるには、どんな対応をすればいいのでしょうか?
 
 
スマホに夢中になっている子どもは、いつお母さんの声かけに気づくのか分かりません。
 
 
ですから、いつ気づいてもいいように、一番最初の声かけと同じ言葉やトーンをり返してください。
 
 
「たかし~!もうスマホ終わりだよ」
「たかし~!!もうお風呂の時間!」
「たかし~!!!聞いてるの!?」
「たかし~!!!!何回言ったら分かるの?」
 
 
ではなく、
 
「たかし~!もうスマホ終わりだよ」
 
同じトーンで繰り返すのです。
 
 
1回目の声かけも、5回目の声かけも、10回目の声かけも、お子さんが気づくまで同じトーンを意識してください。
 
 
このように対応することで、子どもがいつお母さんの声に気づいても、お母さんの声からイライラを察知せず素直に聞き入れる可能性が高まります
 
 
子どもがすっとスマホをやめられたら、しっかり褒めてあげてくださいね。
 
 
視界に入ったり肩を叩いたりして子どもに刺激を与えながら声かけすると、過集中から脱しやすくなります!
 
 
 
 
少し面倒でも、息子に近づいて、体に触れながら穏やかに声をかけると、驚くほどすんなりスマホを手放すようになりました。
 
 
これだけでやめられるので、がっちりしたルールを作る必要もなくなりました。
 
 
 
 

4.スマホ以外に楽しめる活動を見つけて、活動的な毎日を。

 
 
声かけの工夫ですんなりスマホをやめられるようになった息子ですが、使用時間は相変わらず長いまま。
 
 
息子を見ていると、家ではスマホ以上に心惹かれるものがないから、自然にスマホに手が伸びてしまうようでした。
 
 
スマホが一番楽しいから、スマホしかやらない。実はすごく自然なことだったんだと気づきました。
 
 
そこで、息子がワクワクするような過ごし方は他にないのか考えてみたんです。
 
 
・「おやつ買ってあげるよ!」と買い物に誘う
 
・コンビニのイートインスペースでおやつを食べる
 
・少し遠い公園に行ってみる
 
・大好きな習い事のレッスン回数を増やす
 
・宿題も習い事の教室で終わらせてしまう
 
 
などしているうちに、家にいる時間自体が自然と減っていきました。
 
 
今では夜7時前まで外で活動的に過ごす日がほとんどになりました。家でスマホをいじっていても、時間が短いので全く気にならなくなりました。
 
 
 
 
スマホをやめないお子さんに対しては、
 
 
・穏やかなトーンで声をかけ続ける
・肩をたたいたり、視界に入ったりして気づかせる
・スマホのほかに楽しめる活動を探す
 
 
をぜひ試してみてくださいね!
 
 
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)
 
 
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