絵が苦手・絵が描けないのは発達障害の特性ですか?どう対応すればいいのでしょうか【お悩み相談室】

発達障害ADHDの年長の息子は、絵が苦手です。絵が下手ではないと思うのですが独特な絵を描きます。息子を傷つけずにどう褒めたら良いのでしょうか。

 

年長・男の子のママ

発達障害の子どもの中には、絵が上手に描けない子がいます。我が家の小5の長男も、発達障害ADHD傾向があり、絵が下手ではないのですが芸術的なのか何と言って褒めたらよいか分からないくらい独特な絵を描いていました。しかし、現在は絵が大好きで、だいぶ上手になりましたので褒めるコツをお伝えします。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 高嶋ともこ

 

【目次】

 

1.作品展で息子が描いた絵を見て衝撃を受けた私

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもが描いた絵が上手く描けないときに、なんて声をかけていいか困ってしまうことはありませんか?
 
 
我が家にも、小学5年生の発達障害ADHD傾向の子どもがいます。幼少期は、絵が上手ではありませんでした。
 
 
例えば、人物の絵は、耳が内側についていたり、人の首がなかったり、肩から手が出ていたり、足がなかったり…このような絵を描いていました。
 
 

 
 
特に記憶に残っていることは、息子が幼稚園の時の作品展です。1年間、制作した絵や作品がたくさん飾ってあります。
 
 
比べてはいけないと頭では分かっていても、飾られている我が子の絵と他の子どもの絵を比べてしまっていました…特に、大きな絵だと独特な絵が余計に目立ちました。周りの子とこんなに違うんだと、毎年ショックを受けていました。
 
 
息子には、「何を描いたの?」と聞き、息子の答えに「そうなんだね。」と答えることくらいしかできないときもありました。息子になんて声をかけてあげればいいか分からずにいたんです。 
 
 
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2.発達障害ADHDの子は絵が下手?上手に描けない理由とは?

 
 
発達障害ADHDの子どもは、どうして絵が下手だったり、苦手なのでしょうか。
 
 
発達障害の子どもは、脳の特性が関係あり、発達が未熟な部分があります。例えば、このような理由が考えられます。
 
 

◆眼と手のチームワーク力が弱い

 
 
手先が不器用で、眼で見ながら手を動かすチームワーク力が弱いからです。見ながら手や腕を上手く動かして絵を描いたり、字を書いたりすることが苦手です。
 
 

◆イメージすることが苦手

 
 
描きたいものを頭の中で上手にイメージできないので絵が上手に描けないことが多くあります。例えば、うさぎを描くときに、うさぎの画像を頭の中でイメージできないのです。
 
 

◆具体的に描くものが分からない

 
 
発達障害の子どもは、抽象的な表現を理解するのが苦手だったり、ルールが決められていないと行動できないことがあります。
 
 
例えば「バナナを描いてみましょう」と言われたときに、
 
 
「購入したときの数本まとまっているバナナを描けばいいの?」1本のバナナ?」
「皮を少しむいたバナナ?皮を全部むいたバナナ?」
「カットしたバナナ?」
 
 
など、どのバナナを描けばいいか分からないのです。そのため絵が描けないということがあるのです。
 
 

◆見本を見ながら描くとき、眼から入った情報を脳で認識する力が弱い

 
 
発達障害の子どもは、眼で見たものを分析してその形や色を認識したり、眼で見たものを立体的に把握したりする力が弱い傾向があります。
 
 
いずれにせよ、発達障害ADHDの子どもが絵が苦手で上手に描けないのは、脳の発達が未熟な部分があり、脳の発達がアンバランスであることが原因なのです。
 
 
 
 
弱い部分を少しずつ伸ばせば、絵が苦手で下手だとしても上手に描けるようになるので、安心してくださいね。
 
 
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3.お母さんの声かけで上達する!絵を褒めるポイントはコレ!

 
 
 勉強も同じですが、嫌いにさえならなければ、後からいくらでも上達させることができます。
 
 
ですので、今絵が苦手だとしても周りの大人が嫌いにならないような声かけを意識していくことを1番大事にしてください。嫌いにだけにはならないように、あたたかく見守ってあげましょう。
 
 
また、絵に限らず、どんなことに対しても言えることですが、褒めることは、完璧に上手にできたときだけではありません。
 
 
発達障害ADHDの子どもは、上手くいかないことが多いです。上手くいくまで待って、褒めようと思っていると、褒めるタイミングを逃してしまいます。
 
 
褒めるタイミングを逃すと言うことは、発達するチャンスを逃してしまいます。
 
 
お母さんが、褒めること・肯定することで子どもが発達するチャンスになると考えてくださいね。
 
 
子どもは、自分の行動が褒められたり、肯定されたりすると、自己肯定感が上がります
 
 
すると、やる気が出て、また絵を描きます。そして、お母さんに褒められる…この繰り返しで徐々に自信がついていくからです。
 
 
自信がつくと、自分で創意工夫することができるようになり、より上手に描くにはどうしたらいいか自分で考えていくことができるようになります。
 
 
苦手なことでも、お母さんの声かけ次第で上達したり好きになったりプラスになっていくのですよ。
 
 
それでは、お子さんが描いた絵を褒める・肯定するポイントをお伝えします。
 
 

◆部分的に褒める

 
 
「この色が素敵だね!」や「この線がまっすぐだね!」「このお花が綺麗に描けたね!」とお子さんが、描いた絵の中で上手だった部分を見つけて褒めます。
 
 

◆興味や関心を示す

 
 
「これは、何を描いたの?」「これはどうしてこの色にしたの?」とお母さんが興味や関心があることをお子さんに聞いてみます。お母さんに興味を持ってもらえると、子どもは認めてもらったと感じます。
 
 

◆絵から感じた感情を話す

 
 
「楽しそうだね!」「ユーモアがあって好きだよ!」「お母さん、この絵が好きだよ!」などお母さんが感じたことを伝えます。
 
 

◆完成までの過程を褒める

 
 
「最後まで一生懸命描いたね!」「姿勢良く描いているね!」など絵を描いた過程のことを褒めます。
 
 
 
 
いかがでしたか。今、絵が下手だったり、絵を描くことが苦手な発達障害ADHD傾向の子どもも大人の声かけの次第で、またやってみようとチャレンジする力がつき、その積み重ねが自信になります。
 
 
さて、現在の息子はと言うと、絵を描くことが大好きで、だいぶ上手に絵を描けるようになりました。人物の絵は、首や腕、足もある通常の人の絵が描けるようになりました。
 
 
好きなアニメのキャラクターを描くことが好きで、より上手く描くには、どうしたら良いか自分で創意工夫をして描いています。
 
 
図工の成績で「よくできている」という1番良い評価をもらってくることもありますし、私が思わず感動してしまうような素敵な絵を描いたりすることもあります。
 
 
苦手なものほど、お母さんがたくさん肯定的な声かけをしてあげてくださいね。嫌いにさえならなければ、後からいくらでも上達することができますよ。
 
 
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執筆者:高嶋ともこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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