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時間感覚が弱い発達障害の子の朝の支度がサクッと進む!3つのポイント

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小学生なのだから、そろそろ朝の準備は自分で時間を見ながら動くようになってもらいたい!特に忙しいお母さんにとっては子どもの朝の支度の問題は切実な悩みではないでしょうか? そんな時間感覚が弱い発達障害の子が自分で準備できる方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.朝の支度は自分でできるようになって欲しい!

 
 
朝はどこのお家も忙しい時間帯ですね。そんな忙しい朝に子どもが
 
・なかなか起きてこない
・起きてきてもグズグズして着替えない
・朝ごはんもほかに気を取られて進まない
・いつまでも学校に行く準備ができずに出かけられない
 
なんてことがあると、毎日忙しいお母さんはつい子どもにイライラしてしまいますよね。
 
 
小学生になったのだから、そろそろ自分で時間を見ながら準備できてもいいんじゃない?と思うと、余計にイライラしてしまうかもしれません。
 
 
 
 
 
また、お母さん自身が出かけなきゃいけないとなると「なにやってんの!早くしてちょうだい!」なんて子どもに大きな声をしてしまってはいないでしょうか?
 
 
しかし、発達障害の子に大きな声でせかしても子どもがテキパキ動けるようになるわけではありません。
 
 
特に発達障害の子は学校に行こうと思っているにも関わらず、なぜか間に合わない、準備ができないということがあります。
 
 
さらにお母さんにあれこれ言われると、もう嫌だ!やっぱり学校行きたくない!と言い出したり。 そんな時にお母さんはどんな対応をしたらいいのかお伝えしますね。
 
 
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2.なぜ朝の支度がうまくいかないの?

 
 
発達障害の子が学校にちゃんと行きたいと思っているにも関わらず、準備が間に合わないのはなぜでしょうか?
そこにはいくつかの理由があります。
 
 

◆時間感覚が弱い

 
 
時計は読めるようになったけれども、例えば10分という時間がどのくらいの長さかという時間感覚が弱い子がいます。
 
 
あと10分しか時間がないと言われても、それがどのくらいなのか感覚的によく分からず、見通しが立てられないのです。
 
 
わが子も7時半に家を出ないといけないのに、7時15分になってもまだご飯を食べているということがありました。
 
 
さらに、今7時15分だよと伝えると「うん」と返事をしただけで急ぐ様子もなく、7時半になった時点で焦ってパニックになるということを繰り返していました。
 
 
発達障害の子は時間感覚が育つのがゆっくりな子も多く、自分ではまだ大丈夫と思っていても気が付くと時間が過ぎているということが起きてしまうのです。
 
 
 
 
 

◆やることがたくさんある!

 
 
朝、時間通りに出ようと思ったら、時間を気にしながら顔を洗い、服を着替えて、ご飯を食べて、忘れ物のないように準備をして出かけるということが必要です。
 
 
しかし、顔を洗っているうちに、歯磨き粉が少なかったことが気になったり、どの服を着ようかと思っているうちに服の柄が気になったり…。
 
 
準備を進めるにはやることが多すぎてどれからやっていいか分からず、そのうち準備することから気持ちがそれて集中できないということが起きてしまうのです。  
 
 

◆朝の覚醒度が低い

 
 
発達障害の子は睡眠に問題を抱えている子も多く、朝起きてからも覚醒度が低く目が覚めていても頭がぼーっとしていることがあります。
 
 
頭がしっかり起きていないので、朝の準備をするというエンジンがかからずお母さんがせかしても、うわの空。
 
 
せっかく起きてきても、触り心地のいいソファーやクッションと仲良しになってしまうことはよくあることですね。
 
 
このように、発達障害の子どもにとって、朝の支度を決まった時間までにこなすにはたくさんのハードルがあるのです。  
 
 
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3.時間感覚の弱い子も支度ができるようになるおすすめの方法

 
 
それではどうしたら、朝の準備ができるようになるでしょうか?時間感覚の弱い子向けにおすすめの方法をお伝えします。
 
 

◆やることリストの作成

 
 
やらなきゃいけないことができない、時間通りに出られないのは子ども自身も嫌になっています。
 
 
そこで、まずやることを書きだしてリスト化することをオススメします。
 
 
これは頭の中だけで段取りを考えるよりも、目で見て確認することで混乱せずに整理して理解するためです。
 
 
朝起きる、服を着替える、顔を洗うなど、朝の一連の流れを子どもと一緒にリストにすることで、子どもも頭の中でやることを再確認することができます。
 
 
 
 
 
起きてからは、そのリストを見て済んだものにチェックをしていくと何が残っているかはっきりと見て分かるようになります。
 
 
このとき、やることリストに時間を記入するかどうかは迷うところです。
 
 
時間配分のために細かく時間設定をするとやる気になる子もいますが、時間通りに進まないことでやる気を失ったり癇癪の原因になるなど逆効果なこともあります。
 
 
時間が迫ってくることがプレッシャーになってしまう場合には、まずは一連の流れをこなす事にだけ注力して時間配分はお母さんが声をかけるなどサポートしてあげてくださいね。
 
 

◆朝起きるためのモチベーション

 
 
朝の覚醒度が低いことへの対策は、興味のあるものを準備することが有効です。
 
 
誰でも興味のないことやよく分からないことには関心が向きませんが、楽しみがあるとやる気がでるように、子どもの興味のあるものを準備して朝起きるモチベーションとして利用するのです。
 
 
朝起きられたらお菓子を1個食べてもいい
朝ごはんは大好きなおかずがついてくる
 
 
など、朝起きたらこんな楽しいことが待っているというものが準備できると、早起きをするきっかけになります。
 
 

◆ルーティン化する

 
 
朝起きて、リストを実行することができたら、できるだけ朝の流れは変えないでおくことをおすすめします。
 
 
発達障害の子はイレギュラーなことには抵抗があったりしますが、毎日の習慣は受け入れやすいのです。
 
 
毎日、朝起きたら服を着替えて洗面所に行って…など毎日同じ流れにしておくと、次はなんだったかな?と考えなくてもよくなるので早く行動できるようになってきます。
 
 
また、時間までに準備ができたことをしっかりと褒めてあげることも効果的です。
 
 
今日も早く準備できたね
さすが!お母さんも助かっちゃった。
 
 
など、お母さんからの肯定的な声かけが子どもの自信を育みます。
 
 
子ども自身もできるようになって自信が持てると、また明日も早く起きて準備しようというモチベーションにもなってきます。
 
 
いかがだったでしょう?
 
 
発達障害の子の時間感覚は一朝一夕に身につくものではありません。子どもによってはある程度大きくなってから伸びる脳の機能です。
 
 
時間感覚を身につけさせないと…とお母さんがとらわれていると、子どももプレッシャーになって自信を失いかねません。
 
 
自分で予定を立てる、実践してうまくいく、繰り返して自信をつけるということで朝の支度はできるようになってきます。
 
 
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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