グレーゾーン 対応 年末年始

もうすぐ冬休み!発達障害の子どもに絶対に「お手伝い」させてほしい、本当の理由とは?

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学校がない長期休みは楽しい反面、家事負担が増えて大変なお母さんもいらっしゃると思います。長期休み中、発達障害の子どもにしっかりお手伝いさせてみませんか?お手伝いが子どもの発達を加速させる理由をお伝えします。
 

【目次】

1.この冬、「自分がやった方が早い!」を卒業しませんか?

 
 
私は小学校1年生の発達障害・自閉症スペクトラムの男の子を育てています。
 
 
先日、息子のクラスで「お手伝いウィーク」なる宿題が出されました。
 
 
自分で何をお手伝いするか決めて、1週間欠かさずやり遂げよう!
 
お手伝いできた日は、お母さんからシールやハンコをもらってね!
 
 
というもの。「お手伝い」を宿題として課されることは珍しくありませんよね。
 
 
が!!この宿題、クラスのママたちからは相当評判が悪いです(笑)
 
 
お手伝いしてくれる気持ちはうれしいけど、正直邪魔!
 
家事のペースを崩されたくない!
 
どうせやり直さないといけないから、二度手間になる!
 
こちらの事情もあるのに、お手伝いの内容を子どもに決めさせるなんてあり得ない!
 
 
「お手伝いしないことが一番のお手伝い」という名言まで飛び出しました…
 
 
みなさん、ここまで読んでいただいてどう思われましたか?「私も!」と思われた方、少なくないと思います。
 
 
今日はそんなあなたに、発達障害・グレーゾーンの子どもだからこそ、絶対にお手伝いをさせるべき本当の理由と、どんな子でもお手伝いできるちょっとした工夫についてお伝えします。
 
 
今年の冬休みは、ぜひ積極的にお手伝いに参加させてあげてくださいね!
 
 
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2.年少の息子に家事を叩き込んだ1年

 
 
私の息子は、幼稚園の年少で発達障害の診断がおりました。
 
 
そのときに感じたのは、「何とか一人で生きていけるように育てなければ!」という想い。
 
 
「一人で生きていく」
  ↓
「一人で生活ができる」
  ↓
「家事ができる」
 
 
という連想で、1年をかけて息子に家事を叩き込みました。正直なところ、本当に大変でした。
 
 
4歳児にできることなんてしれていますから、スムーズに進むように準備は欠かせません。
 
 
例えば、カレーを作るのを教えたときには、息子が幼稚園に行っている間、野菜の皮をすべて剝いたり、お水を手元も準備したり。とにかくスムーズに調理が進むように準備!
 
 
また、後から見返せるように、自作のレシピブックも作りました。
 
 
使った材料、各工程で息子が調理している様子、食べている様子、すべて写真に撮ってレシピをつけてファイルに挟む!
 
 
今考えてもよくやってたよ…と思います(笑)
 
 
 
 
だからこそ、お母さんも子どもも、もっと簡単に、もっとラクに、もっと楽しくやれる方法はないのか?と考えるようになりました。
 
 
そもそも、どうしてお手伝いをした方がいいのか?という本質を考えるようになったのです。
 
 

3.発達障害の子どもにお手伝いさせてほしい、本当の理由

 
 
どうして、発達障害の子どもにお手伝いさせたいのでしょうか?それは、発達障害の子どもがお手伝いすると、発達を促すことになるからです!
 
 
そう、お手伝いが発達支援になる。これが発達障害の子にお手伝いさせてほしい理由です。
 
 
どうして発達支援になるのか?を説明しますね。
 
 

◆①運動になる!

 
 
普段の子どもたちの生活を振り返ってみてください。学校から帰ってきたらずーっとテレビの前に座り込んでゲームをしていたり、ゴロゴロしてソファから一歩も動かなかったりということはありませんか?
 
 
特に今年は、新型コロナウィルスの影響で外で遊ぶ機会、運動する機会が激減しました。
 
 
脳全体を活性化させるには、「運動」がポイントになります。脳で運動機能をつかさどる「運動野」はそのほかの機能の土台の部分に位置しています。
 
 
つまり運動をして「運動野」が活性化すると、そのほかの部分も活性化する仕組みになっているんです。
 
 
発達が気になるお子さんを伸ばしたい!と考えるなら、まず運動量が十分かチェックしてみてください。それぐらい運動と脳の発達には密接なつながりかあるんです。
 
 
そして、この「運動」は、ジョギングやサッカーをするしかないというわけではありません。もちろん、競技の方が運動量が大きいのでオススメですが、運動嫌いな子にとってはつらいですよね。
 
 
この「運動」は日常生活での動きも含まれています。トイレに行くために立ち上がる、歩いて自分の部屋に向かう、などもすべて「運動」という扱いになります。
 
 
ですから、テレビの前に座って、石のように動かない子どもでも、お手伝いに誘うことに成功すれば運動になるんです!
 
 
 
 

◆②目と手の連携の宝庫!

 
 
お手伝いには発達のトレーニングになる要素が満載です。
 
 
例えばおそうじで、ごみや汚れを見つけることは「見る」トレーニングになります。いろいろな道具を使うと手先のトレーングにもなります。
 
 
これだけでもスゴイのに、お手伝いには「見ながら手を動かす」、目と手の連携する動作が非常に多いんです!
 
 
・よごれを見つけて、雑巾でふき取る
 
・人参を見ながら、包丁で切る
 
・タオルの端同士を見ながら、ぴったり合わせる
 
 
など、掃除でも、料理でも、洗濯でも、目と手が連携する動きばかりです。
 
 
実は、この目と手が連携する動きは、
 
 
・黒板を板書する、教科書をノートに書き写すといった学習面
 
・飛んでくるボールをキャッチするなどのスポーツの面
 
 
でも、とても重要な動きになります。
 
 
板書が遅いなら、「頑張って書きなさい!」というのではなく、お手伝いをすることで鍛えることができるんです。
 
 
 
 

◆③自信がつく!

 
 
発達障害の子どもたちは、脳の特性による苦手がありますよね。本人が努力してもなかなか克服できなくて、周囲の人から誤解されることもあるかもしれません。
 
 
頑張っているのにできない。これは子どもが自信を失ってしまう原因のひとつです。「こんなに頑張っているのにうまくできない自分は、やっぱりダメな人間なんだ…」と思ってしまうのです。
 
 
だからこそ、発達障害の子育てで、子どもに確かな自信をつけてあげることは大きなポイントになります。大人も子どももほめられたら自信になりますよね。
 
 
積極的に子どもにお手伝いをしてほしい最大の理由はここにあります。子どもがお手伝いをすれば、お母さんがほめてあげられる回数が圧倒的に増えるからです。
 
 
子どもがお手伝いに応じてくれたら、
「やってくれる?ありがとう!助かるわ!」
とほめる。
 
 
子どもがお手伝いしてる最中は、こまめに
「わっ!すごくきれいになってる!」
「さすがだね!」
と声をかける。
 
 
お手伝いが終わったら、
「お手伝いありがとう!お疲れさま」
とあたらめてほめる。
 
 
たった1度のお手伝いだけでも、こまめに声をかければ10回以上ほめることだってできるんです!
 
 
このように、普段学校生活の中で自信を失いがちなお子さんは、お手伝いをしてもらって
 
・とにかくたくさん褒められる
・人から感謝される
・1つの役割をやり遂げる
 
という経験をして自信をつけられるのです。
 
 
自信がつけば、新しいことに挑戦してみようという意欲がわき、脳がどんどん発達していきます。
 
 
このように、発達障害・グレーゾーンの子だからこそお手伝いをしてほしい理由があるんです。
 
 

4.お手伝いを成功させる秘訣は、ラストワン!

 
 
そうはいっても、親にとっては家事を手取り足取り教えるのって大変ですよね。
 
 
そこでオススメしたいのが、お子さんには、作業の「ラストワン」だけをお願いするというもの。
 
 
例えば洗濯物なら、1枚だけ残してあとはお母さんがささっとたたんでしまいます。
 
 
1枚だけなら、「これぐらいなら…」と子どものハードルはぐっと下がります。
 
 
お母さんも、洗濯物の山を見たら、「うわぁ…」とやる前からしんどくなりませんか?目に見える情報は心理的な影響がとても大きいんです。
 
 
ですから、「これぐらいなら楽勝♪」という量まで減らすことがポイントなんです!
 
 
洗濯物なら、最後の1枚。
 
料理なら、最後の味付け(調味料はお母さんが合わせておき、混ぜるだけ)。
 
掃除なら、汚れ1カ所!
 
 
まずはラストワンから始めて、慣れてきたら少しずつ増やせばOKです!
 
 
 
 
このラストワン作戦は、お母さんにとってもメリットが♪
 
 
最後のひと手間なら、お母さんのやり直しにかかる労力はほとんどありません!
 
 
私が息子に家事を叩き込んでいた時、何が一番しんどかったかというと、息子に教えるつもりでスタンバイしていたのに、息子のエンジンがかからなくてずーっと待っていたこと。
 
 
時間の無駄は母の敵です!どんどんイライラしてきてしまいます。
 
 
ラストワン作戦なら、作業を進めておけますし、「今日はお手伝いさせるの無理そうだな」というときのダメージもほとんどありません。
 
 
お手伝いは子どもの発達を促して、子どもに自信をつけ、お母さんもいずれはラクラクに。お手伝いはまさに一石三鳥!
 
 
ぜひ今年の冬休みは、お手伝いのラストワン作戦を試してみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 

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