サンタクロースが怖い!?不安が高い発達障害の子どもへのクリスマス対応！

クリスマスが近づいてきましたね。不安が高い発達障害の子どもは丁寧に対応しないとクリスマスが楽しめないこともあります。特に対人恐怖があるお子さんは要注意！今回は、そんなお子さんの不安をやわらげる対応をお伝えします！

【目次】

子どもにとっても、大人にとっても楽しいクリスマス！のはずが、サンタクロースが怖いとおびえるお子さんを前に困られているお母さんは、実は多くいらっしゃいます。

発達障害・グレーゾーンの不安が高い自閉症スペクトラム（ASD）症状を持つ子どもの中には、サンタクロースが怖いと感じてしまう子がいるんです。

・大きな男の人だから怖い！
・空を飛んでくるから怖い！
・どこからくるか分からないから怖い！
・どこの誰か分からないから怖い！
・家に勝手に入ってくるから怖い！

など理由は様々です。

しかも、これからの時期は外出先でもサンタクロースの着ぐるみを着た人が街頭に立っていることもあります。そこに出くわしたときに、子どもが恐怖を感じ、何も行動できなくなってしまうのは見ていてとても不憫です。

サンタクロースを怖いと感じてしまう理由の中には、対人恐怖という症状を抱えている場合があります。一度恐怖を抱いてしまうと、なかなか良い状態に戻すのは至難の技！

今回はサンタクロースへの恐怖をやわらげ、ご家族で一緒に楽しいクリスマスを過ごせる対策を紹介します！

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ここで、我が家で実際にあったクリスマスの話をさせてください。

我が家の娘は現在幼稚園の年長さんです。ASD症状の１つでもある不安が強く、対人恐怖の傾向もありサンタクロースへの存在に恐怖を持つようになりました。

・サンタクロースの話をすると極度に嫌がる！

・お出かけ先で、クリスマスイベントにいたサンタのおじさんには恐怖を示し、近くを歩けず遠回りして歩く！

・サンタを見つけて飛びつく他の子どもたちを恐怖の目で見つめている！

・クリスマス当日に我が家のツリーの下に置いてあった娘へのプレゼントは、怖がり開けようとしない！

初めは、親の私もサンタクロースが怖いだなんて想像もしませんでした。

というのも、子どもにとってクリスマスは、何もしなくてもプレゼントがもらえる楽しいイベントと当たり前のように思っていたからです。

しかし、娘には、私の当たり前は通用しませんでした。

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クリスマスをもっと楽しめるようにしてあげたい！恐怖をやわらげて行動を促してあげたい！と思い、我が家では２ステップの対策をクリスマス時期に行いました。

まずはサンタクロースへの恐怖を取り除いてあげることからスタート。

１つ目のステップとして我が家では可愛い絵本を用意しました。

もし恐怖が強いような場合には、乳児期に読むようなやわらかいイラストのようなタッチの絵本がおすすめです！

また、飛び出す絵本も今ではたくさんありますので、お子さんと一緒に受け入れやすいものを選んでもいいですね。

絵本でサンタクロースは何をしに子どもの元へやってくるのか？どこからやってくるのか？というのがわかることで、不安が少しずつ緩和されていきます。

絵本を読んでいないときにも、絵本の振り返りとして、会話の中で優しいサンタクロースを想像できるようなお話をしてあげるようにしてあげてください。

次のステップは、サンタさんにお願いするプレゼント選びです。

「サンタさんに何のプレゼントをお願いしようか？」と親子で一緒に子どもの欲しいプレゼントを選びます。

お母さんとしては、ここで子どもの欲しいプレゼントをさりげなく知るチャンスもやってくるので、一石二鳥ですね。

ここでもサンタさんへのプラスの情報を会話の中に取り入れながら、子どものワクワクをかき立ててあげてくださいね。

いかがでしょうか？発達障害・グレーゾーンの不安が高いASD症状を持つ子どもは私たちが思いもよらないことで一人恐怖を感じてしまっていることがあるんですよね。

我が家も不安をやわらげる２ステップで今年は楽しいクリスマスが過ごせそうです。

今年のクリスマスはサンタクロースへの恐怖を克服して、せっかくの機会なので一緒に脳を発達させてしまいましょう！こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

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執筆者：みずおち梨絵
（発達科学コミュニケーションリサーチャー）