お子さんの仕上げ磨きに毎日お手上げ状態になっていませんか?お母さんが頑張らなくても、マイペースな発達障害の子が優位な〇〇の特徴を使ってあげるだけでいいんです。一瞬で仕上げ磨きを終えれる優秀アイテムをご紹介します! |
【目次】
1.仕上げ磨きに1時間も!マイペースな子どもの相手にヘトヘト
私は、小学校2年生の自閉症スペクトラム(ASD)の娘の夜の仕上げ磨きがスムーズにできず、毎晩ヘトヘトになっていました。
娘が横になり、仕上げ磨きスタート!と、シャカシャカ歯を磨いていると…
「ちょっと待って!」と、
・きょうだいがしていることが気になりそちらへ直行したり、
・テレビを見たくて中断したり、
とにかく周りのことが気にかかり、気持ちは歯磨きからそっちのけ状態でした。
そして、歯磨きを中断される度に他のことに夢中になっているマイペースな娘を連れ戻すことにもまた一苦労です。
そうこうしているうちに、1回の仕上げ磨きにかかる時間は…なんと約1時間!
その1時間の間、娘は歯磨きのことを気にもしていません。
ここまで全力を尽くしてまでしなければならない毎晩の仕上げ磨きに、私はクタクタでした。
もう、開き直って磨いてあげること自体を諦め、歯磨きをしない日が何日も続いたこともありました。
そんな時、ふと娘が仕上げ磨き中に何度も何度もわたしに問いかけていた言葉を思い出しました。
「あとどれ位で終わる?」
と、いつも聞いてきていたので私は
「あと2分くらいよ♪」
というふうに、予測した時間をそのまま娘に提示していました。
2.伝え方が悪かった?!発達障害ASDの子が動きやすい特徴とは
発達障害ASDの子は、見通しがつかないと不安を抱きやすい特徴や言葉からの理解よりも目で見た情報が優位な特徴があります。
例えば、
「歯ブラシと歯磨き粉を用意してハミガキをしようね!ハミガキができたら、うがいをしてね!」
と、言葉だけで伝えるよりも、歯ブラシと歯磨き粉、コップの絵をみせながら伝えてあげた方が理解しやすいのです。
視覚優位の特徴を活かした対応をすると、スムーズに行動することができるのです。
では、仕上げ磨きをする場合はどのような対応をすればいいのでしょうか?
わたしは、毎回娘が問いかけてきていた言葉に着目しました。
「あとどれ位で終わる?」
もしかして、歯磨きにかかる時間が視覚的に解ればいいのかも!とひらめいたのです!
全力を尽くさなければできなかった毎日の仕上げ磨きが、視覚優位の特徴を活かすことで、なんと一瞬で終えれるようになったのです!
私が活用した優秀アイテムをこれからご紹介します!
3.優秀アイテムを使えば仕上げ磨きなんて一瞬でした!
それは、視覚タイマーです!
視覚タイマーは、残り時間があとどれくらいなのかを目で見てすぐわかるように工夫されているタイマーです。
時間の経過とともに色がついた部分が減っていく 仕掛けになっているので、言葉からの「〇分」よりも明確に時間を把握できます。
これは、視覚優位なお子さんや見通しがつかないことが苦手な発達障害の子にとっては優秀アイテムなのです!
早速、娘へ使ってみると…
仕上げ磨き中にタイマーをじーっと見て、ちゃんと歯磨きが終わるまでの間中動かずにじっとして待つことができたのです!
今までの1時間のわたしの労力はなんだったのか…。
視覚タイマーを使うことで、娘の仕上げ磨きを一瞬で終えることができました。作戦、大成功です!!
今では、ハミガキに掛かる時間を把握できたようで、視覚タイマーの代わりに仕上げ磨き中はマンガを読んでいます。
うちの子も視覚優位な特徴があるかも!と思れた方、色んな場面で視覚タイマーを活用してみてはいかがでしょうか。
仕上げ磨きをじっと終えるのを待てるようになるアイテムはこちら!
執筆者:おおむらさえ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)