上から物を落とす行為が許せないお母さんいませんか?IQが高く、発達に凸凹のあるギフテッド(2E)男子の上から物を落とすという遊びを物理学の学びに進化させる方法とそれに伴う危険回避術をお伝えします。今回は、危険秘術について読んでくださいね♪ |
【目次】
1.落下実験が大好きなギフテッド(2E)男子の生態
2.行動の原点は、知的好奇心にあり
3.危険回避のために決めておきたいルール~落下編~
①落下させてもいい場所を決める
②落としていいものを決める
③終わったら必ず全てを拾う
1.落下実験が大好きなギフテッド(2E)男子の生態
消しゴム、ブロック、スーパーボールなどなど…なんでも高い所から落として、遊んでいる子いませんか?
「なんでそんなことするの!」とついつい怒ってしまうお母さん。
そのお気持ち、すごく良くわかります。
私も、IQが高いのに発達に凸凹があるギフテッド(2E)男子のこの遊び方に振り回されていました。
ギフテッド(2E)については、こちらをお読みください♪
そんな息子に振り回された私だからこそわかった、この遊びの危険回避法についてお伝えします。
高い所から物を落とす。なんとも無駄に見えるこの遊びは、実は落下実験なのです。
この遊びは、
物を落としたらどうなるのか?
どういう風に落ちていくのか?
を知りたくてやっています。つまり、知的好奇心を満たしたくて行っています。
だからと言って、物は落としたら壊れる!床が傷つく!下に人がいたらケガしちゃうなど、止めたい理由はたくさんありますよね。
2.行動の原点は、知的好奇心にあり
では、なぜ物を落とす遊びを止めてはいけないのでしょう?
実は、ギフテッドの子には「過興奮性」と言って、特定の刺激を多く受け取りやすいという特徴があります。
この特定の刺激の一つに知的過興奮性があります。
簡単に言いますと、人より多く知りたいという刺激を感じやすくなっているということです。
この知りたいという刺激が他の子よりも大きいので、このやりたいという気持ちを邪魔されることに他の子よりも大きなストレスを感じます。
だから、何度止めてもいうことを聞いてくれないのですね。
とはいっても、早く上から物が降ってくる状態を終わらせたいですよね。
この実験は、知的好奇心を満足させるために子どもはやっています。これを満足させずに、止めさせて親子バトルになると子どもは親がいないところでこの知的好奇心を満足させようとします。
学校の階段や公園などで落下実験をして、物を壊した、誰かにけがをさせて親子で怒られる。そんな経験したくないですよね。
だから、この知的好奇心をお母さんの見える範囲で満足させることが必要なのです。
3.危険回避のために決めておきたいルール~落下編~
じゃあ、どうしたら、安全にお子さんの知的好奇心を満足させることができるのでしょうか?
ここからは、我が家での対応についてお伝えします。
それは、実験する際のルールを作り、そのルールをきちんと理解してもらうことです。
我が家には、危険を回避するために決めている落下実験のルールが3つあります。
◆①落下させてもいい場所を決める
一番大切なのが、これ。家の中にある階段など、周りの人の迷惑にならない場所を設定しましょう。
このルールを決めておかないと、この落下実験を家の外でやり始めてしまうという事態が発生します。
ショッピングモールの階段の上から物を落としたり、お友だちのお家の吹き抜けの上から、物が落ちてくる、学校の階段で文房具が降ってくるなんて事態になりたくないですよね。
ですから、まず一番にこのルールをお子さんに伝えてください。
◆②落としていいものを決める
この遊びは、落下する現象を観察するためにやっていることなので、落下させて良いものを決めましょう。
例えば、スーパーボールや柔らかくて軽いボール、紙飛行機など、お母さんが落としてもOK!と許可したものだけ落下させていいというルールを決めましょう。
これを決めておかないと、プラスチックの水筒が落下実験により、数日で壊れるという事態が起きます。(実話ですw)
◆③終わったら必ず全てを拾う
これが一番理解してもらうのが難しいルールになります。
やったからには、片付けて欲しいですよね。お互いストレスなく、この遊びをするためにこの全部拾うというルールもお子さんに伝えましょう!
このときに大切なことは、なぜ全てを拾わなきゃいけないかを理解してもらうことです。
「片づけるのは当たり前!」とか、「危ないでしょ!」の一言で終わらせないでください。それだけでは伝わりません。
ギフテッド(2E)の子は、聡明であればあるほど、他の人と違うものの見方をしています。
賢いんだから、「考えたら、わかるでしょ。」という言葉は、ギフテッド(2E)の子には、通用しません。考えたけど、わからないからやらないのです。お子さんが納得のいく理由を教えてあげてください。
そこで、ワンポイント!
ここでは、お母さんや弟・妹などお子さんが守りたいと思っている人を主語にして伝えてください。
主語がない場合やお子さんを主語にしてしまうと
NG例
私 :踏んで転んだら、どうするの。
息子:踏んでも大丈夫。てか、踏まないし。
と言う会話、もしくは、心の中での会話が起きます。
OK例
私 :お母さんが踏んだら転んで大けがするかもしれないから、片付けてね。
息子:お母さんがけがをしたら、大変だ!片付けよう!
と納得がいく理由を伝えてあげてください。
ここでも、踏んでも痛いだけだよ、別に大丈夫でしょ!と思っている子もいます。
大きな物を持っていたら、下が見えないことがあることなど、お子さんの納得のいく理由を一緒に探してくださいね。
このお子さんの脳を刺激するチャンスを活かすのか、お子さんとのバトルにするのかは、お母さん次第です。
ぜひ、安全を確保した上でドンドン楽しく実験をして、お子さんの考えてやってみる力を伸ばす選択をしてくださいね。
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)