そろそろ来年の4月に入園するお子さんの幼稚園を真剣に考える時期になりますね。発達障害グレーゾーンの人見知りが強いタイプのお子さんは小学校生活を視野に入れて決めることも大切!今回は我が家が決める際に考慮して良かったポイントをお伝えします。 |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの幼稚園選びは目先にとらわれない
来年の4月に入園を控えているお子さんの親御さんは、そろそろどこの幼稚園にしようか選択をしなくてはならない時期に入りますね。
今年も昨年に引き続き、コロナ禍での幼稚園の行事や見学も控えざるを得ない状況にあります。
そのような中、不安が強い、人見知りタイプの子であればなおさら情報が少ないことで心配かと思います。
不安が強い人見知りタイプのお子さんは、どちらかというと控えめに映るタイプが多く、元気で活発な幼稚園だと見過ごされてしまう可能性もあります。
人見知りの強いお子さんに教育方針や保育者の質とは別に重視してあげると良いことは、
・幼稚園のクラスは何人か?
・行事の規模はどれくらいか?
などです。しかし、これにもう一つチェック項目を加えていただきたいと思います。

親御さんのお子さんへの、こうなってほしい!などの想いもよくわかります。しかし、通うのはお子さん自身です。幼稚園は社会生活の第一歩です。
幼稚園で大きな自信と安心を味方につけて小学校へ繋げていくことが重要です。
今回は、我が家で幼稚園を決める際に考慮して良かったと強く感じた大切なチェック項目をお伝えします。
2.人見知りが強めの娘に考慮したチェック項目
ここで娘の話をさせてください。我が家にはこの4月に小学校1年生になった娘がいます。
3年前になりますが、娘の幼稚園を決める際にも我が家はとても悩みました。発達障害・グレーゾーンで不安が強く、人見知りも強くあったからです。
私が住む町では幼稚園が多くあり、その特色もさまざまでした。しかし、どの園も大きく変わるところはそこまではない!というのが今から考えると正直な感想でもあります。
しかし、幼稚園選びで悩んでいる最中に相談した先輩ママから言われたのが、「不安の強い人見知りタイプの子はどこの幼稚園でも良いわけではないよ!」という言葉でした。
その時に、教育方針や保育環境ばかりに目を向けていたのですが、それに加えもう一つ大切なチェック項目があったのです。

私は、娘を取り囲む環境で人とのつながりを見落としていたのです。候補の幼稚園はもちろんいくつかあったのですが、人とのつながりを考えたときにあっさり一つの園に決めることができました。
次項で大切なチェック項目をお伝えしますね。
3.先を見据えた選択で安心して小学校へ繋げる
親から見ても、候補の幼稚園の中ではそこまで大きな大差はないと感じる一方で、決定的な違いが一つあります。
それは、そこの幼稚園からお子さんが通う予定の小学校へは毎年どれくらいの人数が入学しているか!ということです。
こちらを園に問い合わせした際、見学に行った際に聞くチェック項目に付け加えていただけたらと思います。
なぜなら、発達障害・グレーゾーンで不安が強い人見知りタイプのお子さんは、小学校へ上がるなど環境が大きく変化するときにとても大きな不安に襲われます。
そのようなとき、幼稚園で3年間ともに過ごしてきた顔見知りやお友達がいるだけで安心感を得ることができるのです。
また、一緒の園から行ったお友達も共に理解しているので、何か困ったときに助けてくれることもあります。
大人だって、大きな変化を伴うときに知り合いがいたら安心することありませんか?
不安が強い人見知りタイプの子どもなら尚更です。
娘は、現在、幼稚園で一緒だったお友達と休み時間や放課後を過ごすことが多いです。なかなか自分からは声をかけていけるタイプではないので、幼稚園から一緒のお友達と過ごすことが大きな安心感へと繋がっています。
一からお友達を作るってなかなか難しいこともありますよね。しかし、幼稚園時代からの知り合いがいることで、新しい環境になっても不安を半減させてあげることができるのです。

ぜひ、今考慮しているチェック項目の一つに、同じ小学校へ入学する数を加えてみてくださいね。毎年の人数を聞けば大体お子さんのときにも同じくらいだと思って良いと思います。多ければ安心の種も増えるのではないでしょうか。
幼稚園の3年間をどう過ごすかで、スムーズに小学校生活へと移行させることができます。
常に先を見据えた選択を、私たち親もしていきたいですね。一緒に頑張りましょう!
幼稚園選びでは、こちらの記事でも紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)