小学生 自閉症スペクトラム

感情を表現することが苦手な不登校の子が運動で伝える力をUPした方法とは!

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自分の気持ちを伝えることができない、感情表現が苦手な子どもの悩みは親も尽きないですよね。実は、運動と感情の脳には繋がりがあるんです。運動不足だった不登校の小学生の娘が身体を動かすと共に伝える力を身に付けていった体験談を紹介しています。
 

【目次】

 

1.運動すると何のメリットがあるの?

 
 
お子さんもお母さんも、最近運動していますか?身体を動かすとリフレッシュできて、気分も良くなりますよね!
 
 
子どもは特に運動能力が急速に発達する大切な期間。お子さんが身体を動かせるようにと、心がけておられる方も多いのかもしれません。
 
 
逆に、身体を動かす機会が少ないと、頭が働かなかったり気分が晴れない!というご経験があるお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
 
 
 
 
実は、喜怒哀楽を表現する感情系の脳のエリアは運動系のエリアとの関わりが強いんです。
 
 
このことは、自閉症スペクトラム(ASD)の不登校の娘の実際に体験した変化の様子からも明らかに解りました。
 
 
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2.不登校が原因?運動量が激減した娘

 
 
小学4年生の途中から不登校となった娘は、今まで歩いて通っていた学校の通学路を通ることもなくなり、ほとんど自宅で過ごす生活スタイルへと変化し運動量は激減しました。
 
 
娘はASDでもあり、HSCという繊細な子で自分の気持ちを表現することや感情を伝えることが元々苦手な子です。
 
 
「イヤだ」、「やめて」を言えないため、本当は思っていることがあるのに上手く友達に気持ちを伝えられないことで、学校生活でも苦しい思いや損をすることが多々あったようです。
 
 
家族間でも、中々自分の思いを口に出して伝えることができないことが原因で、3つ年下の妹の言いなりになってしまう程にも感情を口に出して表現することが苦手だったのです。
 
 
不登校になった頃の当時は、メンタル面も落ちていたので自ら運動を好まない傾向もあり、多くても月に1回程度公園へ出かける程度の運動量でした。
 
 
そのような状況から、娘に合った環境でどうにか生活リズムを取り戻してあげたい!と思い、不登校児用に開設されていた運動療法が専門の午前中の放課後デイサービスに通い始めました。
 
 
予約枠の関係もあり、通い始めは月に2、3日。徐々に日数を増やしてもらい月に6日程度の頻度です。
 
 
ここの療育施設では、先生への安心感や娘にとって過ごしやすい環境になり、自ら張り切って通うことができています。
 
 
ですが、娘は毎日走って遊ぶような身体を動かす生活から離れて1年以上経っていたので、
 
 
最初はたった数分のトランポリンをしただけで、「疲れた…」
 
 
ほんの短い時間の追いかけっこでも、「疲れた…」
 
 
と、1回の療育時間内で何回「疲れた…」を言った?と数えたくなるほどでした。
 
 
 
 
娘は元々身体が弱いわけでもなく運動はわりと好きな子だったのですが、身体を動かす度に疲れたが口癖になっていました。
 
 
それもそのはずだったのです。子どもの運動の理想量を歩数で表すと、1日13000歩
 
 
ですが、娘は歩数計の表示を見て当時は1000歩で大喜び!というレベルの運動量だったのです。
 
 
脳の働きからすると、1⽇の平均が5000~6000歩位の⼦どもは全体的に脳の活量があがってないと言われているのですから、
 
 
娘は…運動量からすると良くて理想の10分の1程度しかない!運動量も脳の働きも、全く足りていなかったのです!
 
 

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3.感情の表現が苦手な娘が運動すると同時に変化した!

 
 
療育施設内では、ブランコのような揺れの大きな動きをする道具や、ボルダリングやクッションを使ってジャンプをするなど手足や全身を動かす粗大運動をすることができる場です。
 
 
学校へ行く代わりに娘は定期的に療育で運動をし始めると、目まぐるしく変化が現れてきたのです。
 
 
通い始め、半年後、1年後という3つのスパンに分けて娘の様子を伝えていきますね!
 
 

◆身体を動かし始めは気持ちの表現方法も体力も未熟だった娘

 
 
通い始めの頃は、運動経験の少なさや運動企画の未熟さから、娘自身の色んなことを取り組もうとする範囲も狭く、慎重さや戸惑う場面が多くありました。
 
 
例えば、クッションから跳び下りる際のボディイメージがわからないことで、動きにも不安が表れていたり、ブランコのような道具に対しては回転や揺れに対して恐れる様子です。
 
 
そして、当時は先生に対しても「イヤだ」と言えず、娘の意に沿わない指示の場合にはいつも先生に対しても無言という状態でした。
 
 

◆運動量が増えていくと伝える力が付いてきた!

 
 
そこから半年後、先生にも随分と慣れて「イヤだ」という断りの言葉は言えるようになってきました!
 
 
一方で「~したい」と気持ちを表現することに対してはまだ苦手さは残っていましたが、娘が相手に対して「イヤだ」という気持ちをハッキリと伝えることができるようになったことはもの凄い成長です!
 
 
一方で運動面では、まだ「疲れた」ということは頻繁にありましたが、活動時間も長くなり疲れの度合いは随分と軽くなっているようで体力も付いてきていることが解りました。
 
 

◆気持の表現方法が広がると、身体の動きもスムーズに

 
 
運動療育を始めて1年後、娘の様子はどうでしょう?
 
 
娘は先生へ積極的に自分のことを話したり、要求やヘルプを出したり自ら感情を伝えることが増えていきました
 
 
また、相手の意見に対しても反応しながら活動することもできるようになってきたのです。
 
 
そして、運動面では想像力を活かして様々な遊びを展開できるようになり、苦手だったブランコのような道具もスムーズに使いこなせるようになっていました。
 
 
また、1年前に口癖だった「疲れた…」という言葉は今では滅多に聞くこともなくなりました。
 
 
いかがでしょうか?
 
 
 
 
1年間を通して、運動の向上と比例して感情を表現する力も確実に身に付いている娘の成長した姿からも、
 
 
感情系の脳のエリアは運動系のエリアとの関わりが強いということを理解していただけたのではないでしょうか。
 
 

4.お母さんの頑張り次第で気持ちをアウトプットできるようになる!

 
 
では、どうやって運動と感情の脳のエリアを共に強めていったのか、私が行ってきた具体的な方法をこれからご紹介していきますね!
 
 
1つ目は、運動に疲れたら無理をしすぎないように気楽に過ごすことがオススメです。
 
 
部活動のような特訓を目指している訳ではありませんので、あくまでも子どものペースに合わせて活動時間を調整していくことで、大きな負荷なく徐々に体力も身に付いていきます。
 
 
運動系の脳のエリアは、脳の土台と言える部分ですので脳の全般に関わる中心となる部分です。
 
 
なので、身体を動かせば動かすほど、脳の土台が強く太くなっていくのですが、たった1回の長時間の運動よりも、数分だけでも継続していくことの方が大切ということはお気付きだと思います。
 
 
「疲れた」とか、「もう帰ろう」など、お子さんから区切りの言葉があった際には、「沢山運動して欲しいのに…」というお母さんの執着心がもしかするとあるかもしれませんが、
 
 
スッパリ!と受入れてあげることで、お母さんへの信頼度もUPしますので感情を出しやすい関係を保つことができるのではないでしょうか。
 
 
「身体動かしてスッキリしたね!」
 
「今日は○分くらい遊べたね!」
 
 
など、肯定的な言葉で返してあげることで達成感を得ることができますので、運動への欲も継続していきます。
 
 
 
 
2つ目は、運動は緩めてもコミュニケーションは手抜きしない!
 
 
運動のレベルは重視しなくてもOK!ですが、黙々と身体を動かすだけでなくコミュニケーションを入れながら活動することがオススメです!
 
 
例えば、ボール遊びでしたら
 
 
「おっ!上手にキャッチできたね~」
 
「その投げ方良かったよ。すごく受け取りやすかったわ~」
 
「変な場所へ投げてごめんね!拾ってくれてありがとうー!」
 
「さっきより上達してきたね~!投げ方教えてよ~」
 
 
など、たくさんの会話をすることができるのではないかと思います。
 
 
身体を動かしながら、お母さんはお子さんのナイスな部分、できたことなどの言葉がけをする口の運動に手を抜かずに過ごすことがポイントです!
 
 
運動と肯定的な声かけをセットにしていくことで、感情系の脳のエリアと運動のエリアの連動が強くなり、気持ちをアウトプットすることがスムーズになっていきます。
 
 
身体を動かしながら、お母さんがお子さんの喜ぶ声かけをすればするほど、感情を表現することの苦手さはすーっと和らいでいきます。
 
 
騙されたと思って試してみてくださいね!
 
 
 
 
伝えることの苦手さを克服する方法はこちらにあります!
 
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執筆者:おおむらさえ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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