朝起こすのがしんどい!発達障害グレーの子どものママの気持ちが軽くなる対応

朝、何度声かけても起きない…と朝からイライラしてしまうADHD傾向などの発達障害グレーの子どものママはいませんか?ママもしんどいですよね。もしかしたらママの声が子どもの脳に届いていないかも!そんな時にこそ、試して欲しい対応方法があります!
 

【目次】

 

1.なかなか起きてこない息子にイライラしていました…

 
 
季節はあっという間に、もう10月…!朝晩など肌寒いなと感じることも増えてきましたね。
 
 
朝の気温が冷え込んでくる冬が近づいてくると、「ただでさえ、子どもが寝起きが悪いのに、さらに、朝起きてこない…」とお悩みのママ、いませんか?
 
 
私は、診断はついていませんが、注意欠陥性多動障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性を合わせ持った発達障害凸凹傾向の小学生2年生の息子と3歳の娘を持つワーキングママです。
 
 
ちょうど1年前、息子の寝起きの悪さに頭を悩ませていました。
 
 
朝起きてこないだけではなく、なんとか四苦八苦しながら起こしても、起床後の息子の機嫌は悪く…
 
 
朝から癇癪起こしたり、イライラした態度で過ごしている息子。
 
 
私も、そんな息子に対応して、朝の段階で疲労困憊でした。
 
 
正直、その当時は、前日の夜は、翌日の朝のことを思うと、私が憂鬱になっていました。
 
 
声をかけても、なかなか起きない息子…。
 
 
息子がスムーズに起きられるようにいろいろ試してみました。
 
 
目覚まし時計の他、耳元近くで、当時、息子が好きだったお気に入りの音楽を流す。
 
 
さらに、太陽の光を浴びてもらうために、息子が目覚める前にカーテン明けたりなど…。
 
 
しかし、これらは効果があった日もありましたが、息子には継続的には効果が続きませんでした。
 
 
いろいろ試しているのに、なんでいまいち成果がでないのだろう?と悩む日々。
 
 
前日の夜もできるだけ早く寝かせるように努力している。それなのに、どうして朝からこんなに苦労しなくちゃいけないの!!と思っていました。
 
 
 
 
しかし、発達科学コミュニケーション(発コミュ)で発達障害の特性について学んでいくうちに、息子が朝起きられないのは、息子や私自身の問題ではないと気付きました。
 
 
そして、息子の発達の特性に合わせて、朝の起こし方や過ごし方を工夫にするようにしました。
 
 
そうしたら、今まで朝から機嫌の悪さ全開だった息子が、朝からイライラした態度を出すことなく、スムーズに起きられるようになったのです。
 
 
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2.なぜ、ADHD傾向など発達障害グレーの子どもは朝起きるのが苦手なの?

 
 
そもそも朝が苦手な発達障害グレーの子どもは、なぜ朝起きてこないのでしょうか?
 
 
ADHD傾向も含めて発達障害グレーゾーンの子どもは、定型発達の子どもよりも脳の発達の凸凹により睡眠にトラブルが起きがちと一般的にいわれています。
 
 
特に脳の中で主に、記憶を司る「海馬」やその周辺の発達が未熟だと、睡眠のトラブルも起きがちだともいわれています。
 
 
記憶を司る「海馬」やその周辺の発達がまだ未熟なことにより、「脳の覚醒」に時間がかかっているのです。
 
 
「覚醒」って普段は聞き慣れない言葉ですよね。「脳の覚醒」とは、脳が目覚めて意識がはっきりしている状態のことを指します。
 
 
逆に、脳の覚醒が低いと、ぼんやりした状態を指します。
 
 
私たち大人も、夜更かししてしまい、朝起きるのがツラく、頭がボーっとしてしまうときは、まさに覚醒が低い状態です。
 
 
そんなときに、「なんでそんなボーっとしているの!」と咎められても、どうにもならないですよね。
 
 
脳の覚醒には時間がかかるのです。
 
 
 
 
朝苦手な子どもは、けっして怠けているわけではありません。
 
 
朝スムーズに起きられないことに対して、子ども自身も困っている場合があるのです。
 
 
しかし、逆に、子どもの脳が覚醒しやすくなる対応をすれば、スムーズに起きることにぐっと近づくことができるのです。
 
 
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3.脳の覚醒促そう♪子どものモチベーションがアップする対応をチョイス!

 
 
朝、ママの「起きて!」という声も、目覚まし時計の音も、子どもの脳に届かないと「聞こえていない」のと同じになってしまいます。
 
 
そこで脳を覚醒させやすい方法として、子どもにとって「朝起きるモチベーション」を用意してあげましょう!
 
 
例えば、
 
 
・TVのアニメ番組が好きな子どもであれば、録画しておいたアニメを1話分見る!
 
 
・特定の食べ物が大好きな子どもであれば、朝ごはんに、必ず子どもが大好きな食べ物を出す!
 
 
・ゲーム好きな子どもであれば、朝30分、好きなゲームをさせる!
 
 
など、子どもが楽しめてモチベーションが上がる活動を朝のルーティンにして、脳の覚醒を促します。
 
 
 
 
朝何をするかは、ママが勝手に決めるのではありません。
 
 
子どもに聞いたり話し合って、最終的に、子どもが朝何をするかを決めてもらいましょう!
 
 
我が家では、起床後、息子は録画しておいた好きなアニメの番組を1話分、毎日見ています。
 
 
息子は見るのが楽しみなようで、朝は私が起きていなくても、1人でサクサク起きます。
 
 
そして着替え終わった後に、日差しが入るリビングで約30分間、アニメ番組を見ています。
 
 
やがて、それが毎日の日課になり、息子は徐々にスムーズに起きられるようになりました。
 
 
私は、その約30分間で、朝ごはんの準備を落ち着いてしたり、仕事に行く前の自分の身支度をしたりするなど、だんたんと時間が確保できるようになりました。
 
 
穏やかな時間が過ごせるようになり、何より私自身の気持ちが、以前の朝の時間がしんどかったときよりもぐっと楽になりました。
 
 
ぐっと楽になったことで、私自身が息子に落ち着いて接することができています。
 
 
朝は、ただでさえ、時間がないですよね。
 
 
子どもは登園や登校に送り出す時間が迫ってくるし、ママも通勤を控えて焦る気持ちも出てくるときもあるでしょう。
 
 
しかし、朝からママはイライラしっぱなしでも、子どもの覚醒には繋がりません。
 
 
ママと子どもで工夫しながら、子どもにあった朝の過ごし方を見つけていきましょう!
 
 
 
 
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執筆者:なつきみき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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