中間反抗期の発達障害・ADHD傾向の子が素直に動き出す!非常識な読み聞かせ対応

 

反抗的な発達障害・ADHD傾向の子に怒り疲れていませんか?今日は、言うことを聞かない反抗的な子に「いいかげん、やりなさい!」なんて言わなくても、驚くほど素直に話が聞けるようになり、スッと動き出す「非常識な読み聞かせ対応」をお伝えしますね。
 

【目次】

 

1.反抗的な発達障害・ADHD傾向の子に反抗していませんか?

 
 
なんだか最近、急にわが子が反抗的な態度をとるようになってきたと感じているお母さんはいませんか?
 
 
例えば、手洗い・宿題・歯磨き・お風呂など忘れていることを伝えると、
 
 
「分かってる!」
「今やろうとしてたの!」
「もう、うるさいな!」
 
 
などと言い返してきませんか?
 
 
お子さんがこんな態度だと、お母さんとしては「もう!忘れないように言ってあげてるんでしょ!」「うるさいってなによ!」 そんな気持ちになってしまいますよね。
 
 
実は反抗的になってしまうのには理由があるんです。
 
 
よく反抗期というと「イヤイヤ期」と言われる第1反抗期、思春期に現れる第2反抗期のイメージがあると思います。
 
 
けれど、その間に実は「中間反抗期」という5〜10歳くらい、小学校低学年辺りに見られる反抗期があることも。
 
 
「反抗的」というとなんだか悪いことのように感じますが、実は「反抗」「反発」って、むしろ自立のチャンスなんです!
 
 
「反抗する」という行為を通して、お子さんは自分なりに考えている状態なんです。
 
 
大人の言ったことをそのまま受け取るのではなくて、自分なりに「だけど〇〇じゃない?」「なんで〇〇なの?」などと違った側面から物事を捉えようとしているんです。
 
 
この考え方は、物事を深く理解する脳の分野をたくさん使っている時なんです。
 
 
つまり、脳を成長させているという見方もできるんです。
 
 
 
 
 
この記事では、中間反抗期をチャンスに変えるママの対応をご紹介します!
 
 

2.真面目母さんからうっかり母さんへ

 
 
実はわが家の小学3年のADHD傾向の娘も、ただ今中間反抗期真っ只中です!
 
 
昨年に親子関係に悩んだことから発達科学コミュニケーションを始めて、関係性はすごくよくなったのです。
 
 
しかし、最近また反抗的な態度がちょこちょこ見られるようになってきたんです。
 
 
忘れ物があったので優しく声を変えると「今やろうとしたの!」と急に怒り出したり、「そろそろお風呂入ろうか」と声をかけると「え〜!今は無理」とイライラし出したり。
 
 
「どうしたものか…」と思っていたのですが、「中間反抗期」を知ってしっくりきました!
 
 
「そうか、自分なりに考えているんだな」「大人への一歩を踏み出しているんだな」と思えるようになりました。
 
 
 
 
 
また、脳の特性から、学校では他の子より意識的に頑張ってみんなに合わせている可能性が高い娘。
 
 
特に娘の場合は、友達に合わせるということよりも、本来は自分の興味のままに動き回りたい性格です。
 
 
しかし、やはり友達がいないのは寂しいという気持ちもある。
 
 
そして、女の子のお友達関係は、小学3年生以上になってくると複雑になってくると言われています。
 
 
娘なりに上手くお友達ともやっていきながら、好きに動き回りたいという自分の気持ちもあり、学校では我慢している面もたくさんあるのだと思います。
 
 
そう考えると、家で疲れが出てイライラしてしまうのも分かりますよね。
 
 

3.反抗キッズが素直になる!とっておきの関わり方

 
 
ADHDキッズは普段から多動性・衝動性・不注意といった特性により、他の子よりも頻繁に注意されていることが多いですよね。
 
 
そのため、他の子よりも注意や指示に敏感に反応します。
 
 
ですから、反抗キッズに素直に話を聞いて欲しい時、まずは注意ではなく、楽しくて笑っちゃうような関わり方をするのがおすすめです♪
 
 
私は、命に関わること・倫理道徳に反することでなければ、基本的に娘にできていないことや指示をしないようにしています。
 
 
つまり、真面目にできていないことを教えてあげるのではなく、うっかりできていないところを見過ごしちゃう。
 
 
そんなうっかり母さんの方が、実は反抗的な子が素直になってしまうんです♪
 
 
その代わりに取り入れているのが脳を育てる「非常識な読み聞かせ」です!
 
 

 
 
「脳を育てる読み聞かせ」をすることで、注意しなくても指示しなくても自分から積極的に動き出すようになるんです。
 
 
なぜなら、自信がついて自分の頭で考えられる状態になるので、言われなくても動けるようになるからなんです。
 
 
では、実際に「脳を育てる読み聞かせ」とは何か?ということをご紹介しますね。
 
 

4.非常識な読み聞かせ対応で反抗キッズは自立する!

 
 
「読み聞かせ」というと、お子さんの年齢にあった推薦図書を真面目に読むイメージの方もいるかもしれません。
 
 
しかし、今回はその常識をくつがえす対応をお伝えします!
 
 
本の選び方、読み聞かせのポイント、読み聞かせた後のポイントという3つの視点から説明しますね。
 
 

◆①本の選び方

 
 
まず本の選び方は、笑える絵本や漫画や面白い図鑑がオススメです。
 
 
お子さんの好きなジャンルの本があればそれで大丈夫です!
 
 
読み聞かせで一番大事なことは、とにかく楽しい時間を過ごすこと。
 
 
お子さんかお母さんのどちらかが楽しい気持ちになれない時は、読まなくて大丈夫です。
 
 
楽しく読める時に読み聞かせしましょう♪
 
 

◆②読み聞かせのポイント

 
 
読む時のポイントは、1ページでもOKということ。
 
 
お子さんが楽しめれば最後まで読むのが良いと思いますが、集中力がない時などは、無理して読まなくて大丈夫です。
 
 
お子さんによっては文字を無視して絵だけ見ながら一緒に話すのでもOKです。
 
 
 
 
 

◆③読み聞かせた後のポイント

 
 
「この前の本、笑えたよね〜」と、楽しかった思い出を思い出せるような一言をかけてあげると、楽しかった記憶が定着して気持ちが安定します。
 
 
また、絵本・漫画・図鑑に出てきた場所に実際行く、物を探しに出かける、登場人物がしていたことを真似する体験もオススメです。
 
 
これをすることで、物事をさまざまな角度から考えられる脳の分野が鍛えられるので、頑固さが和らいで柔軟な発想がしやすくなりますよ。
 
 
中間反抗期と言っても、まだまだ甘えたい気持ちも強い時期です。
 
 
「脳を育てる読み聞かせ」を通して、お子さんと笑える時間を過ごしてくださいね。
 
 
できることからで大丈夫なので、今夜ぜひ試してみてください。
 
 
 
 
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執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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