夏休みは親子で〇〇ドラマ!気持ちを口に出せないHSC女子の思春期が楽しく明るくなる方法とは

繊細なHSCの特徴があり、いつもお母さんにサポートしてもらってきた子どもでも、思春期になれば自分と向き合い自立したい気持ちが芽生える時期がやってきます。思春期の子どもの脳が喜ぶことを見つけてお母さんと会話するだけで、自分をコントロールする力をつけられますよ!

【目次】

 

1.思春期のHSC女子との関わり方ってあるの?

 
 
周りの子よりも繊細な子どもは、学校生活で多くのストレスを抱え、小さな頃はその感情にうまく対処できないということがありますよね。
 
 
学校ではいい子なのに家では癇癪を起こしやすい
無理をし過ぎて体調が悪くなってしまう
 
 
このような様子がみられる子の中にはHSC(Highly Sensitive Child:ひと一倍敏感な子ども)である子が多く、親や周囲の大人がしっかりと子どもの感じていることを理解してあげることが大事になります。
 
 
しかし、どんな子どもも思春期になると自立したいという欲求が生まれます。自分自身で自分の感情をコントロールできるようになるといいですよね。
 
 
親から離れていきたい、だけど自分のことをうまくコントロールできない…となると、HSCの子どもは元々あらゆることで葛藤するのに余計にしんどくなってしまって親への反抗が強くなってしまうということも起こりかねません。
 
 
 
 
今回は、思春期の子どもの脳の仕組みを学び、HSCの女の子が自分をうまくコントロールできるようになる方法を見つけたのでお伝えします!
 
 
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2.好きなことをしていても気持ちが晴れていない⁈

 
 
我が家の娘は小学校中学年で、人よりもとても敏感だなと感じる事がよくありました。
 
 
学校の騒々しさが苦手
 
学校や習い事での活動で心配事があってもうまく言葉にできず、もんもんと考えてしまう。
 
心配やストレスがたまると気持ち悪くなったり、お腹が痛くなったりする。
 
 
そんなことがよくありました。
 
 
「どうしたの?何が辛い?」 と聞いても、
 
 
「知らない」
「言わない」
「わかんない」
「喋るのめんどくさい」
 
 
で終わってしまう…
 
 
言ってくれたとしてもうまく言葉にできず泣いてしまったり…
 
 
苦手な事が多くなってストレスがたまると、好きなこと・得意なことをたくさんするのがいいと思い、私は娘がつらそうにする度に好きなことを自由にできる環境を与えてあげていました。
 
 
娘は小さな頃からお絵描きや人形遊びなどが好きな子どもでした。
 
 
大きくなってきてからはタブレット上でバーチャルの建築を作ったり、洋服のコディネートを考えたりすることが多くなりました。
 
 
好きなことをしている間は没頭していることが多く、学校でストレスがたまると好きなことをひたすら黙々とやり続けるというパターンがおなじみでした。
 
 
好きなことで気分転換できているんだろうなぁと思いつつも、浮かない表情なことも多く、
 
 
嫌なことは忘れられているのかな?
嫌なことを考え続けながら好きなことしているのかな?
 
 
と心配でした。
 
 
 
 
娘の浮かない表情を見ていると、好きなことをしながらも心は不安なまま。同時にネガティブな思考を悶々と繰り広げているのではないかと思いました。
 
 
他の子と同じようにうまく器用に振る舞えない自分に対して自己嫌悪しているんじゃないのかな?と感じることもありました。
 
 

3.ネガティブ感情をうまく言葉にできないと…

 
 
 HSCの子どもは、人一倍敏感です。
 
 
感受性が強く、五感が過敏なため、学校自体が疲れやすい場所である場合多いでしょう。
 
 
また、人の気持ちや感情も敏感に受け取り、強く共感したり同情をしたりしやすいため感情が揺さぶられやすい特徴があります。
 
 
自分のことじゃなくても、友達が怒られていたら傷ついたり、自分も怒られないようにと200%くらいの力を振り絞って緊張して先生の指導に忠実に応えようとしたりする場合もあります。
 
 
更にHSCの子どもは深く深く考えるため子どもの頃はその深い思考をうまく言葉で表現できないのです。
 
 
 
 
更に思春期になってくると、悩んだことを親に言いにくいと思ったり、恥ずかしかったりするため、余計に言えなくなってきますよね。
 
 
それならば、思春期の特徴を生かしてうまく言葉で感情を出してあげられるお手伝いをお母さんができたら良いと思いませんか?
 
 
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4.思春期HSC女子を救った○○ドラマ

 
 
思春期に増える性ホルモンの働きや脳の働きにについて調べてみたところ、書籍にこのような記載がありました。
 
 
『10代の脳〜反抗期と思春期の子どもにどう対処するか』 著:フランシス:ジェンセン博士
性ホルモンは、感情をコントロールする大脳辺縁系で特に活発に働く。 少女が「泣ける」小説を好み、少年がジェットコースターに夢中になるように、ティーンは感情に訴える刺激を欲しがちなのも、性ホルモンに原因がある。
 
 
思春期に増える性ホルモンが脳にも影響し、刺激を欲するのだなとわかり、 娘の感情に訴える刺激があるといいのかな? どんなものがいいかな? と考えていたところ、ある日、我が家の娘の心と言葉に変化が訪れました!
 
 
娘が恋愛ドラマにハマったのです!
 
 
かわいい、かっこいいお兄さんお姉さんの高校生たちが繰り広げる恋愛ドラマに「面白い!」と絶賛しながら見ています。
 
 
「お母さんは〇〇くんと〇〇くんどっちが好き?」
「○○ちゃんはすごくかわいいんだよ。」
「今度の回で、告白なんだよ!」
 
 
と、キャッキャと笑いながらたくさん報告してきてくれたり、ドラマを見ていない私にまでコメントを求めてきてくれたりするのです!
 
 
私は見ていないのでわからないながらも、娘の話を聴きながら感じたことを伝えるのもおもしろく、
 
 
「お母さんは〇〇くんがいいかな」
「告白するの早くない⁈」
「どんなところがかわいいの?」
 
 
と聞くと、 嬉しそうに答えてくれるんです。
 
 
 
 
ドキドキしたり、ハラハラしたり、切なくなったりといった、言葉では表現することが難しい感情に気づき、言葉に出すということができるようになっていきました。
 
 
感情をコントロールするのが苦手で、ネガティブなことを悶々と考えてしまうクセがついていた娘にとって、ポジティブな思考へチェンジすることができるきっかけとなりました!
 
 

5.気持ちを言葉にできると不安ともバイバイできる!

 
 
恋愛ドラマをきっかけに、自分の感じたことをノリノリで話す機会が増えていったことで、日常生活の中の会話にも変化が起きていきました。
 
 
 学校生活の中で見聞きしたことを私に詳しく話してくれるようになりました。
 
 
友達や先生の話を聞いたり、行動したことを見て自分がどう思ったのか伝えてくれるようになりました。
 
 
良いと思ったことも、ちょっと批判的なことも両方気持ちを言えるようになっていきました!
 
 
辛いなと思ったことでも、楽しいドラマの話をすることでネガティブな思考に陥らず、明るい気持ちに持っていけるようになりました。
 
 
精神的にとても安定し苦手だったことにも立ち向かえるようになり、疲れても自分なりに気持ちを休めて復活できるようになったため、体調が大きく崩れる事がなくなりました。
 
 
 
 
繊細なHSCの子どもにとって思春期というのは余計にやっかいな時期⁈と思いがちですが、思春期の脳の特徴を知っていればうまく自分をコントロールできるようにお母さんは声かけしていくことができるのです。
 
 
恋愛ドラマの話なんて、思春期の子どもが私にしてくれるかな?と心配なお母さんは、普段からお子さんのことを認めて褒めてあげていればちゃんと伝えてくれるようになりますから大丈夫ですよ。
 
 
今年こそ、繊細女子との不安な会話は卒業し、ポジティブな会話の広がるお家にしていきましょう!
 
 
学校生活にストレスを感じるHSC女子が明るく過ごせる対応方法はこちらです。
 
 
 
ネガティブ思考をポジティブ思考に変える方法はこちらもご覧ください。
 
 
HSCで思春期の難しいお年頃の女の子と楽しく親子関係をもてる方法を多数お届けします!

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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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