育児か?介護か?選べない人が吃音(どもり)の子との生活でおさえてほしいこと

結婚年齢が上がるにつれ、育児と介護が同時期にやってくるご家庭が増えています。吃音(どもり)の子どもにかけてあげる時間がなくて困っている方は、一度ご自分のご家庭を離れたところからみておさえるべきポイントを見つけましょう。
 

【目次】

1.介護と育児が同時期で子どもに時間をかけてあげられません。

 
 
私は言語聴覚士として長年病院に勤務しながら、介護が必要になった方々の在宅支援をしてきました。
 
 
結婚する時に義父はすでに初期の認知症を発症していました。恐らく夫は認知症や介護の知識がある私に期待をしていたと思うのですが、同居を求められた時きっぱりとお断りしました。
 
 
理由の一つは、介護と育児と仕事を抱え、疲弊し、家族関係が悪くなったご家庭をたくさんみてきたからです。
 
 
もちろんご家族で協力し合って介護と育児、仕事を切り盛りして仲良くされているご家庭もありましたが、仕事を辞める気がなかった私にはその自信がありませんでした。
 
 
もう一つの理由は、介護保険サービスは同居家族がいる場合、受けられないサービスがあり、遠からず近からずの距離自分達の生活を守りながら介護することが現実的だと考えたからです。
 
 
義父の家から徒歩5分圏内のところに家を建て、夫が父親の介護、私が育児というスタイルをとりました。
 
 
しかし、期待していた介護保険サービスの使用を夫が躊躇したため、結局大変な介護と育児生活になりました。
 
 
 
 
妻、嫁、母、主婦、職業人、社会人など複数の立場を持つママはほとんど働きっぱなしで、子どもに手をかけている暇などありません。
 
 
娘が吃音を発症した時、自分の母校の先生にみてもらおうかとよぎりましたが、当時、大学病院まで幼児を抱えて通う時間的余裕も精神的余裕も私にはありませんでした。
 
 

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2.忙しいママのもとで育つ吃音(どもり)の幼児の傾向

 
 
介護と育児が同時になると、ママは忙しすぎて子どもをかまってあげる余裕はなかなかないと思います。
 
 
しかし、吃音の子どもにはどうしてもママが必要です。
 
 
幼児期には「母子のアタッチメント」というものを構築しておく必要があります。
 
 
親から愛されることと、自分も親を愛しそれを受け入れられること、という経験から絶対的な絆で結ばれ、揺るぎないものを体得しておくことです。
 
 
このアタッチメントが不足すると、子どもは情緒的に不安定になり、自分に自信を持ちにくくなります。
 
 
 
 
反対にこのアタッチメントがしっかりしていると、情緒的に安定し、自分に自信を持ちやすくなります。
 
 
親の気持ちとしては愛情が十分あっても、忙しすぎて子どもからの愛情を十分に受け止めてきれていないと、アタッチメント不足となります。
 
 
ここでいう子どもからの愛情というのは、「ママ見て!」「抱っこして」など自分への注目を増やす行動甘えわがままいたずらを言います。
 
 
子どもが「ママ大好き!」ということだけではなく、これらの行動を受け止めてもらう経験が、幼児期には一定量必要になります。
 
 
介護と育児が同時になった忙しいママの元で育つ吃音(どもり)の幼児にはどうしても不足してしまうのが実情です。
 
 

3.「小さな大人」になっていないか要観察!

 
 
まず、もしお子さんに吃音(どもり)があるのなら、よ〜くお子さんの様子を観察してみてください。
 
 
・遠慮しがち
・本音を言わない
・わがままが少ない/言わない
・口数が少ない
 
 
という傾向があったら、お子さんは「小さな大人」になってしまっているかもしれません。
 
 
いわゆる「育てやすい子」ですが、背景としてお母さんや病気がちな家族を想い、自分を出しきれなくなっている場合があります。
 
 
 
 
そんなお子さんには、自分でも自覚のない不安、不満、ストレスなどのフラストレーションが溜まっています。
 
 
吃音はこのフラストレーションによって出やすくなったり、悪い時には吃音の段階が悪化することもあります。
 
 
なるべくフラストレーションは最小限に抑えるか、なくしていきたいところです。
 
 

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4.元吃音児のママ・医療介護の経験者から一ヒント

 
元吃音児のママとして、また医療介護の経験者として一ヒントずつ提案させていただきます。
 
 

◆①吃音(吃り)の子への対策一ヒント:量より質!

 
 
そこで、1日5分でいいので、お子さんをお膝に乗せて、しっかりお顔をみてママと二人で話す時間をつくってください。
 
 
難しい時は1分でも構いません!そんな時間がない日は10秒でもいいからハグをしましょう!
 
 
 
 
忙しいとどうしても何かをしながら話を聞いたり、お子さんの顔をしっかりみてあげる間もないと思います。
 
 
しかし、1日の中で秒でもいいからしっかりお子さんの目をみて、ハグをし、
 
 
「見てるよ。気にかけてるよ。愛してるよ。困ったことがあってらいつでも言ってね。」
 
 
ということを言葉や態度で伝えてあげておくと違います。
 
 
吃音をからかわれたり、傷ついた時に相談できる相手がいないと、子どもは一人で悩むことになります。
 
 
どんなに忙しくてもママは困ったら助けてくれる!と子どもに信じ込ませておいてください。
 
 
 
 

◆②医療介護経験者から対策ヒント:人の手を借りる勇気を持つ!

 
 
介護については、さまざまな価値観、意見があり、それに振り回されているご家庭が多くあります。
 
 
・介護保険サービスの利用はまだ早い
・親の面倒は子どもがみなければ
・ヘルパーなど他人を家に入れたくない
・近所、親戚から「〜すべき」と言われる
 
 
などよく聞きます。しかし、ご自分のご家庭の状況を今一度離れたところから見てみてください。
 
 
子どもとの時間がない自分の時間がない夫婦間がうまくいっていない毎日疲れているなどあれば、もう限界を超えている状況です。
 
 
他人任せにすることに罪悪感を感じたり、他人の目親戚の目を気にして行動に移せない方もいますが、その躊躇を捨てましょう。
 
 
今は介護保険サービスの選択肢も多様になっています。サービスの利用に「早すぎる」ということもありません。介護予防という考え方が進み、元気な方々が集まるデイサービスも多数あります。
 
 
一度、専門の人(お住まいの福祉課など)に相談してみることを検討してみてください。
 
 
 
 
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執筆者:おざわ つきこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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