幼児でも二次障害!?子どもの手が出る行動を自ら動く考動力に変えたトレーナーへのインタビュー

幼児でも暴言暴力が激しい二次障害になってしまうことをご存知ですか?もしお子さんが二次障害のような状態だったら、できるだけ早く対応を変える必要があります。自らの実体験からそんな親子を救いたいと活動しているトレーナーにお話をお聞きしました。
 

【目次】

 

1.お家を整えることでママが褒める専門家になれます

 
 
小さい頃から何となく育てにくいと感じていたわが子が、保育園や幼稚園に通うようになると、
 
 
集団生活でみんなと同じようにできない
 
お友達とうまく遊べない
 
園への行きしぶりがひどく、いつまでも泣いている
 
 
こんなことに悩まれているお母さんは多いのではないでしょうか。
 
 
パステル総研の発達科学コミュニケーション(発コミュ)で活動しているトレーナーやリサーチャーも同じように自分の子育てに悩み、苦しい思いをしてきたお母さんたちです。
 
 
その苦しい子育てを乗り越えて、今は自分の子どもの専門家となって、子どもの発達をお家で伸ばしながら、日々研究と実践をかさねて活動をしています。
 
 
この記事では、お子さんのお悩みを解決した後に、過去の自分と同じように悩んでいるお母さんへ子育ての楽しさを伝えたいと活動している発コミュトレーナーをご紹介します。
 
 
今回は、発コミュトレーナーの仲田なぎささんにインタビューをしました。
 
 
第1回目のインタビューでは、仲田さんが発コミュでどのような活動をされているのか、また、発コミュに出会って息子くんがどのように変わったのかについて、伺っていきます。
 
 

ーーー今日は、発コミュトレーナーの仲田さんにお越しいただきました。最初に自己紹介からおねがいします。

 
 
 
 
「お家の環境を整えることで、子どもの手が出る行動を自分で動く考動力に変える!発達科学コミュニケーショントレーナーの仲田なぎさです。
 
私は、『あ!これやらなきゃ』と子どもが思えるお家の環境作りを整えて、指示出しを減らして、ママが褒める専門家になることで、お子さんの自信を育てて、自分から考えて行動できるようになる、そんな環境作りをママの声かけとともにお伝えしています。
 
どうしても忙しい毎日の中、帰宅してすぐに手を洗ってくれなかったり、朝なかなか動いてくれなかったり、着替えてくれない、そんな状態だとママもついイライラしてしまうと思うんです。
 
でも、大人にとってみれば自然と分かる日常生活も、子どもはまだ未熟な記憶力を持っているために、やることを忘れてしまったり、そもそもやり方がわからなかったりすることが多いんですね。
 
特に、発達凸凹キッズは、ストレスを溜めてボーッとしてしまうこともあったりするので、はたから見ると、『さっさと動いてほしいな』と思うことも、本人が故意にやっているわけではないってことが、実はとても多いんです。
 
それを、ママが声かけでサポートしてあげることはもちろん大切なんですけれども、 ママ自身に余裕がなかったり、そもそも声かけがお子さんにうまく伝わっていなかったり、そんな時に、お家がママのサポートをしてくれる、そんな環境作りを目指しています。
 
これによって、お子さんが、日常のやるべきことをドンドンドンドン自分がやっていくようになっていくことで、
 
『あ!これやってみたい』
『あれやってみよう!』
『こうしたらどうかな』
 
自分の気持ちを整理できるようになって、自ら考えて行動するようになっていくんです。
 
実際、私がお伝えする講座では、視覚に注目して、お子さんが目で見て、『あ!これやるんだった!』と気づく仕掛けづくりのヒントをお伝えしています。よろしくお願いします。」
 
 

ーーーありがとうございました。仲田さんの今のお話をお聞きして、褒める専門家にママがなるというところがすごく印象に残りました。それを誰か人に助けてもらうのではなく、お家が助けてくれるというのが、新しい視点ですよね。

 
 
「私もそうなんですけど、どうしてもお忙しかったり、旦那さんが夜まで帰ってこなかったりしてワンオペが多くなったりすると、余裕がなくなり、ついガミガミ言いたくなっちゃったり、イライラしてしまいますよね。
 
それが少しでも減ることで、子どもとのコミュニケーションが円滑になればいいなと思って、このことをお伝えするようにしてます。」
 
 
 
 

◆ポイント解説

 
 
子育て中のお母さんの中には、旦那さんに手伝ってもらうことが難しくて、どうしてもワンオぺでやらざるを得なくなっている方も多いと思います。
 
 
仲田さんは、そんなお母さんを家がアシストしてくれる仕掛けを考えられています。最初に家を整えておけば、勝手に子どもが行動してくれるって、すごく便利な仕掛けですよね。
 
 
お母さんに余裕ができると、お子さんを褒めることもより簡単になりますよね。私も褒める天才です、達人です、というお母さんが増えたら、子育ての雰囲気も変わりますよね。
 
 
特にワンオペのお母さんや、旦那さんも手伝いたいけど物理的に難しいという方は、仲田さんのメソッドを取り入れて子育てすると楽になるのではないかと感じました。
 
 

2.発コミュの学びで息子の二次障害を知りました

 
 

ーーー仲田さんご自身が発コミュに出会ったきっかけについて教えていただいてもいいですか?

 
 
「はい。私が出会ったきっかけっていうのが、私自身に自閉症スペクトラム(ASD)傾向が強い息子がいたからです。
 
息子が3歳半ぐらいの時に、だんだん癇癪がひどくなって、癇癪だけじゃなくて、暴力とか二次障害的な要素も出てきてしまったんですね。
 
私が、これはもう変えなきゃいけないって思ったきっかけは、息子が暴れてパパと取っ組み合いになった結果、扉が壊れてしまったっていう事件です。
 
まだ今も穴が開いてるんですけれども、本人はもうそこで泣き叫んで、多分すごい SOS を発信しているんだなっていうふうにさすがに気がついて、検索をしていたところ、発達科学コミュニケーションに出会いました。
 
吉野先生の行動されてることが私にすごくマッチしたので、ちょっとやってみようかなと思ったのがきっかけです。」
 
 

ーーー3歳で二次障害は衝撃ですよね。発達の専門家として活動されている今、当時を振り返るとどう感じますか?

 
 
 
 
「そうですね。私も当時は、だんだん暴力が過激になっていったので、ちょっと気づかなかった部分もあったんです。もうこの子の性格だっていうふうに思ってしまったんですね。
 
実際暴力を止めるために、私たち親がちょっと手を出しちゃった時期もあったりはしたんですけれども、やっぱり発コミュを学んでみて、息子が結構ひどい状態だったんだっていうのは、びっくりしましたね。
 
ある意味、発達障害を持っているお子さんの当たり前の症状かなって思っていた時期もありましたので。
 
こうやって息子が手を出したり、噛みついたり、物を投げたりっていう行動が、二次障害っていう言葉に当てはまって、かなり限界のところまで来てたんだなっていうのはすごく感じました。
 
今、これをご覧になって、同じようにちょっと当てはまるかもって思われる方がいらしたら、ぜひいろいろと対応を見直していただいたりとか、考えていただくきっかけになればいいなと思います。」
 
 

ーーー確かにママに知識がないと、そんなものなのかなと思っちゃいますよね。学んで初めて気づくことがあると思うんですが、仲田さんご自身は具体的にどういう点を学んで、二次障害ということに気づかれましたか?

 
 
「直接は吉野先生の講義を受けて、どちらかというと基礎講座よりも上級講座の方を受けさせていただいた時に、気づいたっていう感じですね。
 
脳の特性などを深掘りさせていただく中で、二次障害という言葉を初めて知ったような状態でした。
 
学んだからこそ、そういう言葉があるんだってことを知りましたし、息子が性格ではなくて、息子自身の SOS だったんだっていうことに気づくこともできたので、知るって大事だなと思いました。
 
ただ、自分の中では、あの当時検索してるつもりだったんですね。
 
保育園の先生にも、一歳半ぐらいの時からご相談をしたりしてたんですけれども、やっぱり『様子を見ましょう』っていう言葉、『一緒に見守って行きましょうね』っていう言葉しかいただけませんでした。
 
その時は助かりましたし、心のケアにはなっていたんですけれども、やっぱり困りごとの解決にはつながりませんでしたね。
 
実際こうやって学ぶっていうこと、ここにフォーカスして学ぶっていうことが、いかに大切かっていうのは痛感しました。」
 
 
 
 

◆ポイント解説

 
 
お子さんを育てにくい子だと感じ、保育園の先生や病院に相談に行ったら、「一緒に頑張ろうね」って言ってもらったために、「今のままでいいんだ」と思われているお母さんも多いかもしれません。
 
 
でも、お母さん自身が子育てが大変だと感じていたら、もう「様子を見ましょう」とか「見守っていきましょう」という段階ではないのではないかと、仲田さんのお話からは感じることができました。
 
 
特に、幼児をお持ちのお母さんは、二次障害はもっと先の話だと思われている方が多いと思います。
 
 
二次障害とは、発達障害の特性を理解してもらえず、家族や周囲の人から注意されたり、叱られたりということが多くなった結果、自信をなくしてしまい、反抗的な態度が目立ったり、精神的に不安定になったり、不登校になったりと別の問題が出てくることを言います。
 
 
たとえ小さなお子さんでも、暴力や暴言がひどい場合には、場当たり的な対応ではなく、できるだけ早く根本的な解決を図ることが重要だと感じました。
 
 

3.発コミュの実践で二次障害だった息子くんが大変身!

 
 

ーーー二次障害まで発展した暴力暴言がひどかった息子さんですが、今はどう成長していますか?

 
 
「今は、息子のことを私が言うのもおかしいですけど、優しくなったんですよ。発コミュを実践して2週間で落ち着いてきて、3ヶ月ぐらいでほぼ問題行動はなくなりましたね。
 
もともとは、ちょっと自分よがりというか、自分の好きなことにまっしぐらなタイプだったんです。
 
人の話も聞けないし、周りの気持ちも分からないような子だったんですけれども、今は、私が『ちょっと助けて』って言うと、率先してお手伝いをしてくれるようになりました。
 
ほかにも、私がだるそうにしていると、毛布を持ってきてかけてくれたりとか、そういう優しさを垣間見ることができるようになりました。
 
息子がピークで荒れていた時、ちょうど下の子を妊娠していたのですが、この子が生まれた時に、息子が下の子に対してどういう接し方をするんだろうってすごく怖かったんです。
 
でも、今は私がちょっと目が離せないとなると、見ててくれたりとか、いないいないばあってあやしてくれたりとか、5歳ながらにお世話もしてくれるようになったので、すごく頼もしい存在になりました。」
 
 

ーーーびっくりですね!発コミュをしっかり実践すれば、それだけ早く結果も出るんですね。だからこそ、お母さんが学んで実践するって本当に大事ですよね。

 
 
「本当に大事だと思います。保育園で今、加配をしていただいてるんですよね。
 
『加配してもいいですか?』って先生に面談された時の、申し訳なさそうな先生の顔が忘れられない中、一番嬉しかったのが、発コミュをやって3ヶ月後ぐらいに、『本当に変わりましたね、息子くん』って言っていただいたんです。
 
今も実際加配はついていますけど、それでも『変わったね』って言ってもらえるって凄く嬉しいなって思いました。
 
『見守っていきましょう』じゃなく、『もう大丈夫ですね』と言っていただいたのが、何より嬉しかったですね。」
 
 
 
 

◆ポイント解説

 
 
お母さんが発コミュを学び実践することで、暴力や暴言がひどかった息子くんが優しいお兄ちゃんに変わったというのには驚きましたね。保育園の先生が驚くほどの成長ぶりでした!
 
 
特に、幼児はまだお母さん大好きっていうのが基本にあるので、早く変われたのかもしれません。
 
 
この暴力や暴言が思春期まで続いたら、どれだけ困りごとや本人のメンタルの状態が深刻になるでしょうか。お母さんをはじめ、家族の対応ももっと難しくなるはずです。
 
 
二次障害に気づいて早く対応するから、早く結果がでることにつながるんだと感じました。
 
 
仲田さんは、発コミュに出会う前にも、息子くんについてご相談されてきました。でも、「様子を見ましょう」「見守っていきましょう」という言葉しかいただけませんでした。
 
 
今思えば、相談する側の姿勢も大事だったということに気づいたそうです。
 
 
次回のインタビューでは、お母さんが子育てに悩んだ時、どんな動き方をしたら、より具体的な解決策を得られるのかについて、仲田さんの実体験からお話しを伺います。
 
 
 
 
 

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執筆者:佐藤とも子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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