毎日3食の食事の時間が1番叱る回数が多いというお母さんはいませんか?食べるのが遅い、食べ方が汚い、姿勢が悪い、立ち歩くなど集中して食べるのが難しい発達凸凹キッズと、イライラせずに楽しく食事をするためのワンポイントをお伝えします!
【目次】
1.毎食のごはんタイムが食べさせたいママと食べたくない子どものバトルになっていませんか?
2.食べない・散らかす・姿勢が悪い全て食べたくない気持ちのせいでした
3.ダラダラ食べを一気に解消!食材当てゲームで楽しくパクパク食べるように
1.毎食のごはんタイムが食べさせたいママと食べたくない子どものバトルになっていませんか?
発達障害やグレーゾーンのお子さんの食事の食べ方について、困っているお母さんはたくさんいらっしゃると思います。
食事は、生きていくために必要不可欠なもの。だからこそ、お母さんとしても離乳食を食べ始めた頃から、ずーっと悩んできたことの一つなのではないでしょうか?
食べる量は足りているのか、栄養のバランスはどうか、おやつは食べさせすぎになっていないか、毎日考え工夫されてきたと思うんです。
ですが、発達障害の特性をもった子どもは、感覚過敏などがある子が多く、どんなにお母さんが栄養バランスのとれた食事を作っても、好き嫌いから食べてくれないという事があります。

また、衝動性や多動のあるお子さんの場合は、そもそも食事に興味がない場合、椅子に座って集中して食べる事が難しいという事もありますよね。
せっかく作った食事も、食べてもらえなければ栄養を体に届ける事ができないので、お子さんになんとか食べてもらう為、必死になりすぎてしまう事も。
実は、以前の私がそうだったんです。
そのために、食べさせることに一生懸命になりすぎて、楽しい食事の時間にしたくても結果毎日叱ってばかりになっていました。
身体の事を考えて作った食事は食べずに、お菓子ばかり食べたがる子どもにイライラして、お菓子を禁止にしたこともありました。
そんな叱ってばかりの食事時間だったので、食べない以外にもこんな事態になっていました。
2.食べない・散らかす・姿勢が悪い全て食べたくない気持ちのせいでした
そもそも好き嫌いが多く、食べられるものが限られていると、お母さんとしては今日の食事の中で「コレだけは食べてほしい!」という渾身の1品があったりしませんか?
私も、その日に食べさせたい食材を、なるべく好きな味付けにしたり、お好み焼きにして混ぜ込んだりして、今日これさえ食べてくれればOK!というものを必ず1品作っていたんです。
もちろん作ったもの全て食べてもらいたいけれど、それは無理なのはわかっていたので、せめてもの1品でした。
ですが、この1品を食べて欲しい!という気持ちから、「これから食べてごらん」というように食べる順番を指示してしまうことがありました。
そうなると、新しいものに挑戦するのが苦手な発達障害の特性もあり、警戒してなかなか食べてもらえなかったり、食べる前にバラバラに散らかされてしまったりしました。
きっと私の娘はこう思っていたと思います。
お母さんが食べさせようとしてくるの嫌だな…
きっと中に嫌いなものが入ってる…
中身をほぐしてみてみよう…
あぁ食べたくないな…
こんな風に思いながら食べているので、なかなか食べ進まずに散らかすだけ散らかして食べない。

食べたくない気持ちから、食事中に立ち歩いたり、姿勢が悪くなってしまう。
この悪循環から私のイライラもピークに達してしまい、
「早く食べなさい!姿勢が悪いよ!散らかさないの!」
こんな風に叱り続ける食事時間になってしまっていたんです。
ですが、発達障害・グレーゾーンの子どもにとっての好き嫌いは、脳の特性から苦手さを感じている場合、気合いで乗り越えられるものではありません。
しつけでは苦手はなくならないけれど、脳は楽しいことで伸びる!と学び、まずは食事の時間を楽しくすることにフォーカスするようにしました。
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3.ダラダラ食べを一気に解消!食材当てゲームで楽しくパクパク食べるように
まずは、ダラダラと時間がかかってしまっていたので、短い時間で食べきれた!という成功体験を増やしていこうと考え、食器によそう食事の量を半分に減らしました。
そして食べ切れた時には、ハイタッチで「やったー!食べきれたね!すごい!」と褒めて、食べきる事へのモチベーションを持たせました。
そうすることで、食べきれた!という自信がついてくるので、食事に集中できる時間が少しずつ長くなりました。
そして1番ダラダラ食べを解消するのに効果的だった方法が、食べているメニューでの食材当てクイズです。
今食べているものに何が入っているか当てられたら、ご褒美シールやご褒美のお菓子を一つ食後に食べてOKなどのルールで、食材を当てていく簡単なクイズゲームです。
例えば、ハンバーグを作ったとします。
何が入っているでしょうか?と聞いて、「お肉」とか「玉ねぎ」など何かお子さんが答えてくれたら、「正解!他には何が入ってると思う?」を繰り返していくだけ!
答えが出てこなくなったら、お子さんから出てこなかったけれど、使っている食材を教えてあげたりすることで、知識も増えていきます。
この食材当てクイズを続けてきた事で、子どもたちは食材の名前もかなり覚えましたし、料理への興味がぐーんと高まりました。

上級編は、隠し味を当てるゲーム。
ハンバーグのソースに入れたものを当てるというのもいいですし、お味噌汁にごま油をちょっと入れたり、バターを入れたりもしました。
味を当てたい!という気持ちから、正解がわかるまで、ひと口ずつどんどん食べ進むので、こちらもオススメです。
いかがでしたか?
好き嫌いが多いお子さんのダラダラ食べ解消のための第1歩は、食事の時間を楽しくすることです。
楽しく食べる事を目的にすると、ダラダラと食べていた時の困り事だった姿勢の問題や、食べ散らかすなどもなくなり、食事時間に集中できるようになりました。
食材あてゲームが食材について知るきっかけとなり、食べられる食材が増えたり、料理に興味をもてた事でお手伝いも進んでしてくれるようになりました。
お子さんの食事がなかなか食べ進まずに悩んでいるお母さんは、ぜひ試してみてくださいね。
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執筆者:成瀬まなみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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