新型コロナの感染は心配なところですが、子どもたちにとっては楽しみな夏休みがやってきます!皆さんはもう夏休みに何をするか決めましたか?総研ではパステルキッズのママたちが考える今年の夏休みの過ごし方についてアンケートをとってみました。
【目次】
1.ママはやっぱり子どもに思いっきり楽しい夏休みをすごしてもらいたい!
2.特にママが子どもにすすめたい夏休みの活動とは?
◆第1位 自然に親しむ体験
◆第2位 体を動かすスポーツ活動
◆第3位 料理やお掃除などのお手伝い
3.パステルキッズのママが立てている今年の夏休みの予定を聞いてみました!
○調査期間:2022年7月9日から7月11日 (3日間)
○回答者:パステル総研読者、Twitterフォロワー、メールマガジン読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 計133名
○調査方法:インターネット調査
1.ママはやっぱり子どもに思いっきり楽しい夏休みをすごしてもらいたい!
子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきました!
パステルキッズを育てるママは今年の夏をどんな風に過ごしたいと考えているのでしょうか?
今回パステル総研でアンケートを実施し、未就学児から中学生までのお子さんをもつママ133名からご回答いただきました。
お子さんの現在の年齢を教えてください。
次に、この夏休みの時間を利用して、子どもにさせたい活動があるかどうかをお聞きしました。
させたい活動があると答えたママは、84.2%!
これは子どもの年齢に関わらず、ほとんどのママが夏休みの時間を利用して子どもに何か活動をすすめたいと考えているようです。
続いて、活動をさせたいと考える理由についてお聞きしました。
今回質問に答えてくれた方のほとんどが発達障害・グレーゾーンの子どもがいるママでした。
そのママが子どもに活動をすすめたい理由は、「やったことがない体験、経験を積ませたい」「自信を持たせたい」「楽しく過ごさせたい」というどれもお子さんの成長につながる活動をさせたいと考えているようです。
また、理由として「苦手をなんとかしたい」を選んだママは0人でした。
これは、ママが子どもの苦手ではなく、得意や興味に注目しているということだと思うのですが、このママの考え方、子どもの脳の成長にとてもマッチした対応なんです。
というのも、「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますが、脳科学では子どもの好奇心が脳を活性化させ、成長させる原動力であると言われています。
ですから、せっかくの長い夏休みには子どもの興味や好奇心をたっぷりとくすぐって、子どもたちが楽しめる活動を促していきたいものですね。
では、実際に夏休みにママが特にさせたいと思っている活動とはどのような活動なのでしょうか?
2.特にママが子どもにすすめたい夏休みの活動とは?
子どもにすすめたい活動の内容についてお伺いしました。
◆第1位 自然に親しむ体験
アンケートに答えてくれたママの41.6%が子どもにさせたい活動として挙げたのは、『自然に親しむ体験』でした。
この自然に親しむ体験は、脳の成長にとって大事な刺激が得られる絶好のチャンスなんです。
例えば、草や風の匂いを嗅いだり、川の水や砂の感触を楽しんだりすることは、五感を刺激し、好奇心や豊かな感受性を育むきっかけになります。
虫や魚などのいきものと関わることで命の大切さを知ることもできますね。
草花や木の枝を使って、どんな遊びができるかを考えられるようになると、発想力や想像力も養われます。
さらに、自然の中で一緒に遊ぶ家族やお友達とのつながりを感じることで幸せホルモンであるオキシトシンも分泌され、情緒の安定にもつながってきます。
こう考えると、夏休みに自然に親しむ体験は、まさにいいことばかり!
ママがさせたいと考えるのも納得です。
パステル総研の記事にも自然に親しむ子どもへの効果を記録した記事がありますので、よかったらご覧くださいね。
◆第2位 体を動かすスポーツ活動
続いてママが子どもにさせたい活動としてあがったのが、『体を動かすスポーツ活動』です。
わたしたち大人が子どもだった時代と比べると、今の子どもはゲームやスマホに夢中で体を動かすことが少なくなったように感じます。
体を動かす活動は、体力作りに効果的なことはもちろん、ストレスが発散できたり、ストレス耐性をつけることに繋がるので、前向きな強い心を育てることができます。
さらに、集団で行うようなスポーツだとお友達と関わりながらコミュニケーション力や協調性を育むことができますね。
外での体を動かす活動では、太陽光を浴びることで脳内のセロトニンというホルモンの分泌が促され、生活のリズムも整いやすくなります。
パステル総研の記事でもご紹介していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
◆第3位 料理やお掃除などのお手伝い
つづいて、ママがさせたい活動の第3位は『料理やお掃除などのお手伝い』があがっていました。
発達障害、グレーゾーンの子どもたちは、幼稚園や学校などで注意されたり、叱られたりすることが多く、自己肯定感が低くなりがちです。
この自己肯定感をあげるのにとても効果的な方法の1つが、家でのお手伝いです。
人は誰でも誰かの役に立ちたいという欲求があります。
ママがお手伝いをしてくれた子どもに「ありがとう」を伝えて褒めることで、ママの役に立てたと自尊感情をもち、それが自分への自信につながっていきます。
また、お掃除のお手伝いは、しっかりと見て注意を向ける力を養うことができますし、どこが汚れているかといった視覚情報から、体をスムーズに動かす「目と手の協応」のトレーニングにもなります。
料理だと、手順を追って調理するので段取り力が養われます。
一度にあれこれ作業する場合にはマルチタスクをこなすトレーニングにもなりますね。
3.パステルキッズのママが立てている今年の夏休みの予定を聞いてみました!
では、具体的にパステルキッズのママたちがこの夏休みに立てている予定はどのようなものかみてみましょう。
まず、今年の夏休み、実際に予定は立てていますか?という問いには 予定を立てている、もしくは候補をあげて検討中と答えた方があわせて68.4%
7月上旬に行ったアンケート結果で、すでに7割近い方が夏休みの予定を立てていらっしゃいました。
続いて、夏休みの予定をたてている、もしくは今検討中な方に、予定を伺いました。
その中で特に人気だった予定、1位~5位をあげてみました。
これは、ママがさせたい活動の理由としてあげていた「やったことがない体験、経験を積ませたい」「自信を持たせたい」「楽しく過ごさせたい」という思いが叶えられるような予定になっているように思いました。
また、コメントで具体的な予定もご回答いただきましたのでご紹介しますね。
・テーマパークやスライダーのあるプールに行く
・サマーキャンプでお友達とクッキング
・楽しそうなアスレチックがあるところに泊まりに行く
・船で島に渡ってバーベキューと海遊び
・おじいちゃんの家にお泊まりする
・県外の親戚の家に帰省
・キャンプで花火大会、星をみる、小川で遊ぶ
・グランピング
・ディズニーランド
・サマーキャンプでお友達とクッキング
・楽しそうなアスレチックがあるところに泊まりに行く
・船で島に渡ってバーベキューと海遊び
・おじいちゃんの家にお泊まりする
・県外の親戚の家に帰省
・キャンプで花火大会、星をみる、小川で遊ぶ
・グランピング
・ディズニーランド
コメントを読んでいるだけで、子どもたちが楽しみにしている顔が浮かぶ気がして、なんだかこちらまで楽しみになってきます。
夏休みの計画をこれから考えようかなと思っている方、まだまだ遅くはありません。
日常の生活ではなかなか経験する機会がないことも、夏休みの時間を使えばできることがたくさんあります。
さらに、この夏、パステル総研より「未来を生き抜くチカラが育つ おうち体験学習のヒミツ」という小冊子が期間限定にてリリースされています。
こちらはまさにお子さんの好きや得意を伸ばす夏休みの過ごし方や、その効果について書かれています。
※お申し込みのメールアドレスにお届けします。info@hk-mama.comからのメールが受け取れるようメールフィルタの設定をご確認ください。
※Gmailの場合、メールが「プロモーション」に配信されてしまうことがあるようです。メールが届かない場合はそちらもご確認ください。
せっかくの夏休み、ただなんとなく過ごすなんてもったいないです!
今年は、ぜひ子どもの好奇心を刺激して子どもがぐーんと成長する夏休み、過ごしてみてくださいね。
子どもの発達を伸ばすヒントを毎日お伝えしています。
執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)