これを見れば、発達障害・グレーゾーンの子どもが絵日記の絵をスムーズに描く方法が分かります!
発達障害・グレーゾーンの子どもがスムーズに絵を描くためにお母さんにやってほしいことって何か分かりますか?それはダメ出しは一切しないで、できているところに注目して褒めてあげることです!
日記・絵日記の悩みはこれで解決!④こうすれば絵が苦手な子どももすらすら描ける!
レッスンスクリプト
そもそもなぜ発達障害・グレーゾーンの子どもが絵を描くのが苦手か分かりますか?それは、丁寧な作業が苦手だったり、細かな作業が苦手だからです。
学校によっては「色鉛筆で丁寧に色を塗るように」なんて指示が出されることもありますが、これを真に受けてあれこれ口出してしまうのは絶対にNGです!
そんなことをしたら子どもはますます絵を描くのが嫌いになるだけです。ではお母さんは具体的にどうやって褒めればいいのか解説していきますね。
まず、子どもが見本になるような写真を用意してください。
①最初の一歩は写真を撮ること!でお伝えしたように、子どもが絵を描きやすいように、こんな感じで描くものが大きく写っているものを用意してくださいね。
そして、子どもが実際に絵を描き始めたら、どんどんできているところを見つけて褒めていきます。
ではこちらの絵を見てください。
これは小学校低学年の子どもが描いた動物園の象の絵です。
例えば
・まず描き始めたことに注目して「お、描き始めたね!」と声をかけましょう。
・象が2頭いることに注目すると「象って難しいのに2頭も描けたんだね!」と言えます。
・しっぽが描けていることに注目すると「ちゃんとしっぽまで描けてるね。細かいところまでよく見てるね」と言えます。
・右の象の一番右の足の色の塗り方に注目すると「ここの部分ふちどりもしたんだね!すごくきれいに塗れてるね!」と言えます。
・鼻に線が入っているところに注目すると「お鼻のしわまでちゃんと描いたんだ!しっかり観察できてるね!」と言えます。
・背景の建物に注目すると「このお城かっこいいね!屋根の細かい部分までよく見て描けてるね」
などと褒めることができます。
こんな風に子どものできているところに注目すると、褒めるところがどんどん見つかるんですよ。
この絵は見本なので完成したものになりますが、描いている途中で例にあげたような声掛けをしていると、子どもは褒められたことをどんどん自分から気を付けるようになります。
「ここの部分丁寧に塗れてるね」と言えば他の部分ももっと丁寧に塗ろうとし始めます。
「ここの部分よく見て描けてるね」と言えば他の部分ももっとよく見て描こうとし始めます。
お母さんが「もっと写真をよく見なさい!」「もっと丁寧に塗りなさい!」とダメ出しをしなくても子どもが気を付けて描くようになるんですよ。
いかがでしたか?絵日記の絵をスムーズに描かせるためにはダメ出しは一切せずに、できてるところを見つけて褒めてあげることが大事です。お母さんの声掛けで子どものやる気をどんどん引き出してあげてくださいね!
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講師:水本しおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)