ADHD傾向の子どもをすぐ怒る「昭和スパルタ旦那」に困っていませんか?お母さんがどんなに子どもを褒めて育ても台無しにされる…子どもをすぐ怒る旦那さんでもお母さんが関わりを変えるだけで子どもを「褒めて育てるパパ」へ変身させることができますよ!
【目次】
1.衝撃!ADHD傾向の子どもをすぐに怒る「昭和スパルタ旦那」の実態と影響
2.大人でも「人から褒められる」と「人を褒めれる」ようになる!?
3.お母さんが〇〇するだけでADHD傾向の子どもを褒める旦那になります
1.衝撃!ADHD傾向の子どもをすぐに怒る「昭和スパルタ旦那」の実態と影響
子どもは褒めて育てましょう、認めながら育てましょうと言われている昨今。
注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の幼児の子育ては大変ですが、お母さんは褒めて育てようと日々頑張っていますね。
それなのに「じっとしなさい!」と子どもをすぐに怒る「昭和スパルタ旦那さん」がいて困っていませんか?
お母さんは褒めて育てようとしているのに、たまに家にいる旦那さんが子どもをすぐに怒ってしまい、台無しになることがありますよね。
旦那さんは
・バタバタするんじゃない
・座ってご飯を食べなさい
・片付けをしなさい
・どこに行ったんだ など…
ADHD傾向の幼児の目につく行動を見つけては、すぐに怒り爆発!
「そんな対応は子どもによくないよ」と必死にお母さんは訴えるけれど、聞いてくれません。
それもそのはず、日本の教育はもともと「叱って育てる」とされてきました。
「昭和スパルタ旦那」もその考え方を持っている方が多いです。
「子どもは厳しく育てないと我慢ができない大人になる!」
「社会は厳しいものだ。それに耐えていける強い気持ちを持つべきだ!」
「それが親の役目だ!」
と昭和的考えが未だ浸透しています。
こんな方法は、ADHD傾向の幼児には最も向かないことです。
ADHD傾向の子どもは親に怒られ続けると、自分はダメなんだと思い自信を失い、行動が消極的になります。
また、自立しにくく、自己肯定感が下がることにもつながります。
すぐに怒る旦那さんをなんとか止めたいところですね。
2.大人でも「人から褒められる」と「人を褒めれる」ようになる!?
人から褒められると他の人を褒めはじめるってご存じでしたか?
仕事でも上司が部下を褒めると、同僚や仲間など関わっている人たちがお互いに褒めあうということがありますよね。
脳科学的に相手を伸ばすには褒めるのが大切で、あれこれ言わなくても「いいね」「さすがだね」という声掛けは、脳科学的にプラスのサイクルを作っていくのです。
他人から褒められた嬉しさから、脳の血流が活発に働き、褒められるというご褒美をもらうと「またあのご褒美が欲しい」「もっとあの人のことばを聞きたい」と思います。
「すごいね」「できたね」「その方法はいいね」の肯定の声掛けはADHD傾向の子どもに限らず、大人の脳にとっても最高のご褒美なのです。
夫婦の間でもこのようなプラスのサイクルが作れたらいいですよね。
3.お母さんが〇〇するだけでADHD傾向の子どもを褒める旦那になります
ADHD傾向の子どもをすぐに怒る旦那を変身させ、お家の中で褒めのサイクルを作る方法をご紹介します。
その方法とは、
「お母さんが旦那さんのいいところを30個書きだす!」
です。
先ほどもお伝えした通り、脳に嬉しい肯定の言葉が入ってくると、また聞きたいと思い行動が変わります。
そして、たくさん褒められているうちに、自分も人を褒めることができるようになってきます。
そのサイクルを作るために、まずはお母さんが旦那さんを褒めまくることです。
褒められた旦那さんは
「自分って案外とできるんだ」
「こんなことも褒めてもらえるのか」
「嬉しいな」
と自信になってきます。
旦那さんのいいところを30個書きだし、脳の仕組みを意識しながら旦那さんをこまめに褒めていき、いい記憶をたくさんインプットしてあげましょう。
妻という身近な存在に褒められ肯定させることで、旦那さんは自信をつけて、自分からも褒めるという挑戦をするようになってきます。
家族が褒めのサイクルに満たされ笑顔で過ごせるために、まずはお母さんが紙とペンを持ち、旦那さんといいところを書きだしてみましょう。
ぜひ、最初の一歩を踏み出してくださいね!
家族の子育ての悩みをマルっと解決し、家族仲良くする方法をご紹介しています。
執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)