夏休みがスタートしました!幼児のお子さんとお家で過ごす時間も増えましたね。活発な子どもと家で何をして遊んだらいいの?と悩んでいるお母さんも多いはず。今回は子どもの「興味」を活用しながら、脳を鍛える遊びベスト5をお届けします!
【目次】
1.幼児のお母さんの悩み…夏休み子どもとお家で何して遊んだらいい?
2.興味が脳を鍛える遊びになる理由とは
3.子どもの興味をチャンスに変える「おうち遊び」ベスト5
①読み聞かせ
②積み木
③折り紙
④粘土
⑤お絵描き
1.幼児のお母さんの悩み…夏休み子どもとお家で何して遊んだらいい?
お家で子どもと1日を過ごす夏休みが始まりましたね。
普段は幼稚園に行っている活発な幼児の子どもとお家で過ごす時間って
「何をして遊んだらいいの?」
「1日がとっても長い」
とお悩みのお母さんも多いのではないでしょうか。
さらに、この年齢は小学生に向けて
「そろそろお勉強もさせないといけないかな?」
「ドリルをしたほうがいいかな」
と勉強の心配をし始める時期ですね。
「子どもと何をして遊ぶ?」「勉強もさせたい」こんな2つの悩みを持っていませんか?
そんな悩みを持つ幼児のお母さんに朗報です!
2つの悩みは同時に解決することができますよ。
2.興味が脳を鍛える遊びになる理由とは
ここで質問です!
「お子さんが今、興味をもっていることは何ですか?」
例えば、昆虫、車、電車、恐竜、カードゲーム、お絵描き、粘土…
さまざまなことに興味のある時期だと思います。
子どもは興味のあることに対しては、どんどん調べたり、キャラクターの名前をたくさん覚えたりとどこまでも追求しませんか?
大人でも興味のあることってトコトン調べたり、ハマっていきますよね。
子どもが興味をもって遊んでいるときというのは、さまざまなことを学んでいます。
興味のあることを追求しているときのエネルギーは大きな力を持っていて、そのエネルギーを用いて子どもは脳を鍛えています。
つまり、「興味」はものすごく脳を活性化しています。子どもが興味をもったときは脳が伸びる大きなチャンスです!
親子で一緒に楽しみながら興味のあることをとことんさせてあげましょう。
机の上でドリルをするよりも、興味を使った脳を鍛える遊びで子どもはぐんぐん成長しますよ!
3.子どもの興味をチャンスに変える「おうち遊び」ベスト5
子どもの興味が脳をぐんぐん成長させるなら活用しない手はありませんね。
日常生活で「興味」を活用するためには「遊び」が効果的です。
子どもは遊びが好きですから、興味のあることを使って楽しく遊びながら脳を鍛えていく「おうち遊び」をご紹介します。
私がよくしていた代表的な遊びと脳を鍛えるポイントについてご紹介します。
◆①読み聞かせ
一般的にも重視されている読み聞かせ。
子どもたちはお母さんに絵本を読んでもらうことは大好きですね!
すでに行っているご家庭は多いと思いますが「ただ、本を読んであげる」だけではもったいない!
興味のある絵本を読み聞かせながら、方法を見直すだけで脳を伸ばすチャンスになります。
・感情を込めて読む
→気持ちの理解ができる
・質問をする
→「〇〇(登場人物)はどんな気持ちかな?」「誰が出てきたかな?」
・読んだ絵本を絵にする
→イメージや想像力が身につく
・要約させる
→状況把握ができ国語に役立つ
・音読や復唱
→ことばを学ぶ
◆②積み木
我が家では一番長い時間遊んだ人気の遊びです。
理科や算数の下地になるのでオススメです!
「百聞は一見にしかず」と言いますが、将来、算数の問題集を見ただけではわかりにくい図形の問題が、積み木を通して学べます。
・興味のある物を作る
→イメージや創造が身につく(車、昆虫、電車など)
・できるだけ高く積み上げる
→空間の理解、バランスの理解、てこの原理などにつながる
・積み木をいくつか積んで何個あるか当てる
→空間の理解
◆③折り紙
幼稚園でも活用している折り紙ですが、図形の理解を促すことができます。
折り紙に慣れると、イメージ力を高めることができ、算数にもつながってきますよ。
・興味のあるものを作る
→興味やイメージが身につく(飛行機、お花、動物など)
・「三角」「四角」「長方形」などを理解する
→図形が理解できる
・角と角と合わせる
→手先の器用さにつながる
◆④粘土
子どもは粘土からの手の刺激が大好きですね。
色もカラフルで視覚的にも楽しめます。
・興味のあるものを作る
→イメージや創造
・色つき粘土を混ぜる
→色の変化を知る
・お団子を作る
→数や足し算引き算の理解
◆⑤お絵描き
「画用紙にクレヨンで描く」というイメージしかないですが、工夫することで色々な力になります。
コツは否定せず好きなように描かせることです。
考える力を自由に伸ばしましょう。
・興味のあるものを描く
→イメージや創造
・あらゆる角度から描く
→図形や空間把握(リンゴを横から描く、上から描く、下から描く)
・「幼稚園」「電車」「サンタさん」を描く
→イメージと想像力
・読み聞かせのあとに絵本のイメージを描く
→イメージや創造力
いかがでしたか?
普段の遊びを少し意識するだけで、将来、学校で勉強ができたり、頭の良さを身につけるための基礎ができあがります。
幼児の「なぜ?どうして?」という興味に親が関心を持ち、いかに伸ばすかがとても大切です。
勉強させないと!と無理やりドリルをさせなくても、子どもは楽しく遊んでいるだけ!けれど実はお勉強に繋がっている!と思うと、私も悩みがなくなりました。
ぜひ、この夏休みは普段のお家遊びを少し意識しながら親子で楽しく過ごしてくださいね。
子どもの脳を伸ばす遊びをたくさん紹介しています!
執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)