ぼーっとしてる子は実は賢い!?最適なぼんやりタイムを過ごす秘密の時間とは?

何もせずにぼーっとしている子を見ると、早くやることやっちゃいなさい!とイライラしませんか?ぼーっとすることは脳の働きではとても大切なことで、賢い子になる秘訣でもあります。お母さんも子どもも忙いからこそ良質なぼんやり時間を確保しましょう。
 

【目次】

 
 

1.とにかく行動が遅い!ぼーっとしてる我が子にイライラ

 
 
いつもぼーっとしてやることを全然やらない子に困っていませんか?
 
 
何をするでもなく、ソファーに座ってぼんやり。
 
 
 
お風呂も黙ってたらずっーとはいってるし、トイレからもビックリするくらい出てこない。
 
 
うちの子がまさにこんな感じなんです。
 
 
あまりにもトイレから出てこないので、どうしたんだろうと心配になることもしばしば。
 
 
その度に、「何してるの?早くでなさい」と言っていました。
 
 
そのあともズボンをはかずに、ぼーっとしていることもあります。
 
 
とにかく次の行動に移るのも遅いし、やらなきゃいけないことを全然やらないんです。
 
 
それを見て私は「早くしなさーい」といつもイライラして次にやることの指示を出しいました。
 
 
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2.ぼーっとしてる子は賢い子!?

 
 

子どもがぼーっとしていると、時間がもったいないとか、先にやることやればいいのにと思いますよね。

 
 
しかし、実はぼーっとするのがとても大事な時間なんです。
 
 
ぼーっとしているときは脳内でとても大切な働きをしています。
 
 
脳内に散らばった記憶を組み合わせて、ひらめきを生み出しています。
 
 
例えば、お風呂に入ってリラックスしているときは、ぼーっとしやすいですよね。
 
 
お風呂で急にやらなきゃいけないことを思い出したり、いいアイデアが浮かんだりなんて経験ありませんか?
 
 
 
 
他にも
 
 
・他の脳を休ませる
 
・頭の中で想像する
 
・記憶を整理する
 
・自己認識(自分のことを理解すること)
 
・見当識(自身が現在置かれている状況を把握し理解すること)
 
 
こんなことをやっています。
 
 
子どもがぼーっとしている時、唐突に今日の楽しかった話を始めたり、何の脈絡もなく急に嫌だったことを話してくることはありませんか?
 
 
頭の中でいろいろ考えて、お母さんに話したいなとひらめいてくれてるんですよね。
 
 
そうして、思う存分ぼーっとして言葉に出して、頭の中が整理されたら自分で切り替えて動き出します
 
 
これって実は「賢い子」の特徴なんで、子どもがぼーっとするのはとても大切な時間なんです。
 
 
しかし、このぼーっとすること、デメリットもあります。
 
 
ぼーっとするのって省エネに見えて、かなりエネルギーを消費しています。
 
 
脳の総エネルギーの60~80%がぼーっとする時間で消費してると言われています。
 
 
休んでいるつもりが、逆にくたくたに疲れてしまうんですね。
 
 
もうひとつは、嫌なことをずっとぐるぐる考えてしまい、しんどくなってしまうことです。
 
 
人はネガティブなことを考えてしまう生き物です。
 
 
原始時代から生きるために用心深く、あれこれ考えてきたから危険を回避してこれたのです。
 
 
そして発達に凸凹のある子はネガティブな記憶をためやすいこともわかっています。
 
 
身を守るためにネガティブなことをぐるぐる考えてしまうことなく、そして適度な時間だけぼーっとできるような時間をとることが大切です。
 
 
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3.”ポジティブなぼんやり”をするのに最適な時間とは?

 
 
子どもが楽しくぼーっとするのに最適なのが、絵本の読み聞かせです。
 
 
読み聞かせ中、子どもの脳はリラックス状態になっています。
 
 
 
 
子どもは読み聞かせを聞きながら、
 
 
・絵本の絵以上のことを想像する
 
・自分の経験を思い出す
 
・絵本の話と自分の経験をつなげる
 
・登場人物になりきってお話を体験する
 
 
こんな風に想像したり、記憶を整理したりその中からひらめいたりしています。
 
 
お母さんの心地よい声を聞きながら、ポジティブな世界でぼーっとできるなんてすてきですよね。
 
 
情報量が多すぎたり、子どもすらも忙しい現代社会だからこそ、親子でゆっくり絵本の読み聞かせをしてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:いぐち ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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