お子さんがなかなか外出できない状況で、将来が心配でたまらない…。なぜ、外に出られなくなってしまったのだろう?そんなお悩みをお持ちの方に、ぜひ試してもらいたい”ママのスモールステップ大作戦”をご紹介します。
【目次】
1.不登校になった子どもが外出できない!
2.なぜ、そんなに外出を嫌がるの?
3.外出できるようになる!ママのスモールステップ大作戦
①ママの不安を落ち着かせる
②家の中で行動力をあげる
③本人が外出したくなるような目的を作る
1.不登校になった子どもが外出できない!
お子さんが不登校になり、外にまで出られなくなってきている…
まさか我が子がそんな状況に陥るなんて、これからどうしたらいいの?とお悩みのママはいませんか?
・学校には行けなくても、せめて外に出て元気に過ごしてほしい
・このままずっと引きこもりになったらどうしよう?
・将来、仕事はどうするの?
ママはこんな心配ばかりが浮かんでくるのではないでしょうか。
私もそんな経験をした一人です。
「外にも出られないなんて可哀想…このままでは将来、絶対に困るはず!」と頭を抱えていました。
そして、何としてでも外に出られるようにしてあげなくては!と考えていました。
2.なぜ、そんなに外出を嫌がるの?
外出を嫌がるお子さんには、ネガティブな記憶が残りやすいという特性を持っている子が多いです。
ネガティブな記憶が積み重なったことにより、不安感が強くなっています。
学校では不安なことが多く、不登校になった時点でかなりストレスが蓄積しています。
そんな状態にも関わらず、ママは自分の心配を払拭するために、外で遊ぼうと声をかけたり、興味のありそうな場所に誘ったりしがちに…
ママの声かけによってお子さんが外に出て楽しむことができれば、成功体験になるかもしません。
けれど、もし外に出られないことが続いた場合、子どもはさらに自信を失うことになります。
不安感が強いお子さんは外出に誘うことさえ負担になりかねません。
一生懸命に誘ったママも「今日も外に出られなかった…」と落ち込み、また不安になってしまうという負のループに陥ってしまいます。
3.外出できるようになる!ママのスモールステップ大作戦
私が負のループを抜け出し子どもにスモールステップで対応すると、息子がまた外出ができるようになりました。
ここからは、私が実践した3つのステップをご紹介します。
◆①ママの不安を落ち着かせる
まず、冷静になって考えてみてください。
“今の世の中、本当に外出しなければ生きていけないのでしょうか?”
もちろん、大きな怪我や病気の時には、病院に行かなければならないことはあると思います。
しかし、普段の生活で考えると、食料品の買い物はネットスーパーがありますし、日用品などのほとんどの商品が通販サイトで購入することができます。
また、多くのママが心配している仕事についても、近年はオンラインでの作業が可能な企業が増えています。
これからの時代、もっとオンラインでできることが増えていくことが容易に想像できます。
大袈裟な表現ではありますが、無理に外出しなくても、生きていくことは可能なのではないでしょうか。
そう考えると、私は気持ちが楽になり、子どもが外出できないことを受け入れることができました。
そして、しつこく外出に誘うこともやめることができ、息子は家という安全基地で安心感を得ることができるようになりました。
◆②家の中で行動力をあげる
不登校になると、学校での活動もなく、登下校で歩くことさえなくなります。
自ら意識して動こうとしない限り、活動量が減るのは明らかです。
そして、その運動不足が外出できない原因になることもあるのです。
活動量が減ると、それに比例するように行動力もどんどん落ちていきます。
お子さんを外出させられないのであれば、まずは安全基地である家の中で行動力を上げるしかありません。
我が家では一緒に料理をしようと提案したり、トランポリンを購入して家の中でも体を動かして遊べるようにしました。
家の中での提案なら受け入れてくれることも多く、行動力は上がっていきました。
我が家でやったオススメの遊びは”かくれんぼ”です。
家の中なのでだんだん隠れる場所がなくなり、すぐに見つけられるようになりました。
そんな時に「家の中では狭くて、もう隠れるところがないね」と、私が声をかけました。
すると息子は「そうだ!庭でやろう!」と言って、すんなり庭に出ることができました!
このように、家の中での行動力を上げると、ちょっとしたきっかけで外に出ることができるようになっていきます。
◆③本人が外出したくなるような目的を作る
外出をするために一番大切なことは、自分で行くと決めることです。
自分で行くと決めるには、本人が外に出たいと思える目的が必要です。
目的があれば多少の不安感があっても、挑戦してみようという気持ちになります。
ここで大事なことは、本人が行くと決めても焦らずにスモールステップで挑戦していくことです。
私の息子は、アイスクリーム店に行きたいという目的ができました。
初日、息子は車には乗れましたが、店に着いても車から降りることができませんでした。
それでも「車に乗れたね。ドライブも楽しいよね。」としっかり肯定をしました。
アイスクリームは娘に買ってきてもらい、一緒に車内で食べることで、この外出を成功体験にしたのです。
3度目の挑戦をしたとき、とうとう店内で一緒にアイスクリームを食べることができました。
その後もゲームを買いに行くなど、本人の目的ができた時に外出することを繰り返していきました。
このように、本人の気持ちを尊重し、小さな成功体験を繰り返すことで、外出へのハードルはどんどん低くなります。
スモールステップの対応で大事なことは、ママの焦りは禁物で、何事も本人の主体性を大切にするということです。
小さな一歩の積み重ねが、これからの外出に繋がっていきます。
必ずお子さんと楽しくお出かけできる日がやってきます。安心して3つのステップを試してくださいね!
子育ては学ぶ時代です!子育てを”辛い”から“楽しい”に変えてみませんか?
▼ご登録はこちらから
▼無料小冊子プレゼント▼
♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
登校しぶりが解決する対応・悪化する対応
がわかります!
↓↓↓
がわかります!
↓↓↓
執筆者:なかむらあゆみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)