発達障害ADHDタイプの子は、授業や集団行動に苦手を抱えていると学校自体にネガティブな感情をためてしまうことがあります。そこで、学校生活のネガティブな感情をポジティブに書き換え、学校生活が楽しくなる方法を紹介します。
【目次】
1.学校でネガティブな感情をためがちなADHDタイプの子
2.怒られることが増え学校が嫌な場所になってしまった
3.学校に楽しく行けるように元気をチャージ
1.学校でネガティブな感情をためがちなADHDタイプの子
発達障害・注意欠如多動症(ADHD)タイプの子は、学校でネガティブな感情を溜め込むことが多いです。
・授業中落ち着きがない
・立ち歩く
・忘れ物が多い
特性から先生に注意されたり、指摘されたりすることが多くなります。
褒められるより注意されたり、怒られたりする回数が多くなるとネガティブな記憶が溜まり、自信が低下してしまいます。
自信が低下してくると、次のような症状が現れます。
・無気力になる
・怒りっぽくなる
・攻撃的になる
余計に怒られることが増え、学校生活が上手くいかなくなってしまうのです。
2.怒られることが増え学校が嫌な場所になってしまった
私の息子は、小学校3年生の時に発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されました。
小学校3年生の時に学校で注意されることが多くなったことがきっかけで、学校で暴れたり、暴言を吐いたり、お友達トラブルが増えたりと学校生活が上手くいかなくなってしまいました。
自信も低下していき、それと比例してやる気もなくなっていき、学校に行きたくないと言う日が増えてきました。
元々息子は、人と関わることが大好きで、お友達も先生も大好きな子でした。
ですが、学校生活が上手くいかなくなったことがきっかけで、学校がネガティブな場所になってしまったのです。
それでも、学校になんとか通っている息子に少しでも楽しく学校に行って欲しいと思い元気をチャージしていく方法を実践しました。
3.学校に楽しく行けるように元気をチャージ
私は、少しでも楽しんで学校に行って欲しいという思いから、「元気玉」を集めていくという取り組みをしました。
学校内で頑張れたことや楽しかったことが1つあったら、1個ビー玉をコップに入れてもらいました。
どんな些細なことでもOKにしました。
国語の時間が嫌だったけど、最後まで授業頑張ったよ。
〇〇くんに嫌なこと言われたけど我慢した。
算数のテストがわからなかったけど、頑張ってやったよ。
休み時間に友達と仲良くサッカーして遊んだよ。
そして、元気玉(ビー玉)が10個集まるごとにご褒美を決めました。
元気玉がたまっていく達成感と、ご褒美をもらいたいという思いから、学校の出来事をポジティブに報告してくれました。
1ヶ月続けているうちに、息子の表情が明るくなっていきました。
学校の中でポジティブなことを探していくうちに、学校に持っていたネガティブ感情をポジティブな感情に変換していくことができるようになったのです。
もし、お子さんが学校にネガティブな感情を持っていたら、元気玉を集めてみてくださいね。
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執筆者:高井智代
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)