発達障害の子どものこだわりと癇癪を長所に変える!4つの子育て”基本のキ”

 

発達障害でこだわりと癇癪があるの息子の対応に悩み、孤独感に押しつぶされそうな私を救ってくれたのは発達科学コミュニケーションでした。反抗期の息子にお手上げ!この子の将来はどうなるのか不安しかなかった私を立て直した方法をお伝えします。
 

【目次】

1.こだわりが強く癇癪がひどい発達障害の子どもはママのしつけが悪いの?
2.発達障害の子どものこだわりと癇癪をおこしやすいのはなぜ?
3.発達障害の子どものこだわりを長所として受け入れること
①共感すること
②暴言はスルーする
③他の子どもと比べない
④ママの価値観をかえる

 

1.こだわりが強く癇癪がひどい発達障害の子どもはママのしつけが悪いの?

 
 
言い出したら言うことを聞かない!こだわりが強く癇癪がひどい子どもの対応に困っていませんか?
 
 
私はある日ママ友に「ママが優しいから言うことを聞かないんだよ」という、嫌味ともとれる言い方をされてしまい、言うことを聞かない息子を叱責したら逆効果だったんです。
 
 
息子は逆上し激しく叩かれ手が出てくる始末!私はいつも一筋縄にいかない育児に孤独感を感じていました。
 
 
実は、こだわりや癇癪がひどい子どもには、共感したり、あるいはスルーすることが大切なんです。
 
 
ママのしつけは関係ないので自分を責めないでくださいね。
 
 
私は、息子のこだわりと癇癪に困り果て、発達障害を疑い病院を受診しました。
 
 
ペアレントトレーニングを受けながら、できるだけ息子に諭すように対応していました。
 
 
育てにくいわが子の「ウザイ、シネ!消えろ!」の暴言に困りながらも、
 
 
学校に行けているからいいのかな?
 
 
外でいい子なら社会性が育っているからいいのかな?
 
 
と年に1回の発達外来の通院をやめてしまいました。
 
 
なぜなら、病院に通院するのは私のみ!話を傾聴してもらうだけで、子どもに対してのサポートは特に受けられない状況だったからです。
 
 
困っっているときの対応は結局私一人で対応したことを振り返り、受診したときに子どもの様子を伝えるだけだったからです。
 
 
子育ての安心材料の一つにはなってはいましたが、具体的な子育ての策は残念ながらありませんでした。
 
 
発達関係の本やインターネットから自己流で学び、それなりの対応を続けて小学校はやり過ごすことができていました。
 
 
しかし、中学校に入学すると反抗期の息子は荒れていき、次第に朝起きられなくなっていきました。
 
 
宿題を私が手伝いながら、「夜は早く寝よう!明日は早く起きようねっ」と約束をするのに毎日起きられず、朝から親子バトルを繰り返していました。
 
 
朝を迎えるのが苦痛でしかたありませんでした。幼いころは、まだこだわりや癇癪があっても、自我が芽生えている証拠だからと見過ごすことができていました。
 
 
しかし、子どもが大きくなると周りの目が気になりできないことに対して注意ばかりになっていました
 
 
しだいに息子との関係が悪化し、憎らしく感じてしまう私自身が許せなくなりました。
 
 
このままの親子関係では不登校やひきこもり、家庭内暴力へ発展してしまう。もう私一人の対応でやりきれない!
 
 
かといって病院に受診しても薬を処方されるだけ!コロナ禍で学校も休校で不安定の中、精神薬に頼らずに子育てしていきたい!まだ何かできるはずだとネットサーフィンしていました。
 
 
 
 
そんな中出会ったのが、発達科学コミュニケーションでした。
 
 
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2.発達障害の子どものこだわりと癇癪をおこしやすいのはなぜ?

 
 
実は発達障害の子どもがこだわりや癇癪を示すのは脳の特性によるものです。いくつかの理由がありますので、以下に主な要因を挙げます。
 
 
かならずこだわりや癇癪には原因があるので、それをママや周りの大人が理解してあげることが大切です。
 
 

◆①感覚の過敏さや鈍感さ

 
 
自閉症スペクトラムの子どもは、感覚処理の違いがあることが多いです。音や光、触覚などに対して過敏だったり、逆に鈍感だったりします。
 
 
これにより、特定の刺激を避けるためにこだわりを持ったり、ストレスを感じた際に癇癪を起こすことがあります。
 
 

◆②予測可能性の重視

 
 
発達障害の子どもは、環境や状況の変化を苦手とすることがあります。こだわりは、彼らにとって安心感や安定感を提供する手段となります。また、突然の変化に対して癇癪を起こすこともあります。
 
 

◆③コミュニケーションの難しさ

 
 
発達障害の子どもは、言語や非言語コミュニケーションが難しい場合があります。
 
 
そのため、自分の気持ちや欲求をうまく表現できず、フラストレーションから癇癪を起こすことがあるのです。
 
 

◆④ルーチンの重要性

 
 
多くの発達障害の子どもは、日常生活におけるルーチンや儀式を好みます。こだわりはこのルーチンの一部として機能し、変更が加わると不安を感じて癇癪を起こすことがあります。
 
 
 
 
いかがですか?発達障害のこだわりと癇癪の正しい原因を知ると、ママのしつけのせいではないことがわかりますね。
 
 
では、発達障害だから強いこだわりや癇癪を起こしても仕方ないと何もしないで諦めますか?
 
 
もし、ママやまわりの大人の対応次第でお子さんの困りごとを解決できて成長を加速できたら素敵だと思いませんか?
 
 
最後に私が発達科学コミュニケーションで学んで息子の成長の証をお伝えしたいと思います!
 
 
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3.発達障害の子どものこだわりを長所として受け入れること

 
 
発達障害の子どもの強いこだわりや癇癪は大人の理解ある対応で解決します。ずっとこのままの状態が続くわけではないので安心してくださいね。
 
 
自分らしく成長できるようになると自己肯定感が育ち自信がつき行動力がアップしていきます。
 
 

◆①共感すること

 
 
子どものこだわりや癇癪に「静かにしなさい!いい加減にしなさい!」と叱責するのではなく、「嫌なんだね。」「こうしたいんだね。」と子どもの気持ちに寄り添って共感してください。
 
 
なかなか癇癪がおさまらないときは、しずかに背中をさすったりするスキンシップも有効ですよ。
 
 

◆②暴言はスルーする

 
 
子どもが癇癪を起こして「ウザイ、キエロ、シネ!」など暴言を吐いたとしても、決して感情的にならずに外国語だと思ってスルーしてください。
 
 
大人が感情的に制しようとするとさらに逆上してしまいます。そして、子どもが静かになったら、「落ち着いたんだね」と声をかけてあげてくださいね。
 
 
感情に巻き込まれないことが肝心です。
 
 

◆③他の子どもと比べない

 
 
普通だったらこのくらいは当たり前にできるというママの概念を払拭させましょう!
 
 
もちろん当たり前にできてほしいって思うことはありますが、グッとこらえてスモールステップで見守りましょう。
 
 
今はできなくても少しずつできるようになりますので、お子さまのペースでできていることを褒めていきましょう
 
 

◆④ママの価値観をかえる

 
 
子どもとの距離を一線ひいて、「本当にこれっていけないことなのか?」客観的に見つめ直してみましょう。
 
ママの視野を広げて今までの価値観を手放すことが、お子さまの成長を加速させますよ!
 
 
例えば癇癪をおこすということは、自分の意思がはっきりしていることです。
 
 
自分らしく好きなように生きる力があるということなんです!
 
 
今は自分の意思をうまく伝える手段を知らないので癇癪という形で表現をしていますが、ありのままのお子さまを受け入れていくことで少しずつ癇癪は和らぎますよ。
 
 
みなさんも怒られたり注意ばかりされるより、「大丈夫だよ!いいね!」って受け入れられると心が穏やかになりますよね。
 
 

朝起きられず登校しぶりがあった息子は発コミュ対応で、毎日遅刻せずに学校へ登校できるようになりました。

 
 
大好きなキックボクシングで学校以外でのコミュニティができ、部活では県大会に出場!得意の英語では英検準2級を取得することができました。
 
 
暴言はまだ残っていますが、スルーすることで親子関係は修復し、家族で外食や旅行にも行っています。
 
 
発コミュで非常識な子育てを学んで、柔軟的な対応ができるようになりました。
 
 
たとえば、
 
学校を休んでもキックボクシングへ行きたいと言ったら通わせる!
 
宿題は答え丸写しOK!時々母も手伝う!
 
やらなくても文句を言わない!
 
 
など日々発コミュ対応をしていたら、小さなできていることに気づくことができました。
 
 
ママの対応が変われば、子どもも変わる!
 
 
正しいことばかりのきつい人生ではなく、楽しいことに目をむけたワクワクした生き方を選んでいきませんか?
 
 
小さな幸せをたくさん感じる視点を身につけることができますよ。
 
 
 
 
 
 
発達凸凹中学生の子育でのヒントをお伝えしています。

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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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