得意教科だけ取り組めばOK!勉強しない中学生が自分からテスト勉強するようになる秘策とは

 

我が家のADHD傾向の長男は勉強しない、提出物を出せない中学生で、困り果てていました。好きな英語だけ勉強し得意を伸ばしたら英検3級合格!自信をつけた長男は苦手な教科の勉強を始め、定期テストの点数がアップしました。
 

【目次】

1.なぜ発達障害・ADHD傾向中学生は勉強しないのか?
2.勉強しない中学生の長男が英検合格!定期テストも勉強し始めた 
3.勉強しない中学生には「勉強しなさい」を封印!褒めて共感すること

 

 

 

1.なぜ発達障害・ADHD傾向の中学生は勉強しないのか?

 
 
そもそも発達障害の子どもは、やりたくないことを先延ばしにする傾向があります。さらに中学生になると反抗期もあり、部活や自分のやりたいことが優先され勉強や宿題は後回しになりがちです。
 
 
お母さんが何度も「やりなさい。」と声をかけてもお子さんが苦手なことだと反応すらしません。
 
 
発達の特性から得意なことや好きなことへの集中力はとてつもないですが、苦手なことへの関心が全くないのです。
 
 
この特性は、勉強面で比較すると得意不得意教科が顕著になります。
 
 
好きな教科は熱心に勉強するため、好成績を維持しますが、苦手な教科は教科書を開くことも嫌がります。
 
 
勉強しない原因として
 
●勉強する必要性が理解できない
 
●勉強の内容が難してわからない
 
●スマホやゲームがやめられない
 
などがあります。
 
 
まんべんなく勉強できないので、得意な教科と苦手な教科の点差が極端に開くことも、決して珍しくありません。
 
 
そこで、苦手教科を克服させようとつい勉強させてしまうとかえって勉強嫌いを悪化させることになります。
 
 
しかし、勉強嫌いのお子さんをそのまま放っておくのはNGです!
 
 
それは、子ども自身もまだ想像できない将来の夢が遠のいてしまう可能性が高いからです。
 
 
エリートを目指す必要はけしてありませんが、子どもの可能性は伸ばしてあげたいですよね。
 
 
ではどう対応したらいいのでしょうか?
 
 
 
 
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2.勉強しない長男が英検合格!苦手の教科のテスト勉強し始めた

 
 
私はワーキングマザーで注意欠陥多動障害(ADHD)傾向の中学2年生男子と小学3年生の次男を育てています。
 
 
なかなかはかどらない宿題や勉強を促すと長男は、
 
「昼飯はマックがいいな。買ってきてくれたらやる。」
 
「ちょっと休憩してからやる。」
 
「ゲームがおわったらやる。」
 
 
など先延ばしされ、5分やり始めたら、また遊びだす始末…。
 
 
いつの間にか1日が終わっていて勉強やるやる詐欺にあい、私のイライラは爆発してしまい親子喧嘩へ発展していました。
 
 
発達科学コミュニケーションを学び始めてから、宿題の答えを丸写しをOK!それでもできないときは一緒にサポートしたり、母が宿題そのものをやることもありました。
 
 
詳細はこちらの記事を参考にしてくださいね。
 
 
 
 
さらに発コミュを学んでいくと、得意や好きなことは脳を伸ばすことができると知り、長男の得意な英語だけ塾に通うことにし、基本的に英語しか勉強しませんでした。
 
 
そして、レベルアップのつもりで英検3級を受験することにしました。
 
 
なぜなら英検は高校受験の内申点にも評価されますし、何より長男の自信へつながると思ったからです。
 
 
1回目の英検は不合格となってしまいましたが、勉強法を変えて再チャレンジし、2回目で合格することができました。
 
 
 
 
そこで私は、「なんで今回は受かったのかな?前回と違うところは何だろう?」と問いかけると
 
 
長男が「勉強の仕方かな。塾の先生に教わったのもあるけど勉強もした。」
 
 
私は、「そうだね。塾の先生の教え方も良かったよね。でも一番頑張ったのは、長男が受かりたいと思って勉強したからだよね。本当にがんばったよね。」と成功体験を褒めて記憶付けました。
 
 
この成功体験が次の行動につながりました。
 
 
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3.勉強しない中学生には、「勉強しなさい」を封印!褒めて共感すること

 
 
今回私は、「勉強しなさい」という言葉を封印し、その代わりに長男が気づくようにリビングに定期テストの範囲と各教科のワークの提出日を明記した紙を貼りました。
 
 
英検合格でモチベーションが上がっていましたが、継続させるためにご褒美として、ワークを1教科終えたらプチ小遣いを、そして試験を受けるまで勉強を頑張れたら、春休みにお友達お泊りプランを提案!
 
 
すると、その後の定期テストの勉強法が明らかに変わったのです。今までは提出物のワークを丸写しだけしていたのですが、教科書で調べて解き始めたのです。
 
 
「わからなかったら、答え写しちゃえばいいよ。」私が言うと
 
 
「それじゃ、できるようにならないでしょ?なるべく自分で解いてみる」
 
 
長男の言葉にびっくりしました。
 
 
そしてワークが終わった後もスマホのアプリを使って勉強をしていました。
 
 
「今日も勉強したんだね。頑張っているね!」
 
「今日は数学のワーク提出できたのかな?出せたんだね。次は〇〇の提出日があるね。」
 
「今日も勉強するの?何をやるのかな?」
 
「疲れているんだね。今日は寝ちゃえば⁉」
 
とできたことを褒め、こうしたらいいのではないかと思うことは提案し、共感するようにしました。なんとテスト結果は、5教科の合計点が40点以上も上がりました!
 
 
好きなことや得意を伸ばすことが、苦手を克服することにもつながる証明となりました
 
 
 
 
発コミュを学んだおかげで長男を勉強嫌いにさせずにすみました。みなさんも発コミュでお子さまの得意を伸ばしてみませんか?
 
 
 
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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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