YouTubeを夢中で見すぎて、何度話しかけても返事をしない子どもにイライラしていませんか?ママの見方を変えて、子どもの大好きなYouTubeを味方にして活用することで子どもの「聞く耳」を開かせる方法をお伝えします!
【目次】
1.YouTubeを夢中で見すぎて返事をしない
2.子どもの「聞く耳」が閉じていてママの声が届かない理由とは?
3.YouTubeを味方にするママの関わり方!
1.YouTubeを夢中で見すぎて返事をしない
「ごはんだよ!」
「お風呂の時間だよ!」
YouTubeを夢中で見すぎて何度話しかけても返事をしない。
そのままYouTubeを見続けているお子さんにイライラしていませんか?
実は、YouTubeを味方につけることで、ママがイライラしたり大声を張り上げなくても子どもに声が届くようになるんです!
YouTubeを夢中で見すぎて、何を言っても聞いていない。
見始める前に終わりの時間を決めてやめる約束をしても、結局約束の時間がきてもやめられない。
こんな状態ではYouTubeは見せられない!と思う方も多いのではないでしょうか。
わが家の年長の息子もYouTubeが大好きです。
そんな息子は保育園から帰ってきたらすぐにYouTubeを見始めます。
見るのはいいけれど、夢中になり過ぎて話しかけても全く返事をしてくれません。
近くで話しかけてもダメで、画面に割り込んで話しかけても目を離さず避けられるだけ。
「なんで聞いていないの?返事は!?」と大声で怒鳴っても無反応…
そんな息子の様子に私は無視された!と毎日ひとりでイライラしていました。
無理矢理YouTubeを消したこともありますが、その後癇癪をおこして余計に時間がかかりお互いに嫌な思いをするだけでした。
私は子どもが夢中になり過ぎるYouTubeを制限して見せないようにした方がいいのではないか・・・と悩んだ時期がありました。
しかし、私が見方を変えてYouTubeを味方につけることで、イライラしたり大声を張り上げなくても子どもに声が届くようになったのです。
2.子どもの「聞く耳」が閉じていてママの声が届かない理由とは?
そもそもなぜYouTubeを夢中で見ている子にはママの声が届かないのでしょうか?
好きなことや興味のあることに対して強い情熱を持っていたり、完璧主義な傾向がある子どもには、時間を忘れて没頭してしまう過集中の特性を持つ子がいます。
過集中とは「特定のものに、過度に注意が集中しすぎる状態」のことです。
そのため「聞く耳」が開いていないのです。
過集中の状態では注意がすべて目の前の物事に向けられているので話しかけられても反応することができません。
つまり、大人の声が聞こえているのにわざと無視しているわけではなく、そもそもYouTubeに集中しすぎてママの声が耳に届いていないのです。
そんな子どもからすると、楽しくYouTubeを見ていたら突然ママが感情的に怒っていることに気づきます。
何を怒られているかわからない状態で理不尽に怒られていると感じて傷つき、ママの声を聞きたくないと無意識にシャットアウトしている可能性があります。
では、閉じている子どもの「聞く耳」を開かせるにはどうすればいいのでしょうか?
3.YouTubeを味方にするママの関わり方!
子どもにママの声を届けるためには、ママの声が届く「聞く耳」が開いた状態にする必要があります。
そのために子どもが大好きなYouTubeを味方にする活用法を紹介します。
その方法とは、ママが子どもの好きなYouTubeに興味関心を示すことです。
「Youtube見てるんだね!何見てるの?」
「これって今なにしてるところ?」
「このキャラクターの名前ってなんだっけ?」
子どもが見ているYouTubeの内容について興味を持って話しかけます。
大人でも他人に自分の好きなものについて興味関心を持ってもらうのは嬉しいですよね。
それは子どもも同じです。
自分の好きなものに興味関心を示してもらうのは嬉しいし、好きなものの話は楽しいので聞きたいと思うのです。
それを繰り返すことで、楽しい話をしてくれるママの声を聞きたいと思うようになっていきます。
するとだんだんとママの声に意識が向かうようになり「聞く耳」が開いていきます。
そして「聞く耳」が開くとYouTubeを見ていても返事をしたり会話ができるようになっていくのです。
ママが見方を変えて、Youtubeを味方にすれば「聞く耳」が開いてママの声が届くようになり、指示もすっと伝わるようになります。
さらに、子どもの好きなことにママが興味関心を示すと会話がグンっと増えて、楽しい時間が増えるので親子関係も良くなっていきますよ。
お母さんの関わり方が変わるだけで、子どもがグンっと伸びるヒントをお伝えしています!
執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)