朝「小学校に行きたくない」と泣く1年生の子どもに、どう対応したらいいか困っていませんか?理由が分からない小学生の行き渋りはママが不安な気持ちを切り変える対応で改善します。脳科学の視点を交えてお伝えします。
【目次】
1.連休明けから「小学校に行きたくない!」と泣く1年生
2.学校に行きたくない理由が分からないのはなぜ?
3.行き渋りの小学生の気持ちの切り変え対応!笑顔で「いってらっしゃい」
①7秒ハグと肯定の言葉
②絵本で安心の世界
③においの安心スイッチ
④休ませる?迷ったときの判断基準
1.連休明けから「小学校に行きたくない!」と泣く1年生
4月、新しいランドセルを背負って元気に登校していた子が、連休明けから朝「学校行きたくない」と泣いて困っていませんか?
行き渋りをしている小学1年生にはママが子どもの気持ちを切り変える対応をすることで、安心して学校に行けるようになります。
特に理由もわからず、朝になると涙がポロポロ。
親としては本当に心配になりますよね。
「甘え?」「無理に行かせても大丈夫?」「休ませたほうがいいのかな?」と、毎朝、対応に頭を悩ませているのではないでしょうか。
また、元気に登校している子どもを見ると、うちの子だけ朝泣いていると焦るかもしれません。

でも安心してください。
小学校1年生にとって、行き渋りは決して珍しいことではありません。
幼稚園や保育園から小学校という大きな環境の変化の中で、いろいろな不安を抱えているのです。
まずはママが泣いている子どもの脳の状態を知って、焦らずに対応出来る方法をお伝えしますね。
2. 学校に行きたくない理由が分からないのはなぜ?
「小学校に行きたくない」と泣く子どもに理由を聞いても分からないことが多くあります。
実は、これは脳の仕組みが関係しているのです。
脳の中には、扁桃体(へんとうたい)という「感情のセンサー」のような部分があります。
これは、危険を察知して「逃げよう」と指示を出す本能的な場所です。
この扁桃体が朝になると過敏に反応して、「なんかイヤ…」「怖い気がする…」といった不安を生み出してしまうことがあります。

特に小学1年生のうちは、気持ちの整理がまだうまくできないので、「行きたくない」という形で表れてしまうのです。
ママが「大丈夫だよ」「頑張って!」と言っても、扁桃体が暴走している脳はそんな言葉を受け取れません。
つまり、言葉より先に感情を落ち着かせる工夫が必要なんです。
次で「行きたくない」と言って泣いている子どもの感情を落ち着かせ、気持ちを切り変える方法についてお伝えしますね。
3. 行き渋りの小学生の気持ちの切り変え対応!笑顔で「いってらっしゃい」
「小学校行きたくない」と泣く子どもの行き渋りを改善するには、感覚と言葉をセットで使う気持ちの切り替え対応が効果的です。
ここでは、親子でできるちょっとした工夫をご紹介します。
◆①7秒ハグと肯定の言葉
朝、子どもが起きてきたら、まずはギューッとハグをしてあげましょう。
7秒間のハグは、肌と肌が触れあい、温もりを感じることができ、お互いの心を安定させる効果があると言われています。
「自分で起きたね」
「大好きだよ」
など、その子の存在をまるごと肯定する言葉を一緒にかけてあげてください。
ハグ+声かけで、不安な感情をぐんと落ち着けて、一日をスタートすることができます。
◆②絵本で「安心の世界」に誘う
登校前のバタバタの中でも、お気に入りの絵本を5分だけ読むことで、心がスーッと落ち着きます。
絵本を読むと、ママの声やスキンシップ、ストーリーの安心感が組み合わさって、愛情ホルモンのオキシトシンが出やすくなると言われています。
「このお話読むとホッとするね」
「主人公もちょっと緊張してたよね」
そんな会話が、子どもの中のモヤモヤした気持ちをやさしく整理し、気持ちが切り替えやすくなります。
◆③においの“安心スイッチ”
嗅覚は、感情に直結する唯一の感覚です。
特に、ママの匂いやアロマの香りは、子どもにとって「ママとつながっている」安心のしるしになります。
・ママと同じ柔軟剤の香りのハンカチを持たせる
・アロマを一滴たらしたティッシュをポケットに入れる
「このにおいを嗅ぐと落ち着くね」と伝えることで、子どもは不安な気持ちの中にも安心のスイッチを見つけられるようになります。
こんなふうに、“香りのお守り”を持たせてあげるだけで、「一人じゃない」と感じ、安心することができます。

◆④休ませる?迷ったときの判断基準
子どもが「学校に行きたくない!」と言って泣いていると、休ませてもいいのかどうか本当に悩みますよね。
そんな時は子どもをよく観察してみてください。
朝だけ泣いてるけど、帰ってくると元気な場合は、一時的に不安になっているため、気持ちを切り替えるサポートをしましょう。
前日から元気がない・体調不良・泣き続ける場合は、一度休ませて様子を見てみましょう。
「このまま休ませたら癖になるのでは…」と心配になるかもしれませんが、一時的なお休みが休みグセにつながることはありません。
むしろ、無理に学校に行くことで、行き渋りが長期化したり、不登校につながってしまうこともあります。
今はしっかりエネルギーを充電する時間だと考えて、安心してお休みさせてあげてください。
毎朝泣かれるたびに、「どうしたら泣かずに行けるの?」と何度も悩んで、工夫して…それでもうまくいかない日があると、心が折れそうになりますよね。
そんな中でも、ママは毎日ちゃんと子どもに向き合っています。
どうかそんな自分にも、大きなハナマルをあげてください。
ママの存在は、子どもにとって何よりの安心。
そんなママの言葉とぬくもりが、朝泣いている子どもの「行きたくない」を「行ってみようかな」に変えて、笑顔で「いってらっしゃい」と送り出せる日につながっていきますよ。
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執筆者:倉本 紗衣
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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