「自分のことは自分でやらせなきゃ」と思うほど、子どもに厳しくなっていませんか?実はその関わりが、安心感や自立を遠ざけていることがあります。子どもが「やって」と言う本当の理由と、安心を育てながら自立につなげる関わり方をお伝えします。
【目次】
1.「自分でやりなさい」と言ってしまうとき
2.なぜ子どもは「やって」と言うのか
3.自立を早めるのカギは「安心」だった
4.今日からできる関わり方
1.「自分でやりなさい」と言ってしまうとき
下の子が生まれたときや、入園・入学のタイミング。
「もう、お兄さん・お姉さんなんだから」
「自分のことは自分でできるようにしなきゃ」
そう思って、身支度や荷物を持つことを促した経験はありませんか?
出先で「持って」と言われると「自分の分でしょ」と返してしまう。
着替えを手伝ってと言われると「もうできるでしょ」と言ってしまう。
私も同じでした。

「いつまで手伝えばいいの?」
「どこまでやるのが正解なの?」
そんな迷いをずっと感じていました。
2.なぜ子どもは「やって」と言うのか
発達科学コミュニケーションを学んで印象的だった言葉があります。
「支援は、子どもが自分で自分の支援ができるようになるまで」
この言葉を知ったとき、私はとても安心しました。
子どもが「やって」と言うのはサボっているわけでも、甘えているだけでもなく「安心を求めているサイン」だったのです。
発達の視点で見ると子どもは不安や負荷がかかると
・誰かに頼る
・確認する
・そばに来る
という行動をとります。
つまり「やって」は”安心したい”のサインなのです。

実はここで無理に「自分でやりなさい」と突き放してしまうと子どもの中にはこんな気持ちが残ることがあります。
「困っていても助けてもらえないんだ」
「自分でやらないといけないんだ」
「頼ってはいけないんだ」
すると
・一人で抱え込むようになる
・不安が強くなる
・行動が止まりやすくなる
つまり、自立させようとした関りが逆に”動けなくする関り”になってしまうことがあるのです。
3.自立を早めるカギは「安心」だった
私はそれまで「自立=一人でできること」だと思っていました。
でも本当は自立=安心を土台にして動けること だったのです。
子どもが「やって」というときにサポートすると一時的には”できない状態”に見えます。
けれど実際は逆で安心がたまると、自分から離れていくのです。

小さい頃、公園で遊んでいると子どもが走ってきて、わざわざ私の足を踏んでからまた遊びに戻ることがありました。最初は「なんで踏むの?」と不思議でした。
汚れた手を、私の服で拭くこともありました。「なんでわざわざ私で拭くの?」と少し複雑な気持ちになりました。
でも今ならわかります。
「ここにいていい?」
「安心して戻れる場所だよね?」
そんな確認だったのです。安心がたまっている子どもは
・困ったときに「助けて」と言える
・できないことにも挑戦できる
・失敗しても立て直す力がある
という状態になっていきます。これは一見「甘えているように見える関り」の中で少しづつ育っていく力です。
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4.今日からできる関わり方
子どもが「やって」と言ってきたときは、自立のチャンスが来たときではなく安心を育てるチャンスです。そんなときに意識したいのが
3S(スマイル・スロー・スウィート)
・笑顔で
・ゆっくり間をとって
・やさしくささやくように

例えば
・カバンを「持って」と言われたとき、「いいよ、一緒に持とうか」と受け止める
・着替えを手伝ってと言われたとき「どこまでやる?」と一緒に考える。
こうした関わりを繰り返すことで
「全部やってもらう」から
「一緒にやる」へ
「自分でやる」へ
と自然に移行していきます。すると不思議なことに、ある日、何も言わなくても自分でやるようになるのです。
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執筆者:松沢多花子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)



