「大人ってズルい!」って言わせよう!アトランタ五輪・マウンテンバイク代表、小林可奈子選手が語る挑戦をあきらめない理由とは?

あなたは子どもにどんな人生を歩んで欲しいですか?その前に自分の人生に誠実に向き合っているでしょうか?キーワードは「大人ってズルい!」アトランタ五輪・マウンテンバイク日本代表、小林可奈子選手が語る、挑戦をあきらめない理由とは?
 

【目次】

 

1.アトランタ五輪代表、小林可奈子選手の講演会に行ってきました

 
 
1月26日(土)、アトランタ五輪・マウンテンバイク日本代表、小林可奈子選手の講演会『東京オリンピックにかけるママアスリートの軌跡〜母として、選手として、コーチとして挑戦を諦めない理由~』が東京で開催されました。
 
 
オリンピアンに会うなんて、人生初!どんな方なのか?どんなお話が聞けるだろうか?とちょっぴり緊張しながら参加しました。
 
 
登壇された小林選手は笑顔がとってもチャーミングな女性。毎日厳しいトレーニングをしているのだから、体格が良くて、日に焼けていて…という私の勝手な想像とは全然違い、小柄で凛とした佇まいの方でした。
 
 
講演会はひとつひとつのお話に経験知や思いがギュギュッと凝縮され、笑いあり、うなずきあり、涙ありのあたたかい時間となりました。その中で私がいちばん印象的だったエピソードをご紹介します。
 
 
 
 

2.親子でマウンテンバイクを楽しむ「MTBクラブ安曇野」のお母さんたち

 
 
あなたは子どもにどんな人生を歩んで欲しいですか?その前に、自分の人生に誠実に向き合う姿、楽しむ姿を子どもに見せているでしょうか?
 
 
小林可奈子選手がシェアしてくださったスライドを見て私は驚きました。そこにはマウンテンバイクに乗って笑っているお母さん達の姿があったからです。
 
 
実は小林選手が主宰している「MTBクラブ安曇野」では、お子さんだけでなく、そのお母さんたちもマウンテンバイクを楽しんでいます。
 
 
実は私はその写真を見たときに、「とってもいい表情でステキだな」と思う前に一瞬「そんなの無理!」と思いました。
 
 
だって、子どもと一緒にマウンテンバイクの練習をしたらヘトヘトになっちゃいますよね?その後の家事は?月謝は2人分?マウンテンバイクっていくらするの?と、できない理由があたまの中を何個もかすめました。
 
 
もちろんそのお母さんたちも最初から親子での入会を希望していたわけではありません。小林選手の
 
 
「それで、お母さんはやらないの?」
「お子さんが上達する姿、見逃しちゃうよ?」
 
 
という問いかけが、お母さん達の「やってみよう」というきっかけだそうです。
 
 
普通は戸惑いますよね?だって、子どもの習い事の入会を申し込みに来ているのに、なぜ私が?と思うはずです。でもここに、小林選手の大きなメッセージが隠れているんです。それは何だと思いますか?
 
 
 
 

3.挑戦する姿を魅せて「大人ってズルい!」って言わせよう!

 
 
小林可奈子選手のメッセージ、それは子どもたちに「大人ってズルい!」って言わせよう!つまり、大人が楽しんで挑戦している背中を魅せよう、というもの。それには数年前のつらいご経験がありました。
 
 
それは、当時中学校1年生の娘さんの病気でした。治療が終わってもこれから先の人生、ずっと付き合っていかなければいけない大きな病気です。
 
 
娘さんの病を宣告されたとき、小林選手は現役復帰してこれから本格的に始動しようというタイミング。思い悩みながら出場する試合では満足のいく結果が出せずに、マウンテンバイクを辞め、看病に専念することも考えたそうです。
 
 
「あなたのことが心配だからでしょ!」という母のことばに「私のせいにしないで」と娘さんに言われたことが、競技を続ける転機となったそうです。
 
 
 
 
 
子どもの病気のことは心配。でもこんなつらい状況だからこそ、母親である自分もマウンテンバイクに挑戦することで子どもに人生の困難の乗り越え方、楽しみ方を魅せていく。
 
 
そんな親の姿から勇気をもらって、子どもも自分の夢や課題に向かって挑戦していく…
 
 
傍にいて、ただ「頑張れ」と言うだけじゃない子どもへの寄り添い方もあるのだと深く感動しました。
 
 

4.子どもに人生を楽しんでもらいたいなら、まずは自分が楽しんでみませんか?

 
 
今までのお話を読んでどうお感じになりましたか?子育てに必要なのは他でもない、親の生きざまです。だからもし、子どもに人生を楽しんで欲しいと思うなら、誰よりもまず自分が楽しむことが必要です。
 
 
それはなぜか?というと自分が経験していないことは、子どもに伝えられないから。
 
 
でもそんなこと言われたって私は小林選手とは違うし…と思われた方もおられると思います。いいえ、あなたにもできます!ちょっとしたことでいいのでまずは挑戦してみませんか?
 
 
我が家には発達凸凹の7歳の息子がいます。好奇心は強いのに初めての場所が苦手で、出かけることを嫌がります。
 
 
最近彼が夢中になっているのはバスケットボール。私はプロバスケチームの試合を見せてあげたいと思い、息子を誘いました。しかし「いやだよ、行きたくない」と断られてしまったのです。
 
 
以前も同じようなことがあり、そのときは「せっかく誘ったのに」イライラしましたが、今回は思い切って1人で観戦に行くことにしました。平日の夜、夕ご飯を食べ終わったあと、お風呂や宿題など息子のことは夫に任せて出発!
 
 
結果、大満足。やはりテレビで見るのと、リアルで観戦するのとでは訳が違います。
 
 
選手のいきいきプレーする姿に会場全体が一体となる雰囲気…バスケのルールに詳しくない私でも、応援グッズを片手に、シュートが決まれば喜び、はずれればがっかりする、大興奮の2時間でした。
 
 
帰宅した私はパンフレットを見せながら、冷めやらぬ感動をものすごい勢いで家族に伝えました。すると息子が
 
 
「今度は僕も行く」
「お母さんが楽しそうだから」
 
 
と言ったのです。その瞬間私は、小林選手が言っていたことはこれだ!と思いました。お母さんがまず楽しむ。そして子どもと同じ目線に立って、どうしたら一緒に楽しめるだろうかと考える。
 
 
 
 
これ、実は発達支援と同じです。発達科学コミュニケーションでは、子どもではなく、まずお母さんのコミュニケーションをチェンジするところから始めます。
 
 
親の自由な生き方への挑戦と発達支援、分野は違えど根っこの部分でつながっていると感じた出来事でした。
 
 
いかがでしたか?あなたの何気ない行動の積み重ねが明日をきっと変えてくれるはずです!何事も楽しんで挑戦しながら「大人ってズルい!」といわれるような生き方を子どもたちに手渡していきましょう!
 
 
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執筆者:宮本蒔子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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