ソーシャルスキルをおうちで育てよう!教材を使うポイントについてお伝えします!
発達科学コミュニケーショントレーナー 森博子です。
おうちトレーニングで発達障害・グレーゾーンの子どもを伸ばそう!教材を使うポイント、教えます。
レッスンスクリプト
集団生活をスムーズに送るために必要なのがソーシャルスキル。 発達障害・グレーゾーンのお子さんではこのスキルがうまく育っていないことが多いんです。
それを育てるための練習がソーシャルスキルトレーニングです。
今回、パステル総研では、お母さんとお子さんが、おうちで楽しくソーシャルスキルトレーニングをできる教材を作りました。
集団生活が苦手、会話がかみあわない、お友達とうまく関われない、などのお悩みを持つお子さんには、ぜひやってみてほしいと思います。
まずトレーニングを始める前に、1つ考えてほしいことがあります。 親子のコミュニケーションは、今うまくいっているでしょうか?
この教材は、親子の1対1のコミュニケーションがベースになっています。 お母さんとお子さんが1対1でスキルを練習し、それを普段の生活でどんどん使っていくことでスキルを定着させていくのです。
これは、お子さんと一緒に生活しているお母さんだからこそできることなんですよ。
またお子さんにとっても、おうちの中で、お母さんが相手だと、失敗を恐れず、安心して練習することができますよね。お子さんができたことをどんどんほめて、成功体験を重ねていくことも、トレーニングの重要な要素です。
ですので、親子のコミュニケーションがうまくいっていないかも、というときにはおうちでのソーシャルスキルトレーニングはお休みです。 まずはコミュニケーションを見直すところから始めましょう。
今回の教材は、年齢ごとに求められるスキルに応じて、年少から年中、年長、小学校1年生、小学校2から3年生、小学校高学年の5つに分かれています。
でも、お子さんの特性や発達状態によっては、実際の年齢とは違う年齢向けのトレーニングが合う場合もあります。
年齢分けはあくまでも参考ですので、お子さんが必要なトレーニングを、どんどん練習していただいて構いません。
それぞれの教材にチェックリストがついていますので、お子さんの得意・苦手を知るための参考にしてみてください。
そして、トレーニングの順番も関係ありません。必要だからと言って苦手なところばかりをやるトレーニングはツライもの。好きなもの、得意なものからはじめると楽しくトレーニングをすすめていけますよ。
また、お子さんに合わせてお母さんがどんどんアレンジを加えていくのもOKです。慣れてくると、おうちでの日常生活や会話の一つ一つが、お母さんが意識するだけでトレーニングになり、お子さんのソーシャルスキルはどんどん磨かれていきますよ。
最後に、ソーシャルスキルトレーニングにチャレンジするときに一番大切なことをお伝えしておきます。それは、ソーシャルスキルには正解はないということです。
人と同じようにふるまうことを押し付けるのではなく、お子さん本人に合った、無理のない対応を目指しましょう。
お子さんが「失敗しないように、うまく会話しなくっちゃ」と追い詰められないように、「日常生活に必要な会話を、お子さんらしく楽しんでできること」を目標にするといいですね。
いかがですか、やってみたいと思えてきたでしょうか? ソーシャルスキルトレーニングの教材はメルマガ登録で無料でダウンロードできます。
また、教材の取り組み方で分からないことがあれば、Nicotto!会員の方なら知恵袋で質問することができます。
おうちソーシャルスキルトレーニング、お母さんもお子さんも楽しんでやってみてくださいね。
次の動画では、トレーニングの具体的なやり方についてお伝えします。
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講師:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)