環境の変化が苦手な発達障害の子どもの引っ越しストレスを和らげる家庭でのサポート法

発達障害・グレーゾーンの子どもは、一般的に環境の変化が苦手と言われます。転勤族の場合、引っ越しによるストレスが心配になり、ついていくかどうか悩みますね。家族で引っ越しや転校を決めたお母さんお父さんに、家庭でしてほしいサポートを紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもは引っ越しがストレスになる?

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、一般的に環境の変化が苦手と言われます。
 
 
転勤族の場合、引っ越しによるストレスが心配になり、家族でついていくか、単身赴任をしてもらうか、毎回悩みますよね。
 
 
 
 
とくに、医療・特別支援教育が充実していない過疎地や、まして海外だったら…
 
 
・せっかく、今の病院・療育先で子どもが伸びているのに…
 
・やっと、先生や友達の理解を得てきたのに…
 
・転校先に馴染めず、特性から誤解されてしまったら?
 
 
このような不安から、単身赴任を選ぶご家庭も多いのではないでしょうか。
 
 
逆に、不安要素がありつつも、ご両親またはお子さん自身の希望で、転勤についていき家族で引っ越して転校するという選択もあるでしょう。
 
 
考える要素はいろいろあるので、選択はご家庭によって様々だと思います。
 
 
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2.家族で引っ越すことを選択した我が家

 
 
我が家の子どもは発達障害の診断はないものの、発達凸凹があるグレーゾーンです。
 
 
決して、環境の変化が得意とは言えません。
 
 
しかし、我が家は家族でついていくことを選び、現在海外で暮らしています。
 
 
引っ越しを決めたお母さんに伝えたいことがあります。
 
 
それは、引っ越し前も、引っ越し後も、変わらないのは家族だけということです!
 
 
引っ越しのたびに、学校や病院・療育先など家庭の外にばかり、子どものサポートを頼っていては不十分です。
 
 
 毎日一緒にいるお母さんお父さんだからこそ、発達障害・グレーゾーンの子どものためにできるサポートがあります。
 
 
私は今、恵まれた結果ではありますが、家族で暮らす選択をしてよかったと思っています。
 
 
もちろん、転勤についていき家族で引っ越しすることを積極的におすすめする記事ではありません。
 
 
医療教育の地域差、文化言語の壁はとても大きいものです。
 
 
あくまで、家族で引っ越すことを選択したご家庭の一参考になればと思います。
 
 
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3.お母さんお父さんが家庭でできるサポートとは?

 

◆引っ越しの前からしてほしいこと

 
家庭での支援は、引っ越しや転校の前から始まります。
 
 
まずは、今まで受けてきた医療や支援があれば、どんなことをしてきたのか、書きだして整理してみましょう。
 
 
お願いして、引き継ぎ書を書いてもらうのもいいですね。
 
 
また、自分の子どもの得意なこと苦手なことをよく観察しましょう。
 
 
どんな環境に行っても、子どものことを一番わかっているのは私だと思えることが大事です。
 
 
・文字を書くのは嫌いだけど、絵をかくのは好き
 
・お片づけは苦手だけど、靴をきちんとそろえることができる
 
・誰かがケガをすると、大丈夫?と言えない時もあるけど、心配する優しいところ
 
 
このように小さなことでOKです。
 
 
得意なことをたくさん見つけて、子どもに積極的に伝えてあげると子どもの自信につながります。
 
 
苦手なことは、現状を把握するだけでスルーしてくださいね。
 
 
 
 
そして、引っ越し・転校を視覚的にイメージできるようしましょう。
 
 
環境の変化が苦手な発達障害・グレーゾーンの子どもでも、事前の情報があれば落ち着いていられます。
 
 
できるだけの情報を集め、子どもの調子がいいときに、写真を見せたり体験記を読んだりしてみましょう。
 
 
虫取りが好きな子なら「夏にはたくさんの虫に会えるよ!」、今まで療育や習いことで忙しかったなら「空いた時間を使って得意なことができるよ!」など、引っ越しが楽しみになるワクワクする話をしてあげてくださいね。
 
 

◆引っ越しの後でしてほしいこと

 
いざ!引っ越ししてみると「心機一転、頑張らせよう」と思うお母さんお父さんもいるかもしれません。
 
 
でも、発達障害・グレーゾーンの子どもは引っ越しの移動だけでも、とても頑張っていて心も体もヘトヘトです。
 
 
まずは、疲れからよくない行動が出てもスルーして、晩御飯を好きなメニューにしたり、お気に入りのおもちゃやゲームで遊べるようにしたり、いつもの状態を維持して「ここが安心できる自分の家だ」と思えるようにしてあげましょう。
 
 
そして、子どもの発達と、家族の生活にあった、ルーティンを早めに決めましょう。
 
 
時間を守れたら褒めるようにすると、早く定着します
 
 
ルーティンがあることで、発達障害・グレーゾーンの子どもの心が安定するだけでなく、やる気アップにつながります。
 
 
「子どもの心が安定したな」と思ったら、「家族で暮らせて嬉しい」ということを、口に出してお子さんに伝えてください。
 
 
家族で、新しい土地で見つけたいいところを発表しあうのも、楽しいですね!
 
 
 
 
いかがだったでしょうか?
 
 
みなさんが新天地でも、家族でハッピーに暮らすヒントになれば幸いです。
 
 
発達障害の子どもの引っ越しや転校の注意点はこちらでもご紹介しています。
 
 
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの引っ越しや転校の不安の和らげ方をお伝えしています!

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執筆者:大西ゆか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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