夏の計画・ダンドリ特集!親子で遊びながら子どもが伸びる夏にしよう♪―発達障害&グレーゾーン(パステル)の子どもの夏休みー

発達障害&グレーゾーン(パステル)の子ども達には、低気圧や蒸し暑さが不快感となり、苦手に感じることが多いです。お母さんがその不快感を取り除く工夫をして、夏休みこそ楽しく遊ぶことで、しっかり発達をサポートしましょう。
 

【目次】

 

1.発達障害やグレーゾーン(パステル)の子どもたちは、春に続いて、7〜8月が苦手だという子も多いです。

 
 
台風などの強い低気圧の影響で、体調を崩しがちになる子は案外多いのです。特に台風の前が多いですが、台風の後が苦手なタイプもいます。
 
 
それに、真夏の暑さや発汗の不快感で、機嫌が悪くなるお子さんも増えます。
 
 
気候が自律神経系に影響しやすい季節になり、夏は「刺激が多すぎて勘弁!!」となりやすいのでご注意くださいね。
 
 
 
 
いつもより集中力が散漫になったり、不機嫌が目立ったりしやすい夏。発達障害やグレーゾーン(パステル)の子にとっては夏休みって必要〜!!という感じなのです。
 
 
お母さんにとっては面倒かもしれませんが、着替えの回数を増やしたり、首回りを冷やすタオルや保冷剤を使う。また風通しのいい服や、ウエストゴムがきつ過ぎない服など、感覚過敏を刺激しない衣服にするなど少し工夫してみてくださいね!
 
 
夏だからこそ、少しでもその子にとって快適な状態でしっかり遊んで、子どもの脳に刺激を与えて成長させていきましょう!
 
 
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2. もう夏の予定は立てましたか?

 
 
まさか、遊びの予定も立てずに、
 
 
・こんな勉強をさせよう
 
・こんな習い事をさせよう
 
・1学期の遅れを取り戻すドリルやろう
 
 
とか思っちゃったりしてませんよね?
 
 
…してませんよね??(念押しです。笑)
 
 
何がダメなの?と感じるお母さんも多いと思います。
 
 
毎年、こんな計画を立てておられるお母さんがいらっしゃいます。
 
 
「せっかくの夏なんだし、いつもはできない勉強をさせたいと思ってます!」
 
「1つ下の学年の漢字ドリルや計算ドリルを、やり直そうと思ってます!」
 
 
お気持ち、よく分かります。やっちゃダメってことはありません。
 
 
しかし、遊びとのバランスを今一度、考え直していただきたいと思っています!
 
 
なぜなら、発達支援は「遊び」が基本だから!脳が成長するのは、勉強している時よりも遊んでいるときなんです!
 
 
その理由は簡単。楽しいから!です。
 
 
勉強が楽しい子は、勉強すればいいんです。そんなに勉強が楽しいなら、その子にとって勉強はもはや遊び!です。
 
 
遊びが楽しい子は、遊べばいいんです。イヤイヤやる活動よりも、楽しい活動の方が、脳の働きが活発になります。
 
 
つまり、楽しい活動の方が発達を促進するということ。
 
 
コミュニケーションも楽しい!活動も楽しい!
 
 
そんな時間が過ごせたら、あなたのお子さんは今年の夏にグググーッと成長するに違いありませんっ!
 
 
勉強しないでいいんですか?というお声が聞こえそうですが、大切なのはバランスです。生活全体で考えたときに、楽しくやる活動がイヤイヤの活動よりも多ければいいのです。
 
 
それを見極めるコツは子どもの表情!
 
 
子どもの脳は、笑顔か真剣な表情のときに成長していると考えてOK!つまりこの夏、子どもの笑顔や真剣な表情を引き出せばいいのです。
 
 
すでに夏の予定を立てた人は、今一度この視点で計画を見直してみてください!もしかしたら、もっと子どもが伸びる計画ができちゃうかもしれませんよ!
 
 
夏だからこそ、しっかり遊んで子どもの脳に刺激を与えて成長させていきましょう!
 
 
一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。
 
 
 
 
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー 学術博士,臨床発達心理士)
 
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