もうイライラしない!子どもの朝の支度をスムーズに進める秘訣

「朝からイライラさせないで!」嘆いているママはたくさんいるのではないでしょうか。時間がない中で子どもに朝の支度をさせるのは大変ですよね。ですが、少し工夫することでママの指示がスッと通るようになり、ママも子どももグンと楽になります!2つの秘訣をお伝えしますね。
 
 

1.子どもに朝の支度をさせるのが大変すぎる!どうにかしたい!と思っているママはいませんか?

 
 
「朝から怒りたくないのに!!」
 
 
そう思いながらも、子どもを厳しく叱るしかないと諦めているママはいませんか?
 
 
毎日それでは、怒る方も怒られる方も朝から疲れてしまいますよね。
 
 
子どもが素直に指示を聞いてくれるようになり、朝の支度もスムーズにいく!そのための秘訣をご紹介します!
 
 
 
 
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2.怒りたくないのに怒ってしまう…『自己嫌悪とイライラが止まらない朝』を繰り返していた日々

 
 
私には発達障害グレーゾーンの4歳の息子がいます。
 
 
「そろそろ子どもを起こさなくちゃ・・・」
 
 
この時点で「またイライラの時間が始まるぞ・・・今日こそは穏やかに対応するんだ・・・!」と意気込んで優しく起こすものの、
 
 
起きてから5分経っても、10分経っても動こうとせず、ぼーっとテレビを見ているだけ。
 
 
「間に合わなくなっちゃうよ!早くご飯食べて!!」
 
 
「着替えないとダメじゃん!なんでまだテレビ見てるの!」
 
 
今日はキツく言わないでおこうと我慢していたのに、結局時間に追われて怒るしかなくなってしまう、そんな毎日を送っていました。
 
 
少しも自分で支度を進めてくれない息子にも、怒りの感情を上手にコントロールできない自分にもイライラし、
 
 
毎朝虚しい気持ちで家を出るということを繰り返していました。
 
 
ではなぜ、毎日のことなのに一向にスムーズに身支度ができるようにならないのでしょうか。
 
 
イライラする女性
 
 

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3.毎日のことなのに、子どもがいつまでたっても朝の支度ができない理由とは

 
 
それは、発達障害グレーゾーンの子どもに見られるいくつかの脳の特性が関係しているからです。
 
 

①見通しを立てるのが苦手

 
 
ママからすると「毎日やっていることなんだから、わかるでしょ!」と思ってしまうようなことでも、実はたくさんのステップが必要です。
 
 
「朝起きて出かける支度をする」と一言で言っても、
 
 
トイレに行き、歯を磨いて、朝食を食べ、着替えをして、靴を履く、というようにやらなければいけないことはたくさんあります。
 
 
一つ一つの行程にもさらに小さなステップが存在するので、子どもは『何からやればいいのか』がわからないので動き出せないのです。
 
 

②朝は脳が低覚醒の傾向にある

 
 
目を開けているし動いているので、しっかり起きているように見えるのですが、実は脳の働きが鈍く、動きが遅くなってしまっているという可能性もあるのです。
 
 

③ママの指示を聞いていない

 
 
ママの指示に対して子どもが聞く耳を持っていないということです。
 
 
ママは常に忙しいので、「早く終わらせなくちゃ!」という気持ちで子どもたちに声をかけていることが多いのではないでしょうか。
 
 
そのため、知らず知らずのうちに怒ったような表情になっていたり、声が低くて怖かったり、言い方がキツくなってしまっているということがよくあります。
 
 
毎日毎日そういった声かけをされている子どもは、ママの指示=嫌なこととインプットしてしまい、ママの言葉を素直に聞き入れることが難しい状態になっているのです。
 
 
まずは、ママの指示に対する印象を変えることから始める必要があります。
 
 
理由
 
 

4.ママも子どももニコニコで1日をスタート!そのための秘訣とは

 
 
では、具体的にはどのようなことをすればよいのでしょうか。
 
 
明日から実践できる具体的な対応についてお伝えしますね。
 
 
1つ目は、ママが思っているよりもさらにスモールステップで指示を出す、ということです。
 
 
例えば、朝食を食べて欲しいときは「はやく食べなさい!」ではなく、
 
 
「まずは一口パンを食べようか」や、「フォークを持って、ウィンナーを食べてみよう!」というような具合です。
 
 
先ほどお伝えしたように、子どもは何をすればいいのかがわかっていない状態なので、
 
 
「何をすればいいのか」を具体的に指示に盛り込むことで、スムーズに行動できるよう になります。
 
 
2つ目は、指示を出す時のママの雰囲気を柔らかくする、ということです。
 
 
子どもは言葉の内容よりも、表情や言い方などのニュアンスの方を先に受け取ると言われています。
 
 
してほしいことがある時こそ、最初のニュアンスがとっても重要だということを意識して、声かけをしていきましょう。
 
 
具体的に気をつけてほしいのは、たったの3つ。
 
 
1.笑顔で
 
 
2.ゆっくりと
 
 
3.優しい声色で
 
 
これだけです!
 
 
ママの雰囲気自体がとても柔らかい印象に変わるので、お子さんもすぐに変化に気付いてくれるはずです。
 
 
子どもが変化に気づいて興味を示してくれたら大成功!
 
 
そのままの表情と声のトーンでしてほしいことをわかりやすく伝えましょう。
 
 
ポイント
 
 

5.実践後の息子の変化に感動しました!

 
 
実践し始めた頃は、「こんなに細かく指示を出すなんてかえって大変なんじゃ・・・」と思っていたのですが、
 
 
そんなことは気にならないぐらい、すぐに息子の反応が変わりました
 
 
何度名前を呼んでも聞こえていないかのようにぼーっとしていた息子が、
 
 
私の「まずは大好きなソーセージから食べようか!」という声かけに対して、「うん」と返事をしてすぐに食卓に座ってくれたのです。
 
 
さらに、絶対に自分で食べようとしなかった息子が、「ソーセージは自分で食べられる!」と食べてくれた時は、本当に嬉しかったです。
 
 
子どもはママが大好き!びっくりするぐらい、ママのことをよく見ています。
 
 
だからこそ、ママが変われば子どもが変わる
 
 
一人でも多くのママと子どもが、気持ちの良い1日のスタートが切れることを願っています。
 
 
 
 
 
 
 
執筆者:中谷 そら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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