母子分離不安っ子は、自分の中に沢山の不安を抱えています。その不安な気持ちを話してくれるようになるためには日ごろのママとの関わりが大切です。子どもの不安を少しでも取り除き、想いをママに話をしてくれるようになるための方法をお伝えします!
子どもと会話をしているつもりが…
子どもと会話をする際、どのようにしていますか?
根掘り葉掘り聞き出す様な会話をしていませんか?
スマホを見ながら子どもの話を聞いていませんか?
こどもとの会話で、子どもがこう言うだろうと思っていた答えと違って表情に出てしまったりしていませんか?
そんな会話を続けていると、子どもはママにココロを開かなくなり、当たり障りのない言葉、会話になってしまいます。
会話はキャッチボール
私も以前は娘と会話をする時、自分の聞きたい事をマシンガンの様に娘へ聞いていました。
娘はきっとママがあれこれ言うから訳がわからなくなっていたと思います。
逆に娘が私に話を聞いて欲しくて話しかけた時「ちょっと待って!」と娘の話をすぐに聞いてあげていなかったのです…。
それでは娘もどうせ聞いてもらえないという気持ちになってしまいますよね…。
子どもの話が聞けないママから聞けるママになるために
子どもの話をきちんと聞いてあげられてないと感じているママは、なぜ聞いてあげられないのかを考えてみましょう。
◆自分のやりたいことができていない。
◆子どもの事が気になりとにかく聞いてしまう。
◆疲れていて聞く余裕がない。
様々な理由が根底にあるかもしれません。
今、子どもとの会話を見直したい人は、それらの理由をきちんと理解した上で、子どもとの会話の仕方を変えていく必要があります。
ココロの安全基地になるための方法
どうしたら子どもの想いを話してもらえるようになるのでしょうか?
①こどもの話にいつでも反応しよう
いつでも話に耳を傾けて、安心して話せる“安全基地”になりましょう。
先回りして詮索するのではなく、話してくれた時にきちんと耳を傾けましょう。
②共感の態度を示す
ネガティブな反応よりも、うなずきながら聞いてくれる人に話をしたくなるものです。
楽しい話題を心がけ、そして、どんな話にも「そうなんだね」と共感してあげてましょう。
子どもも外に出れば友達に気を遣います。
授業でドキドキしながら意見を言い、思い通りにいかないこともいろいろとあります。
それなのに帰宅してからもあれこれ聞かれたり、いちいち「えっ!?」なんて言われたりしたら、ママと話す気になれません。
ですので、子どもと向き合って話すことの積み重ねが大切です。
子どもにとってママは「話を聞いてくれる安全基地」と思うことができれば、いつでも安心して想いを話してくれるようになります。
執筆者
発達科学コミュニケーション
トレーナー まつのえり