夜、なかなか寝ない子どもをスムーズに入眠させる!無理な寝かしつけから卒業するための3つの対応とは

寝顔
「お願いだから夜は寝て・・・!」毎日の寝かしつけで疲弊しているママはいませんか?眠そうにぐずっている子どもを見ると、「眠たいなら寝ればいいのに!」と余計にイライラしますよね。子どもが夜寝ないのは、単なるわがままではないんです!理由を知って適切に対応し子どもの睡眠トラブルを解消しましょう!
 
 

1.夜、寝てくれない子どもにイライラする日々から抜け出したい!適切な対応とは

 
 
「どうしてこんなに寝るのを嫌がるの?!」とお困りではありませんか?
 
 
どんなにストレスを感じていても、寝かしつけは毎日のことですし、「どうにかしたい!」と思いますよね。
 
 
実は、発達障害グレーゾーンの子どもが睡眠トラブルを抱えているケースは少なくありません。
 
 
私自身もかつては同じ悩みを抱えていました。
 
 
子どもが寝るのを嫌がる理由と対応策について、私の体験を交えてお伝えします!
 
 
 
 
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2.「寝ようか」と言っただけで大号泣!寝かしつけるだけで疲弊していた毎日

 
 
私には発達障害グレーゾーンの息子がいます。
 
 
幼い頃からとにかく寝るということが嫌いで、赤ちゃんの時から寝かしつけには苦労しました。
 
 
例えば、
 
 
・寝かしつけられる雰囲気を察知すると機嫌が悪くなる
 
 
・部屋を暗くすると大号泣
 
 
・子守唄が大嫌い
 
 
・2歳ごろまで添い寝では寝られず、抱っこ紐でゆらゆらしていた
 
 
・眠たいのに寝ないので、どんどん機嫌が悪くなる
 
 
という具合です。
 
 
4歳になっても、「寝ようか」と言われるだけで癇癪を起こすのかと思うほど、泣いて怒るという日々が続いていました。
 
 
普段の会話は普通にできるので、余計に「寝なきゃいけないってわかってるでしょ!」と毎日イライラを募らせていました。
 
 
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3.眠そうなのに「寝たくない!」発達障害グレーゾーンの子が寝ない理由とは

 
 
毎日「寝たくない!」とぐずる姿を見ていると、
 
 
「どうしてそんなわがまま言うの!」と言いたくなるのですが、
 
 
実はこれはわがままではなく、発達障害の子どもの特性に原因があったのです。
 
 

・寝ることに集中するのが苦手

 
 
発達障害の子どもは、集中力を持続させるということが苦手な傾向があります。
 
 
当然、動きながら寝つくということはできないので、
 
 
入眠する前は動きを静止して寝ることに集中する必要がありますが、
 
 
発達障害の子どもはこの時間を人の何倍も苦痛に感じてしまいます。
 
 
さらに、動くたびに「寝なさい!」と注意されるので、ストレスは倍増
 
 
”寝る”ということに対してどんどん悪いイメージを持ってしまいます。
 
 

・寝るということに漠然とした不安がある

 
 
発達障害の子どもは『わからない』ことを恐怖と結びつけてしまいがちです。
 
 
例えば、眠ることで自分の体に何が起きるのか、どうなるのかを想像できず、不安になるのです。
 
 
また、眠りにつく瞬間に、落ちるような感覚に陥り、怖いと感じてしまう子もいるようです。
 
 
ネガティブな感情を溜め込んでしまうという性質も持ち合わせているので、
 
 
一度寝ることに恐怖や不安を感じてしまうと、毎日寝ることを嫌がるようになるのです。
 
 
「じゃあこれからも毎日嫌がるのか・・・」と落ち込んでしまったママ!そんなことはありません。
 
 
きちんと適切な対応を続けていけば、改善されるので安心してくださいね。
 
 
疑問
 
 

4.寝ない子に効果てきめん!ママができる3つの対応

 
 
では、具体的にどのような対応が必要なのでしょうか。
 
 

①「◯時までに絶対に寝るよ!」と言い過ぎない

 
 
「明日は朝早いから早く寝なくちゃ!」と思っている日ほど、寝付けないという経験がママにもあると思います。
 
 
子どももこの感覚は同じです。
 
 
寝るためにはリラックスする必要がありますが、何度も「寝なさい!」「もう◯時だよ!」と言われすぎると、
 
 
「寝なくちゃ!」と全身に力が入り、緊張状態に陥り、眠れなくなってしまいます。
 
 
大切なのは時間よりも毎日同じ生活リズムで過ごすことです。
 
 
まずは、毎日大体同じ時間に起き、同じ時間に寝るという習慣作りをしましょう。
 
 
リズムを整えることで寝つきがよくなり、スムーズに入眠できるようになります。
 
 
ママの理想の就寝時間が9時だったとしても、子どものリズムにそれが当てはまるとは限りません。
 
 
入眠時間そのものよりも生活リズムが整っているかを意識してみましょう。
 
 

②寝る時間の2~3時間前から落ち着いた遊びにシフトする

 
 
睡眠トラブルを抱えている子どもは、『体が眠る準備をするのが苦手な子』とも言えます。
 
 
ですので、その準備をママがサポートしてあげることが大切です。
 
 
子どもの生活リズムを整え、眠たくなる時間を見極めたら、
 
 
その2〜3時間前には、体を大きく動かす遊びから座って静かにできる遊びへとシフトチェンジさせてあげてください。
 
 
部屋の電気を徐々に暗くしていくというのも効果的です。
 
 

③布団に入ったら楽しいお話をする

 
 
不安な気持ちがあると、寝つきが悪くなるのは大人も同じだと思います。
 
 
発達障害の子どもは感覚過敏を持ち合わせていることも多く、自分のネガティブな感情により敏感です。
 
 
だからこそ、眠る前は精神的に安定させてあげるということもとても重要です。
 
 
そのためには、
 
 
・今日楽しかったことを振り返る
 
 
・今日出来たことをたくさん褒める
 
 
・明日の楽しみな予定の話をする
 
 
このような話題で短めに会話をするということが効果的です。
 
 
また、「今日は早く寝室に来られたから、絵本をいつもより1冊多く読めるね!」などとご褒美をあげるのも良いでしょう。
 
 
お子さんが安心して眠れるよう、入眠する直前まで笑顔でいられるような和やかな雰囲気で寝かしつけをしてあげてくださいね。
 
 
息子もこのような対応を継続したことで、寝るということに対する悪いイメージが払拭でき、過度に嫌がることがなくなりました。
 
 
あんなに毎日イライラしていたのが嘘のよう!
 
 
「ママ、なんの夢見たい?手を繋いで寝たら、同じ夢が見られるかも!」
 
 
なんて嬉しそうに眠りにつく息子を見ると、こちらまで幸せな気持ちになります。
 
 
ぜひ、適切な対応を実践し、今しかないお子さんとの寝かしつけタイムを楽しんでくださいね。
 
 
寝顔
 
 
 
 
 
執筆者: 中谷 そら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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