一方的に好きなことだけを話す子どもを心配しているママはいませんか?子どもが一方的に話す背景には、親のコミュニケーションの取り方が影響していることもあります。この記事では、ママが簡単にできる子どもとの会話の工夫についてお伝えします。
1.一方的に話す子どもを心配するママはいませんか?
子どもが一方的に好きなことだけを話す姿に、違和感を覚えたことはありませんか?
小さな頃であれば、一生懸命話す姿をほほえましく感じるかもしれません。
しかし、小学生になってからもそれが続くと、「学校では大丈夫なのかな?」と不安になってしまうママも多いのではないでしょうか。
・一方的に話す
・自分の好きなことだけ話す
・他人の話を聞かない
・早口
このように気になるコミュニケーション方法には、いくつかの理由がからんでいることがあります。
子どもの話し方は、周りの人に影響されている場合が多く、その裏には改善のための関わり方のヒントが隠れています。
この記事では、子どものコミュニケーション能力を育てる方法をお伝えします。

2.一方的に話して、人が話し終わるのを待てない息子
私の息子は、小さな頃からお喋りが大好きでした。
小学生になってもそれは変わらず、いつも何かを話している状態。
特に自分の好きなジャンルの話になると、話が止まらないこともあります。
こちらが何か言おうとしても、話す隙を与えてくれません。
夫と話しているときも、息子はつまらなさそうに「いつ終わるの?」といった態度を見せます。
「少しくらい話させてよ」と伝えても、返ってくるのは嫌な顔ばかり。
そのくせ、自分は好きなだけ話し続けます。
家の中ではまだいいけれど、
「これが外に出たときも同じだったら…?」
「学校や友達関係で困らないだろうか?」
そんな不安が、いつも頭のどこかにありました。

3.子どもの会話が一方的になってしまう理由
そんなある日、Nicotto講座の学びの中で、一方的に話す子どもについて次のような大きな3つのヒントを得ることができました。
①聞いてもらう経験が足りていない
私は初め、「いつも長い話に付き合ってあげているから大丈夫」と思っていました。
しかしよく考えてみると、途中で関係ない話を挟んだり、つまらなさそうにしているかも…と思い当たる問題点がありました。
「私の聞き方に工夫が足りていない」ということに気づかされました。
②家族の中に「喋りすぎている人」がいる
一方的に誰かが喋ったり、相手の反応を待たずに言いたいことだけを言ってしまう人が身近にいることも少なくないそうです。
これを聞いた時、私は思わず 「私かも…」 と思いました。
私はよく独り言のように話してしまうことがあり、息子が特に興味を持っていない話題でも一方的に話してしまっていたことに気づいたのです。
③家族の会話のキャッチボールが早すぎる
子どもは会話の内容がわからない上に、入るタイミングもつかめず、その場にいても取り残されたように感じてしまいます。
だからこそ、夫婦の会話を少しゆっくりしたり、子どもにもわかるように話すことが大事だと学びました。
このように、子どもの話し方はその子自身だけでなく、環境の影響を受けていることもある。
それは、今まで気づかなかった視点でした。

4.一方的な会話を変えるために私が意識したこと
そこで私は3つのことに気を付けながら、息子と会話をするようにしました。
① 子どもが楽しそうに話している時に遮らない
子どもが一生懸命話している途中で、他の話を挟んだり「〇〇っていうこと?」などと話を端折るのをやめました。
話を端折ってしまうと、せっかくの「喋る」という経験や練習するチャンスを奪ってしまいます。
その代わりに、子どもの話の合間を見つけ、上手に質問するようにしました。
「それは新しいキャラクターなのかな?」
「今言っているキャラクターとこのキャラクターだったらどっちが強いの?」
こんなふうに、良いタイミングで質問をすることで、一旦子どもが話すのをやめて、私の質問に答えるために少し考えてくれる時間ができました。
こうして言葉のキャッチボールを成立させていきました。
そして「お母さんは自分の話に興味を持ってくれている」「最後まで話せた」 という会話の成功体験を積んでいきました。
② 自分自身の会話スタイルを見直す
私自身が言いたいことを言いっぱなしにならないように、言葉に出す前に一呼吸置くことを心がけました。
最初は、長年のクセでついつい言葉に出してしまうこともありました。
しかし日々気をつけて行く中で、
「これは言わなくてもいいことだな」
「これは後で言おう」
などというように考えられるようになってきました。
私の場合は「喋りすぎない」ことを意識して過ごすようにしています。
③ 家族の会話を子どもにもわかるように教えてあげる
大人の話は単語が難しいため意味がわからなく、不安になってしまうもの。
「今、こんな話をしているんだよ」と、子どもにもわかる言葉にして伝えることで、息子に安心感を感じてもらえるようにしました。
「子どもには関係のない話だから」などと疎外感を与えないように心がけました。
また、子どもが話過ぎている時に、どうしても割り込んで話す必要がある場合には
「1分だけ話しても良いかな?」
というように、具体的な時間を示しました。
そうやって、こちらの話が終わる時間の見通しを持たせるよう心がけました。

5.会話が少しずつ変わり始めたサイン
このように、子どもの一方的な喋りを「どうにかしよう」と子どもにフォーカスするのではなく、私自身や家族の会話を見直していくことで、子どもの様子も少しずつ変わってきました。
こちらの話が終わるのを待ってくれたり「今話してもいい?」と聞いてくれることも多くなりました。
そして、前よりもずっと親子の会話が楽しめるようになりました。
すべてを一度に変えなくても大丈夫。
まずは一つ意識するだけでも、会話は少しずつ変わっていきます。
もし、お子さんが一方的に話すことを不安に感じているママがいたら、まずはママや家族のコミュニケーションを見直してみることをおすすめします。
何かヒントが隠れているかもしれません。

執筆者:三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー




