ギフテッド男子への声かけが楽になるギフテッド男子2つの思考タイプ

ギフテッドには、2つの思考のタイプがいると言われています。この記事では、そのギフテッド男子の思考のタイプについてをお伝えします^^
 

1 ギフテッド男子2つの思考スタイルとは?

 
ギフテッドには2つの思考のタイプがあります。
 
 

その2つのタイプとは、

  • 視覚空間型
  • 聴覚継次型
 
 
簡単に説明すると、目(視覚)からの情報と耳(聴覚)からの情報のどちらの情報を優先して処理しているのかと言うことです。
 
 
 
この思考のタイプが分かれば、我が子に効果的な接し方が見えてきます。
 

 

 

 

2 うちの子はどっちのタイプ?

 
 
では、視覚空間型の子はどんな子で、聴覚継次型の子はどんな子なのでしょうか?
 
 
視覚空間型の子は、こんな子です。
 

・うっかりミスが多い。

・詳細な説明はいらない。

・きっちりと決められた環境を嫌う。

・全体像を把握すると動き出す。

 
 
視覚空間型の子は、見るだけで理解できるので、理解が早い代わりに段階的に理解していないので、詳細を理解しておらずにミスが多いです。
 
 
彼らは、地図や図、グラフ、絵を使って情報を整理し、理解することに優れています。
 
 
例えば、数学や科学の問題を解く際、空間的な関係やイメージを思い浮かべて考える力が強く、視覚的な手がかりを活用して問題を解決します。
 
 
なので、芸術やデザインなど、視覚的な創造性が必要な分野で才能を発揮することが多いです。
 
 
では、聴覚継次型の子どもたちは、どんな子なのでしょうか?
 
 
 
聴覚継次型の子は、こんな子です。
 

・聞いているだけで、理解ができる。

・曖昧な説明に納得できない。

・相手の顔色をあまり窺わない。

・細かい説明に納得しないと動かない。

などなど
 
 
音声や言葉を通じて情報を順序立てて処理する能力に優れています。
 
 
たとえば、授業で先生の話を聞いて情報を整理するのが得意なので、本を読みながらでも、先生の話を聞いて理解することができる子もいます。
 
 
むしろ、暇な時間が大嫌いなギフテッド男子には、本を読みながら、授業に参加する方が精神的に楽だと感じる子が多いです。
 
 
そして、聴覚継次型の子は、視覚の情報よりも聴覚からの情報が優先して処理されるため、周りの変化に鈍感になってしまうことがあります。
 
 
どういうことかというと聴覚からの情報は、集中している時には、処理されなくなることがあります。好きなことに集中していると聞こえなくなってしまうのです。
 
 
なので、集中して遊んでいたら、いつの間にかに一人になっていたなどが起きるのがこの聴覚継次型の子どもたちです。
 
 
彼らは、言語学習や音楽においても、音を活用して深く学び、知識を吸収する力がある一方で人の表情の変化に気が付きにくかったり、周りの変化に鈍感になることがあります。
 
 
 
 
 
 

3 思考のタイプを知ることで子どもがスッと動けるようになりました

 

我が家の次男は、視覚空間型の子です。

 

 

そして、我が家の長男は、聴覚継次型の子です。

 

 

我が家のギフテッド(2E)兄弟は、ギフテッドであること、発達に凸凹があることも同じですが、視覚が優位な次男は、指示を出さなくても、その場に合わせた対応をすることが得意です。

 

 

だけれども、細かい手順まで考えていないので、間に合わない、想定が甘いことが多々あります。

 

 

逆に聴覚優位の長男は、その場に合わせた対応をすることは苦手ですが、状況を把握すれば、順序立てて考えて、行動することができます。

 

 

どちらがいい悪いではなく、それぞれの得意と不得意があります。この得意・不得意を理解して、伝えることでコミュニケーションがスムーズになります。

 

 
 
 
 

4 思考タイプ別 おすすめの伝え方

 
 

お子さんは、どちらのタイプでしたか?

 

お子さんのタイプを見極めて、お子さんにあった情報の伝え方をして欲しいと思います。

 

 

視覚空間型の子どもたちには、図やグラフ、絵を使った教材を用意し、視覚的に全体の情報を整理できる方法があっています。

 

 

地図や模型、絵画、空間的なパズルなど、全体像(ゴール)が把握できるように視覚と空間感覚を活かす方法で伝えるのが効果的です。

 

 

なぜなら、その方が頭の中でイメージが出来上がりやすいからです。

 

 

彼らは、視覚的に問題を捉えることで、より深く物事を理解し、想像力を発揮することができます。

 

また、視覚空間型の子には、とにかく笑顔で対応することで安心して行動ができるようになります。

 

 

 

 

一方、聴覚継次型の子どもたちには、口頭での説明やディスカッションを中心とした学習方法が得意です。

 

 

リスニングを重視した教材や、音声を使って段階的に学べる活動を提供することで、彼らの理解が深まります。

 

 

また、聴覚継次型の子には、優しい声で伝えましょう。大きな声を出さない、ドアを閉めるなどの生活音を小さくするだけでも子どもが安心して動けるようになります。

 

 

 

お子さんの思考のタイプを見極めて、お子さんに届く、褒め方で子育てをラクにしてくださいね^^

 

 
執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー神山彰子

 

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