興味の対象がくるくる変わる飽きっぽいギフテッド男子のおでかけは大変です。けど、お出かけするとたくさんの学びがある!この記事では、ギフテッド男子の知的好奇心を満足させるおでかけスポットとそこで使って欲しい声かけをご紹介します。
1 なぜ、飽きっぽいギフテッド男子が科学技術館にハマるの?
ギフテッド男子の飽きっぽさにお困りのお母さんはいませんか?
ギフテッドって何?と思った方は、こちらをお読みください。
あっちに行ったり、こっちに行ったり、
まるで落ち着きのない姿…
この特徴から、小さな頃は、注意欠陥多動性障害(ADHD)と間違われちゃうことが多いのですが…
ギフテッドの子は、知的過興奮性と言って、楽しそうなことに過剰に興奮してしまうために落ち着きがないように見えたり、飽きっぽく見えるんです。
だけど、これは、好奇心旺盛ということなんです^^
好奇心旺盛なのはもちろんいいことだと思うけど。。。
けど、次から次へ動き回っている子どもと一緒にいると疲れる…と思っていませんか?
私は、そう思っていました。
・いろいろなことを考えることはいいことだけど…もう少し、落ち着きませんか?
・始めたことは、最後までやりましょうよ!
こんな風に思っていました。
そんな、落ち着きのないギフテッド(2E)男子には、科学技術館をオススメします。
2.科学技術館がオススメな理由
私が科学技術館をオススメする理由は、ずばりたくさんの面白いことが詰まっている場所だからです。
東京の北の丸公園内にある科学技術館には、2階~5階までに様々な科学に関わる展示物やアトラクションが用意されています。
車が好きな子は2階へ、化学が好きな子は3階へと、一つの建物の中でそれぞれの興味があることを、遊びながら学べます。
ギフテッド男子の好奇心を満たすものがたくさん詰まっているのです。
また、各階にテーブルと椅子が設置されていますので、お弁当を食べたり休憩したりすることができます。
お子さんが大きければ子どもたちだけで遊んでいて、お母さんたちはテーブルでおしゃべり♪なんて方も見かけますよ。
(今は、コロナ感染拡大予防のために小学生のお子さんには、保護者が付いて回ることがルールに明記されています。詳しくは、HPでご確認ください。)
私も本を読んだり、ママ友とおしゃべりしたりしています。
また、5階には授乳室もあり、小さなお子さん連れにも優しくなっています。コインロッカーも無料で借りられます。
階段近くの場所に席をとれば、椅子に座っているだけでギフテッド男子のあわただしいおでかけに付き添えるんですよ♪
3.一番のオススメは、実験ショー
私が科学技術館の中で一番オススメしたいのが、実験ショーです。
科学技術館では、色々なコーナーで実験ショーが行われています。
そして実は、この実験ショーは質問し放題なんです。
しかも、このショーで説明を担当してくれる方は女性が中心。また子どもの質問を否定しません。そして専門知識を持っている方も大勢おられます。話をしているうちに色々な知識を披露してくれます。
ギフテッド男子って、好奇心があふれてしまって、空気を読まずに質問をしちゃうことや答えを言ってしまうこともあります…が、ここのお姉さんたちは優しく受け止めてくれます。
ただ、実験ショーに参加しているときは、お子さんのそばでコミュニケーションを補ってあげるように気を付けてくださいね!
次は、なぜお子さんのコミュニケーションを補う必要があるのかについてお伝えします。
4.実験ショーを楽しむためのヒント
基本的にどんな質問でも受け止めてくれるお姉さんたち。
でも、毎日一緒にいるお母さんや先生と違うので、お子さんの言葉が足りずに意味が伝わらないことも起きるからです。
言葉が足らずに意味が伝わらなかった場合、お子さんにとっては失敗体験になってしまいますよね。この失敗体験を繰り返すと、お子さんは質問をするのが怖くなってしまう場合があるのです。
そのため、実験ショーに参加するときは必ずお母さんが付き添ってあげて、お子さんの言葉を補ってあげましょう。
そして、質問が終わったら、「質問できたね♪」と質問の内容ではなく、質問できたことをほめてあげましょう。
実は、この成功体験はすごい効果を持っています。
知らない人に質問できるということは、困ったときに質問ができるということです。
子どもが困ったときに、自分から質問したり助けを呼べたりするということは、誰かが助けてくれるということにつながります。
社会性に問題が出やすいギフテッドの子だからこそ、この質問できるという能力を身に着けて欲しいですね。
――施設詳細――
【名前】科学技術館
【住所】東京都千代田区北の丸公園2番1号
【開館時間】9:30~16:50(入館は16時まで)ホームページでの事前予約が必要です。
【休館日】水曜日定休(公式サイトにて掲載)
注:コロナの影響により、ご見学には事前のネット予約が必要です。
お確かめの上、お出かけくださいね^^
※この記事の情報は2019年4月に作成したものです。
現在、小学生のお子さんには、保護者が付き添うことでコロナ感染を防いでいます。
見学中、展示を触った際に目をお子さんが目をこすらないようにするなど、
注意事項が公式サイトに掲載されていますので、
おでかけの際には公式サイトで最新の情報をきちんと確認してください。
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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