宿題が進まない子が動き出すご褒美の使い方

「やればできるのにやらない」そんなお子さんに対して、ご褒美を使うと動き出すことがあります。けど、使い方次第で“止まる原因”にもなります。今回は、動き出すきっかけになるご褒美の使い方と止まってしまう落とし穴についてお伝えします。

 

1 ギフテッド男子にご褒美は「やる気」ではなく「きっかけ」

 

「ご褒美でやらせるのって、どうなんだろう…」

そう思ったこと、ありませんか?

 

 

本当は、

ご褒美なんてなくても動けるようになってほしい
自分で考えて動ける子になってほしい

私は、ずっとそう思っていました。

 

 

けど、現実は、

👉やろうとして止まる
👉できるはずなのに動かない

 

 

そんな姿ばかりで、

「なんでやらないの?」
「やる気の問題じゃないの?」

そう思ってしまっていたんです。

 

 

けれど、

あるとき気づきました。

 

 

これは“やる気”の問題じゃなかった
“動けなくなっている状態”なんじゃないか。

 

 

そう分かったときに、

じゃあ、どうすれば動き出せるのか?

と考えるようになりました。

 

 

そのときに使ってみようと思ったのが、

ご褒美」でした。

 

 

正直、

ご褒美で動かすなんてどうなんだろう
甘やかしになるんじゃないか

そう思いました。

 

 

けど、

止まっていた手が動いた
「ちょっとやってみようかな」が出てきた

 

 

その変化を見たときに、

これは“やる気を出すため”じゃなくて
“動き出すきっかけ”なんだ

そう思うようになったんです。



 
 

2 間違ったご褒美は、逆に止まる原因になる

 

ご褒美をあげる、もので釣っているような気もするし、

「ご褒美がないとできないのはどうなの?」

そう感じる方も多いと思います。

 

本当は、

ご褒美がなくても動けるのが理想ですよね。

 

でも、

やらなきゃいけないと分かっているのに動けない

そんな状態になってしまうこともあります。

 

そんなときには、

まず“動き出すきっかけ”が必要です。

 

ギフテッド男子は、

・考えすぎて動けなくなる
・完璧にやろうとして止まる

そんなことも少なくありません。

 

だからこそ、

「これ終わったら〇〇しよう」

という小さなご褒美があるだけで、

 

止まっていた状態から
「ちょっとやってみようかな」に変わることがあります。

 

 

ただし、

ご褒美を使えばいいわけではありません。

 

例えば、

「100点取ったら、ご褒美」
「全部終わったら、ご褒美」

 

こういった設定だと、

何をすればいいのか分からない。
できなかったら意味がない。

 

となり、

やる前から止まる。

ことがあります。

 

 

また、

頑張ったのにご褒美がもらえない。

となると、

 

・やる意味がない
・どうせできない

 

と感じてしまうこともあります。

 

 

つまり、

ご褒美が「やる理由」ではなく
「やらない理由」になってしまうこともあるんです。




 
 
 

3 動き出せるご褒美の使い方

 

ではどうすればいいのか?

 

 

ポイントはシンプルです。

「できること」に対してご褒美を設定すること

 

 

例えば、

「漢字を3つ書いたらおやつ」
「このページ終わったら休憩」

など、

 

やることが明確で
すぐ達成できるものにする。

 

 

これだけで、

止まっていた状態から動き出せることがあります。

 

 

さらに、

小さな成功体験を積み重ねることで

「できた」
「やれた」

という感覚が増えていきます。

 

 

すると、

「やれるかもしれない。」

取り掛かる時のハードルが低くなります。

 

 

 

 

4 それでも、止まることがある

 

ここが一番大事です。

 

 

ご褒美を使うと、

確かに動き出すことはあります。

 

 

でも、

ご褒美がないと動けなくなる
また止まってしまう

そんなことも起きやすいんです。

 

 

「これやったら何もらえるの?」

そんな状態になってしまうこともあります。

 

 

つまり、

ご褒美は“スタートのきっかけ”にはなるけれど
“続ける力”にはなりにくい

ということです。

 

 

だからこそ大切なのは、

ご褒美だけに頼るのではなく

**“動けない状態”そのものから抜け出していくこと**

 

 

やり方を変えても、また止まってしまう

そんなことが起きてしまうこともあります。

 

 

けど、逆に言えば、

“やり方”ではなく
“状態”に合った関わり方ができるようになると

少しずつ「動ける時間」が増えていく

ということでもあります。

 

 

実際に、

「ちょっとやってみようかな」が増えたり
自分から動き出す瞬間が出てきたり

そんな変化は、少しずつ起きていきます。

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださって、

「うちの子、これかもしれない」
「やらないんじゃなくて、やれなかったのかもしれない」

そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

私も、

どうにかしたいのに、うまくいかない
関わり方が分からなくて迷う

そんな時間を過ごしてきました。

 

 

だからこそ今、

同じように悩んでいる方に
ちゃんと伝えたいと思っています。

 

 

ご褒美を使えば、少し動くことはあります。

 

でも、

それだけではまた止まってしまう。

 

 

その繰り返しから抜け出すためには、

“動けない状態”そのものを整えていくこと

ここがとても大切になります。

 

 

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執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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