研究者に聞いてみた!ギフテッド男子がAIに勝つ方法~知識が活用できるようになる遊び方~

知識をインプットすることが得意なギフテッド男子は、創意工夫する力を育てて、AIに勝てる力を育てましょう。AIにはないやってみる力を育てて、AIに勝てるようになる方法をお伝えします。
 
 

1.ギフテッド男子がAIに勝つ方法は? 

 
 
知識が豊富でこだわり強め、賢いのに学校で評価されないギフテッド男子を自立させたいとお考えの母さんにお伝えしたいことがあります。
 
 
あれ?うちの子と似てるかも?と思った方は、こちらをお読み下さい。
 
 
ギフテッドの子は、知識は豊富だけど、周囲とうまくいかない。常識から外れているから、評価してもらえないなど、IQが高いからと言って、人生がうまくいくというものではないですよね。
 
 
周囲の人とのコミュニケーションが苦手でトラブルばかりだけど、うちの子自立できるようになるのかなと心配なお母さんも多いのではないでしょうか?
 
 
しかも、これからの時代は、AIが台頭し、たくさんの職業がなくなるとも言われています。うちの子、コミュニケーションが苦手なのに仕事できるのかな?AIに負けちゃうかも?と不安になっていませんか?
 
 
そんなお母さんに、ギフテッド男子がAIに勝つためにどんな学びが必要なのか?をお伝えします。
 
 
 
 
 
まず、考えて欲しいのは、人間にはできて、AIにはできないこととは、何だろう?ということです。
 
 
それは、ずばり実際にやってみることです。実際に試してみてより良い方法を導き出すことは、AIには出来ませんよね。
 
 
そして、AIは入力された知識の中で答えを出します。つまり、教科書や参考書に載っている知識から答えを導き出します。
 
 
ということは、教科書や参考書の知識を覚える今までの学習法では、AIには勝てないのです。
 
 
だから、AIに勝つためには、机の上の知識を増やすだけではダメでその知識を使って、やってみることができないといけないのです。
 
 
「じゃあ、どうしたらいいの?」とお困りのお母さんにギフテッド(2E)男子が楽しくAIに勝てる力を持つ方法をお伝えしたいと思います。
 
 

2.ギフテッド夫が飽きない趣味とは?

 
 
実は、私の夫はギフテッドです。IQが高く、仕事は正確で早いけど、周りの人とのミスコミュニケーションから、トラブルを起しがちです(笑)
 
 
そんな夫とギフテッドの長男を観察し、私はギフテッド男子がAIに勝つために必要なことに気が付きました。
 
 
そのヒントは、ギフテッドである夫や長男の趣味にありました。
 
 
それは、自然で遊ぶと。
 
 
例えば、焚火をすることです。少ない道具(原始的な)で火をつけることは、その日の天候や火をつけるモノ(木材など)の状況に影響されます。
 
 
前日、雨が降っていれば、地面は湿っているし、拾った場所によっては陰になっていて湿っていたりするし、地面やまきは乾いていても、風が強すぎるとまきに火がつかずに消えてしまうこともありますよね。
 
 
だから、何度やっても、毎回毎回同じようにはいかず、いろいろな所に改善点が見つかります。
 
 
この簡単に攻略できないということが、ギフテッドたちには重要なのです。
 
 
なぜなら、ギフテッドたちは、結果が見えてしまうと興味を失うという特徴があります。
 
 
例えば、ゲームセンターで遊んでいても、そのゲームの攻略方法がわかると興味を失います。
 
 
けど、自然が相手だと予想通りにはいかないですよね。様々な状況でうまくいったり、いかなかったり、適度に難しいので飽きることがないのです。
 
 
 
 
 
そして、みなさん気が付きました?
 
 
自然の中で遊ぶことは、実はプロジェクトを成功させるのと似ているませんか?
 
 
火をつけるという目標に向かって仮説を立てて、実験し、うまくいく方法を見つけ出す。
 
 
そう、好奇心旺盛なギフテッドは、簡単に攻略できない自然で遊ぶからこそ、楽しくやってみることを飽きずに学べるのです。
 
 

3.研究者は自然が先生!?

 
 
研究者になるような人は、小さな頃どんな遊びをしていたかを知っていますか?図鑑や本にかじりついていた?ずっと、勉強漬け?
 
 
不思議に思って、研究者の方に聞いてみました。すると、なんと、小さな頃は裏山で遊んでいたとか、自然の中で遊んでいたという答えが返ってました。
 
 
そう!研究者になるような理系男子は、小さな頃から家の中にこもっていることなく、自然に先生になってもらってたくさんの事を学んでいたのです。
 
 
 
 
まずは、自然の中から学んだ偉人
 
 

◆① レオナルド・ダ・ヴィンチ

 
 
みなさんご存知のレオナル・ド・ダヴィンチは、自然の中で学びました。
 
 
鳥の羽の観察をして飛行機の形状を考えました。その他にも、水を観察したり、自然の中からたくさんの発想を得て、たくさんの発明品を考えだしました。
 
 
なぜ、そんな発明ができたのでしょうか?それは、世の中に既にある本の常識から、物事を発明したのではなく、自然現象を観察し、自分で自然の摂理を学び、その知識を活用して、発明をしていたからです。
 
 

◆② アントニ・ガウディ

 
 
 皆さんもご存知のスペインのサグラダファミリアを設計した天才です。
 
 
ガウディは自然を「常に開かれて、努めて読むのに適切な偉大な書物である」と語っています。つまり、自然は常にたくさんのことを教えてくれるということです。
 
 
あの素晴らしいデザインをガウディは、自然から、アイデアを得て作り出していたのですね。 
 
 
他にもたくさんの偉人が自然に学んでいますよね。 
 
 

4.自然で遊ぶときのポイントは?

 
 
さあ、自然に先生になってもらいたくなってきましたよね。
 
 
キャンプに行かなきゃ!山登りに行こうかしら?なんて思い始めたお母さん。ちょっと待ってください。キャンプに行くには、テントがなくちゃ!キャンプサイト空いてるかしら?なんて思っていませんか?  
 
 
自然=アウトドアではないんですよ!
 
 
もちろん、キャンプをして、自然に囲まれて過ごすのはいいことでしょう。でも、キャンプや登山に行くには、準備が必要です。準備しなきゃ!と夢中になってしまい、子どもが置き去り…
 
 
これでは、本末転倒ですよね。
 
 
そこで、私がオススメするのは、お家の周りにある自然で遊ぶことです。東京のマンションに住んでいる方でも、お家の近くで自然で遊べちゃうんです。
 
 
まずは、お散歩に出かけましょう。
 
 
 お散歩に出かけたら、お母さんが自然に興味を持ちましょう。そして、「あ!あそこの葉っぱが綺麗だね。」「あれ?ありさんがいたよ。」と見付けたものを共有しましょう。
 
 
また、お子さんが「ママ、アリさんいたよ。」など自然に興味を向けたら、「本当だ!良く見付けたね!」と笑顔でほめてあげてくださいね。
 
 
そうすると、だんだんお子さんも自然に興味を持ち始めますよね。
 
 
すると、ギフテッド男子は、自分の本から得た知識を実体験に落とし込んで、披露(アウトプット)しだします。
 
 
ここまでくれば、あとは簡単です。ギフテッド男子の知的好奇心が活きてきて、きっとたくさんの発見をし、そこで見つけた自然の不思議を研究し始めます。
 
 
 
 
 
つまり、AIに勝つためには、机の上という狭い世界ではなく、自然という広い世界で創意工夫することを学ぶことなのです。
 
 
ぜひ、お散歩から試してみてくださいね。
 
 
 
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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