ギフテッド男子は、書くことが苦手!?書くことが苦手な理由とギフテッド、特に2Eと呼ばれる発達に凸凹がある子におすすめの書くトレーニング方法をお伝えします。
1 ギフテッド(2E)男子が書くことを苦手とする理由
ギフテッド男子は、頭の中では考えやアイデアがとても速く展開されます。
けれども、書くという行為は、その思考のスピードに追いつきません。
頭の中では次々に浮かぶアイデアがある一方で、手で文字を書き起こす作業は非常にゆっくりと感じられ、そのギャップがフラストレーションを引き起こすのです。
また、書いている途中で字がきれいに書けなかったり、理想の形に近づけなかった場合、彼らの中の完璧主義が発動し、書くこと自体を避けてしまう原因となることもあります。
そして、さらに発達に凸凹がある子、ワーキングメモリの苦手さがあるや処理能力が低い子は、書いているうちから忘れてしまう、より強く苦手さとフラストレーションを感じます。
2 ギフテッド(2E)長男は書くことをやめました
私は、高IQだけれども、ワーキングメモリや処理速度に苦手さを持つ、ギフテッド(2E)長男が小学1年生の時、文字を書くことへの苦手さがあるとは知らずに、君ならきっとできるはず!と頑張ることを強要してしまいました。
すると、息子は、字を書くことへの苦手感が強くなり、書くことをやめてしまいました・・・。
そして、楽しそうに絵を描いていたはずの息子が自分のことを書くことが苦手だと認識してしまい、絵を描くことまでもやめてしまったのです。
このままでは行けない!どうにかして、書くことへの苦手感を無くさなければと考え、とにかく、楽しく書くことを練習すると息子が絵を描くようになり、苦手という認識を変えることで字も書くようになりました。
3 正しいよりも楽しいが正解!楽しく取り組む書くトレのすすめ
では、どうやって、楽しくトレーニングをしていったのでしょうか?
ギフテッド男子に書くことを楽しんでもらうためには、興味を引く活動や創造的なアプローチを取り入れることが効果的です。
例えば、彼らが興味を持つキャラクターやテーマを使って、物語を作ったり、視覚的に刺激を与える図やイラストを取り入れたノート作りを勧めることで、書くことへの興味を引き出すことができます。
この書くことができるようになっていくと文字を書くことへの抵抗感がなくなっていきます。
なぜかというと文字は、直線と曲線でできているからです。この直線と曲線を書くことができるようになっていくと字を上手に書けるようになっていくからです。
線を上手に引けるようにするために書道教室では、カタツムリをかいでみたり、記号を書いてみたりしますよね。
その練習ができる子は、それでもいいのですが、そもそも、ギフテッド男子は、繰り返しの練習が苦手です。
繰り返して、練習するよりも、ギフテッド男子が楽しい・やりたいと思うような仕掛けを作ることが成功の秘訣です。
そこで、今回の提案するのは、好きなキャラクターのシールを自分で作るコトで字が上手になる方法です。^^
好きなキャラクターを書くのは、楽しい。好きなキャラクターだからこそ、丁寧に綺麗に書きたい。
この気持ちを使って、線を引く、曲線を描くトレーニングをしていきます。
用意するものは、
・セロテープ
・好きなキャラクターが書いてある雑誌の表紙や下敷き(セロテープを貼ったり、はがしたりできるもの)
・油性マジック
やり方は、簡単です。雑誌の表紙や下敷きにセロテープを貼り、上から、マジックでなぞっていくだけです。
なぞり終わったら、はがして、ノートに貼ってみましょう^^
こうすることで、楽しくペン先を自分の思ったところに置口トレーニングになり、線を引くことが上手になって行きます。
トレーニングのコツは、楽しくトレーニングすること♪
親子で楽しみながら、苦手を克服していきましょう。
執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー神山彰子
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