「言語理解が高い、うちの子は、もしかしてギフテッド?」WISCの結果を見て、気になっていませんか?言葉の理解力は高いのに、話を聞かない、本ばかり読んでいる、間違いを指摘する。そんな一見矛盾する姿から、言語理解の高い子の才能を活かすヒントをお伝えします。
これなら検索語を拾いつつ、**「そう!うちの子!」**まで短く入れられる。
1.「言語理解が高い」うちの子はギフテッド?
WISCを受けて、
「言語理解が高いですね。」
と言われた。
「これって、どういうこと?うちの子はギフテッドなの?」
と気になって調べているママもいるかもしれません。
言語理解が高い子は、
言葉の意味を理解したり、
知っている言葉を使って考えたり、
言葉で説明したりすることを得意とします。
本をよく読む。
難しい言葉を知っている。
大人の話をよく理解する。
「そんなことまで知ってるの?」と驚かれることもある。
ところが、実際に育てていると、
いいことばかりではありません。
「こんなに言葉を理解できるのに、どうして話を聞かないの?」
と思うことがあります。
話しかけても本を読んでいる。
自分の世界に入っている。
こちらの話は聞いていないように見えるのに、
間違ったことを言うと、
「それ、違うよ。」
と指摘してくる。
それなのに、こちらが話したことを忘れている・・・。
すると、
「聞いてるの?聞いてないの?」
「せっかく頭がいいんだから、
きちんと話を聞いてよ。」
と思ってしまいますよね。
わが家の長男も、まさにそうでした。
先生が話をしていても、本を読んでいる。
運動会の練習中も砂いじり。
先生の顔を見ようともしていないで自分の世界に片足が入っている状態でした。
けれども、小さい頃からそうだったわけではありません。
むしろ小さな頃の長男は、
誰にでもニコニコしながら、自分から話しかける子でした。
そんな長男が、どうして「人の話を聞かず、自分の世界にいる子」に変わっていったのか。
私は、その変化の中に、言語理解力の高い子の才能を活かすヒントがあると思っています。
「言語理解が高いけれど、うちの子もギフテッド?」と思ったママへ
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2.誰にでも話しかけていた息子が自分の世界に入るようになった
小さい頃の長男は、人が好きな子でした。
誰にでもニコニコしながら話しかける。
知ったことや気づいたことがあると、誰かに話しちゃう。
そんな子でした。
ところが、学校に入ってから、
「みんなと同じにしなさい」
「勝手に発言しないで」
そんな風に言われることが増えていきました。
もちろん、学校ではみんなで過ごすためのルールがあります。
先生も、長男の才能を潰そうとしていたわけではありません。
だけど、長男の中では少しずつ、
「知りたい!」
「わかった!」
「伝えたい!」
を、出さなくなっていったように感じます。
そして気づいたときには、
ずっと本を読んでいる。
話しかけても、あまり聞いていない。
自分の世界にいるように見える。
けど、こちらが話していたことは、
長男に向けたことでなくても理解している。
私は不思議でした。
聞いてないように見えるのに、聞いてるじゃん。
言葉を理解する力がなくなったわけでも、
知性がなくなったわけでもなかったんです。

3.強みを「使う方向」が変わっていた
以前の長男は、
面白いものを見つけると、人に話す。
知ったことがあると、人に伝える。
疑問があれば、人とやり取りする。
知性が「人とつながること」に向いていました。
ところが、学校生活の中でうまくいかないことが増えると、
本を読む。
自分の世界で考える。
間違いを見つける。
へりくつや言い訳をする。
同じ知性が、違う方向に使われるようになっていました。
私はそこで、
才能って、「ある・ない」だけじゃないんだ。
と思ったんです。
大事なのは、
「この子は、持っている知性を今、何のために使っている?」
ということ。
人とつながるため?
もっと知りたいと世界を広げるため?
それとも、
自分を守るため?
言語理解が高いという得意そのものが、
突然なくなるわけではありません。
だけど、その力を安心して外に向けられなくなると、
本来は人とつながったり、
好奇心を広げたりするために使える知性が、
自分の世界を守るために使われることがある。
私は長男の姿から、そう気づきました。

4.「話を聞かない」を直すだけでは、才能は伸びなかった
もし、あの頃の長男に、
「ちゃんと先生の話を聞きなさい」
「本を閉じなさい」
「人の間違いばかり指摘しないの」
と、見えている行動だけを直そうとしていたらどうなっていただろう?
そう思う時があります。
話を聞く時には、相手の目を見て話を聞く。
これを教えてあげることは、とても大事なことです。
理解力があるから、片手間で話を聞いていていいというものでもありません。
だけれども、この時、必要だったのは、
「正しいことを教える」よりも、もう一度、人と関わっても大丈夫だと思えることでした。
「そんなこと考えてたんだね」
「そこに気づいたんだね」
「もっと知りたいんだね」
と、まずその子の中にあるものを受け取る。
正しいか間違っているかをすぐに判断するのではなく、
「あなたが考えたことを、私は知りたいよ」
という関わりを増やしていく。
そうやって、人とのやり取りの中に安心が増えていくと、
持っている知性を、
自分を守るためではなく、人とつながるために使えるようになっていきました。

5.言語理解力が高い子ほど「どう受け取ったか」を見てほしい
言語理解が高い子は、
大人が思っている以上に言葉をよく聞き、
考えていることがあります。
だから、
「ちゃんとしなさい。」
「みんなはできてるよ。」
「今その話じゃないよ。」
と大人が何気なく伝えた言葉を、
その子が正しく受け取れているとは限りません。
大人が何気なく伝えた言葉も、
大人が意図した通りに受け取っているとは限りません。
だからこそ、
「なんで話を聞かないの?」
「なんで分かっているのにやらないの?」
と思ったときには、
すぐに直そうとする前に、
「この子は、今何を考えているんだろう?」
と一度考えてみてほしいんです。
その「聞かない」「やらない」の奥に、
その子なりに考えた理由が隠れているかもしれません。

6.言語理解力という強みを「人とつながる力」に変えていこう
WISCで「言語理解だけ高い」と言われると、
その数字が何を意味するのか、
「ギフテッドなの?」
「この才能をどう伸ばしたらいいの?」
と気になりますよね。
だけど私は、長男を育ててきて、
高い能力を持っているだけでは、その才能が活かされるとは限らない
と感じています。
見るのは、数字だけではありません。
本ばかり読んでいる。
話を聞かない。
屁理屈や言い訳が増えた。
人の間違いばかり指摘する。
そんな姿が気になったら、
「せっかく頭がいいのに」
で終わらせないでください。
その知性を、
今、何のために使っている?
と見てみてください。
小さい頃、誰にでもニコニコ話しかけていた長男のように、
本来、子どもの「知りたい」「わかった」「伝えたい」は、
世界を広げ、人とつながっていく力にもなります。
だから私は、
才能をもっと伸ばすことだけではなく、
持っている才能を、安心して外の世界に向けられる子に育てたい。
そう思っています。
「話を聞かない」という困った行動の奥にも、
まだ使い切れていない、その子の力が隠れているかもしれません。
本の中だけに向いていた「知りたい」が、
「これ面白いよ!」と誰かに伝える力になる。
間違いを指摘するために使っていた知性が、
人と一緒に考え、新しいものを生み出す力になる。
そんな風に、子どもが持っている知性を
「自分を守る力」から「自分の世界を広げる力」へ変えていく。
私は、そんな成長をママと一緒につくっていきたいと思っています。
「もしかして、うちの子も知性を“自分を守るため”に使っている?」
そう感じたママへ。
実は、ギフテッド男子のママたちから寄せられた困りごとを見ていくと、
「話を聞かない」
「屁理屈や言い訳が増えた」
「ゲームや本の世界に入り込む」
「人との関わりを避ける」
など、一見バラバラに見える行動に共通点がありました。
私はそれを、**持っている知性を成長ではなく、自分を守るために使っている「防衛モード」**と捉えています。
「うちの子は今、どんな状態?」
と思ったら、まずはこちらから確認してみてください。
執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー 神山彰子



