完璧 主義 とは？なんだろう？ちょっとした失敗で 「もうダメだ！」 と諦めてしまう「完璧を求めるなら、もっと努力すればいいのに…」「できる力はあるのに、なぜ頑張れないの？」と思っているのであれば、お子さんの完璧主義は “一般的な完璧主義”とは違うタイプ かもしれません。
１．ギフテッド男子の完璧 主義 とは？
✅ ちょっとした失敗で「もうダメだ！」 と諦めてしまう
✅ 勝てなかったり、思い通りにいかないと「癇癪（かんしゃく）」 を起こす
✅「努力しないのにプライドだけ高い」 と感じることがある
「完璧を求めるなら、もっと努力すればいいのに…」
「できる力はあるのに、なぜ頑張れないの？」
そう思ったことはありませんか？
もしかすると、お子さんの完璧主義は“一般的な完璧主義”とは違うタイプ かもしれません。
一般的な完璧主義と「ギフテッドの完璧主義」には、違いがあります。
一般的な完璧主義は「ミスをしたくないから努力する」 という気持ちから生まれます。
けれども、ギフテッドの完璧主義は 「理想の完成形を求めたい」という気持ちから生まれます。
なので、「できないなら最初からやらない」 という風にやらないことに結びつきやすく、努力する前に諦めてしまう傾向があります。
なぜなら…
🔹 頭の回転が速い ため、最初から「できること」と「できないこと」を瞬時に判断してしまう。
🔹 幼いころから「すごいね！」 と言われることが多いため、「できない自分」を受け入れられない。
🔹 失敗経験が少ないため、少しの挫折でも「才能がない」と思い込んでしまう。
その結果、
「うまくできないなら、最初からやらない」「負けたら、感情を爆発させる」という行動につながってしまうのです。
2．ギフテッドの完璧主義には“特別なアプローチ”が必要
しかし、150組の親子にギフテッド男子の接し方をお伝えしながら、研究を進める中で、ギフテッドの完璧主義には“特別なアプローチ”が必要 だと気づいたのです。
「失敗してもいいんだよ」「君ならきっとできるはず！」と声をかけるだけでは不十分でした。
本当に必要なのは、感情に振り回されず、挑戦を楽しめる思考を作ること、「できないからやらない」を「やり切る力」に変えることです。
3．できないかもしれないけど、やってみる！が大事
「できないならやらない」 という考えが強まってしまうと挑戦を避けるようになります。
挑戦せずに諦めてしまうことが続くとますます自分を責めて自己肯定感が低下 してしまいます。
そうなると、何かを始めてもちょっとした失敗にすぐに「向いていない」と諦めてしまうようになってしまいます。
大切なことは、お子さんの完璧主義をこだわりで終わらせずに目標を達成するために努力ができる「やり切る力」に変えることです！
４．ギフテッド男子の完璧主義をやり切る力に変える方法
ギフテッドの完璧主義からくるこだわりは、やり切る力です。
こだわりを否定せずにうまく行かないときは、じゃあ、どうする？と思考するクセをつけましょう。
例えば、負けて癇癪を起こした時は、癇癪が落ち着くのを待ち、落ち着けたら、「落ち着けたね^^」と言葉をかけ、「じゃあ、どうする？」もしくは、「どうしたい？」と問いかけます。
そして、お子さんが「もう一回やる！」「次は勝てるようにしたい！」と答えてくれたら、「そうだよね。勝ちたいよね！じゃあ、どうする？」行動することを促します。
ギフテッド、賢いけれども、子どもです。経験値が足りずにより成長できる方法を知りません。
だからこそ、より成長できる方法を大人が伝えて欲しいと思います。
執筆者：発達科学コミュニケーショントレーナー 神山彰子
なぜ、ギフテッドは完璧主義になるのか？
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