ギフテッド男子は、教えるよりも教えないことで自分で思考して、学校の枠を超えて学ぶことができるます。この記事では、ギフテッド(2e)の息子がニュースを見るだけで世の中のことを学び出したおうちstem教育についてをお伝えします。
1 ギフテッド男子におうちstem教育をしてほしい理由
ギフテッド男子は、授業で好奇心を満たすことは難しいです。
なぜなら、ギフテッドの子どもたちの好奇心が満たされるように授業を行なうことは難しいからです。
だけれども、おうちであれば、とことん好奇心を満たしてあげることも学年を超えて学ぶことが可能です。
学年を超えて学ぶためには、2つの方法があります。
①思考を掘り下げていく方法
1つの事柄について、思考を掘り下げていく問いかけです。
詳しくは、こちらをお読みください♪
問題を掘り下げていくことで問題の原因を解明し、問題を解決につなげていくことができます。
②思考を広げていく思考法です。
視野を広げて、物事を繋げて考えていく思考の仕方です。
例えば、歴史を学ぶときなど、起きた事実だけを知るだけではなく、そのことが起きたことでどんな影響が出るのかを知ることで本質的にその出来事を理解することができるようになります。
2 考えが偏っていた息子がフェイクニュースに騙されなくなった話
堀り下げていくのもいいけど、フェイクニュースなどに騙されないように広い視野を持って欲しいですよね。
なぜなら、ギフテッド男子は賢いけれども子どもです。視野が狭く、物事を総合して考えることができないと知識の偏りができ、間違った情報に影響されてしまうことがあるからです。
我が家のギフテッド(2e)長男は、インターネットやYouTubeで検索し、情報を収集していました。
学年を超えて知識を吸収できるのはいいことなのですが、片方の側面からしか物事を判断できずに偏った考え方をすることが増えていきました。
なので、情報が手に入りやすくなった今だからこそ、視野を広げて、その情報が正しいものであるかどうか自分で判断できるようにしようと私は考えました。
そんな時に見つけたキーワードが『ってことは?』という思考を広げていく問いかけです。
「ってことは?」と問いかけることでその事柄が起きたことでどんな影響が周りにあるのか、一つの側面だけでなく、違う立場からも思考をするように促します。
それによって、何かが起きたことで他にも影響が出ることを学び、物事をつなげて考える力が育ちます。
この方法で我が家のギフテッド(2e)長男は、偏った思考ではなく、物事を捉えられるようになっていきました。
3 ニュースが世界を知るきっかけになる声かけ
では、どんな風に視野を広げたのか?ご紹介します^^
2030年半ば以降、ガソリン車の新車販売をゼロにし、新車の100%を「電動車」にすることを目指すというニュースを見ていた時のことです。
私が「ガソリン車の新車販売がなくなったら、ガソリンの価格は、どうなると思う?」と息子に聞くと
息子は、「わからない。」と答えました。
そこで、思考を広げる会話を開始します。
「ガソリン車の新車が発売されなくなるということは?ガソリン車の数は…。」
と思考する時のヒントとなる言葉を伝えながら、子どもに問いかけます。
すると、そのヒントから、「減っていく。」など答えます。
ここでは、考えさせることが重要なので、その回答は、あっていなくてもOKです。
「って、ことは?」と合いの手を入れると「ガソリンを買う人が減る?」などの回答が出てきます。
我が家の場合は、さらに「ってことは?」と問いかけると…
「欲しい人が少なくなれば、安くなるかもしれない。」という答えが返ってきました。
思考することが得意なギフテッド男子だからこそ、『ということは?』と思考を広げてあげることで子どもは、自分で考えて、答えを出します。
そして、思考を広げてたたどりついた答えがあっているかどうかは、『あっているかどうか調べてみよう^^』と伝えることで思考を広げながら、それが正しいかどうか調べるという習慣がついていきます。
おうちで思考を広げる会話を始めてみてくださいね^^
時事問題、苦手なんですっていう方には、なんて質問してあげたらいいのかわかりませんという方は、親子で「newsがわかる」という月刊誌を読んでみることをオススメします。
執筆者:発達科学コミュニケーショントレーナー 神山彰子
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