朝お腹が痛い小学生の「学校行きたくない」を解消する3ステップ

バタバタの朝に「お腹が痛い、学校行きたくない」という小学生に、「仮病では?」と思っていませんか?実は、子ども自身も何が不安なのかわからないまま、気持ちを溜め込んでいることがあります。朝の腹痛や「学校行きたくない」を解消する3ステップをお伝えします。

 

朝お腹が痛い小学生。「仮病なの?」と悩んだ私

昼や夜は元気なのに、朝、学校へ行こうとすると「お腹が痛い」と訴えることはありませんか?

それなのに、学校を休むと決めると、いつの間にか元気になっていることもあったり…

そんな姿を見ると、

「本当にお腹が痛いの?」
「学校に行きたくないだけ?」

と悩んでしまいますよね。

 

わが家の娘も、朝出発しようとしたときに「お腹が痛い」と言ってトイレにこもり、泣き出したことがありました。

近くで見ていた私は、本当に痛そうで辛そうな娘をみて、その日は休ませることにしました。

そして病院に連れて行こうと思っていました。

 

ところが、休むと決めてしばらくすると腹痛は治り、いつもの元気な娘に戻っていたのです。

「あんなに痛そうだったのに?」
「どうして朝だけ?」

当時の私は不思議で仕方がありませんでした。

 

実は、朝学校へ行こうとするとお腹が痛くなる小学生は、学校への不安が体の症状として表れていることがあります。

だからこそ、「仮病なの?」と決めつける前に、子どもの中で何が起きているのかを知ることが大切です。

 

 

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「学校行きたくない」不安が腹痛として表れる理由 

人は強い不安や緊張を感じると、

・お腹が痛くなる
・頭が痛くなる
・気持ちが悪くなる

など、気持ちの不安が体の症状として表れることがあります。

 

特に、不安が強い小学生は、

「学校に行くのが怖い」
「今日はちょっと行きたくない」

という自分の気持ちを、うまく言葉にできないことがあります。

そのため本人も理由がよく分からないまま、気持ちの不安が溜まっていきます。

そうして気付かずに溜まった不安のせいで、朝お腹が痛くなるなどの身体症状が出てくるのです。

 

 

まず目指したいのは、腹痛をなくして学校へ行かせることではなく、子どもが安心できる状態をつくることです。

 

安心できて、自分の気持ちをわかってもらえたと感じることで、

「ここまでならやってみようかな」

という一歩につながっていきます。

 

では、どうやって安心を育てればいいのでしょうか。

次に、家庭でできる3つの関わり方を紹介します。

 

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朝お腹が痛い小学生に安心を育てる3つの関わり方

気持ちを言葉にして「不安に気づく」

不安が強いとき、子ども自身も「何が嫌なのか」「何が不安なのか」をうまく言葉にできないことがあります。

そんなときは、

「学校に行くの、ちょっと不安なのかな」

と、ママが気持ちを言葉にしてあげます。

この関わりの目的は、すぐに解決することではなく、子どもが自分の中にある不安に気づけるようにすることです。

「そうか、私、不安だったんだ」

と気持ちが整理されることが、安心への第一歩になります。

 

不安を否定せず「安心できる状態」をつくる

子どもが不安な気持ちを話してくれたら、

「教えてくれてありがとう」
「ママはちゃんと聞いているよ」

と伝えます。

ここで大切なのは、

「大丈夫だから行こう」
「そんなに心配しなくていいよ」

と、すぐに不安をなくそうとしないことです。

この関わりの目的は、「不安を感じても大丈夫」「ママに話していい」と思える状態をつくることです。

不安な気持ちを受け止めてもらうことで、子どもは少しずつ安心して次のことを考えられるようになります。

 

 

 

安心できたら「ここまでならできそう」を一緒に考える

子どもが少し落ち着いてから、

「今日はどこまでならできそう?」

と、一緒に小さな一歩を考えます。

ここで目指すのは、いきなり「学校へ行くこと」ではありません。

子ども自身が「これならできそう」と思える一歩を選ぶことです。

そして、結果だけでなく、

「ここまでできたね」
「やってみようと思えたね」

と、途中にある小さな「できた」にも目を向けます。

「行けた・行けなかった」の二択ではなく、安心できたところから自分で一歩を選ぶ経験を重ねることが、次の行動につながっていきます。

 

 

朝の腹痛がなくなり、楽しく学校へ行けるようになった娘 

この3つの関わりを続ける中で、娘はいつの間にか、朝に「お腹が痛い」と言わなくなりました。

娘がお腹の痛みを訴えていたのは、幼稚園の頃だったのですが、当時は半月ほど休ませ、その後は私が付き添いながら通いました。

そのあとすぐに一人で行けるようになったわけではありません。

娘の不安に合わせながら、少しずつ進んでいきました。

そして現在、娘は小学2年生です。

あれから朝に「お腹が痛い」と言ったことは一度もなく、今では一人で楽しく登校しています。

 

 

朝お腹が痛い小学生は、学校に行きたくない不安があっても、その気持ちをうまく言葉にできないことがあります。

だからこそ大切なのは、不安を無理になくそうとすることではなく、安心を育てることです。

そんな経験を積み重ねていくことで、

「不安だけど、ここまでならやってみようかな」

と思える力が育っていきます。

 

目指すのは、学校に通わせることだけではありません。

不安を感じたときに、自分の気持ちを伝え、自分でできそうな一歩を選べるようになること。

子どもの安心を育てて、子ども自身の自立に近づく。

そんな未来を一緒に叶えていきましょう。

 

 

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朝お腹が痛い小学生についてよくある質問(Q&A)

Q1.朝だけ「お腹が痛い」と言うのは仮病ですか?

A.仮病とは限りません。学校への不安が腹痛として表れることがあります。

休むと落ち着く場合でも、「本当に痛いの?」と疑うより、まずは「何か不安なことがあるのかな?」と気持ちに目を向けることが大切です。

 

Q2.朝「お腹が痛い」「学校行きたくない」と言ったら、休ませた方がいいですか?

A.まずは子どもが安心できる状態をつくることが大切です。

「行く・休む」をすぐに決めるより、気持ちを受け止めてから、「今日はどこまでならできそう?」と一緒に考えていきましょう。

 

Q3.朝の腹痛や「学校行きたくない」を繰り返さないために、ママができることはありますか?

A.「不安があってもできた」という経験を増やしていくことが大切です。

「学校へ行けた・行けなかった」だけでなく、「着替えられた」「玄関まで来られた」など、途中の小さな「できた」にも目を向けます。

安心できたタイミングで小さな挑戦につなげることで、「不安だけど、ここまでならやってみようかな」という力が育っていきます。

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

川澄みさ

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