発達障害の子どもを二次障害にしないために

今夜は生徒のKさんからの
相談についてシェアしますね。
Kさんには小学校5年生の
息子さんがおられます。

ご相談内容

 
今日は息子の面談が

ありました。

 

 
 

面談の時に、今日も
ある子のほっぺをつねった
お話しがありました。
 
 
そして、今、お電話で
私の後も面談があり、
数人の保護者から息子の話を
出されたとの事で、
 
 
このまま6年生になる訳には
いかないので先生の近くに
席を移すなど対策を考え明日、
その保護者たちに
お伝えするとのことでした。
 
 
先生も、我が家でも色々と
対応している旨を
お伝え下さっている
ようなのですが、
 
 
保護者の方たちは、
注意すれば、止めますよね!
何で繰り返されるんですか?
何で止めないんですか?と
お怒りのようで、
 
 
明日、数人にお電話をする事に
なってしまいました。
 
 
右の物を左に動かすみたいに
出来ることではないですし、
何回か謝っていますし、
これ以上、何てお話ししたら
良いか分かりません。
 
 
普通級にいるのに、
発達障害ですと話せば
許されるんですか?
 
 
毎日毎日、学校で頑張っていて、
クラス代表で頑張ったことを
冬休み前全校集会で発表する!と
嬉しそうに話してくれた息子を
誇りに思う反面、
 
 
学校に足を運んでも
幼稚園が一緒だった知ってる子、
知っている親子でないと挨拶も
してもらえない冷たい空気感。
 
 
5年間、
悩みを打ち明けられるような
友達もできませんでした。
 
 
私も息苦しいです。
 

このご相談してくださったKさんからの返信

 
 
 
 
勇気100倍
 
 
かなこ先生
ご丁寧なお返事
ありがとうございました。
 
息子も困っているんです!
そうです。
 
仲良くしたいんです。
 
その子なら分かって
もらえるって思ってる。
 
手が出るのも悪いことって
分かってる。
 
息子も私も悪くない。
頑張ってる!
 
頭の中、整理できました。
 
よし!
もういっちょ頑張ります。
 
 
 
 

発達凸凹の特性を持つお子さんの親御さんに忘れないで欲しいこと!

 
 
それは、
発達凸凹の特性がある子どもを
二次障害にしないこと!です。
 
 
ほっぺたをつねったのだって、
なんの理由もなく
したわけではないはずです。
 
 
当然、本人も
してはいけないこと
と理解できているのです!
 
 
だけど、
ブレーキが効かなくなるくらい
腹が立つようなことが
あっただけです。
 
 
このような場面では
してはいけないことを
コンコンと伝えるのではなく、
 
 
どうしてそうなったのか、
思いを聞いてあげること!
 
 
それを世の中では
言い訳と言います。
 
 
ですが、私は、
言い分だと思っています。
 
 
この言い分、人によっては
屁理屈だと捉えるかも
しれませんが、
二次障害を生み出す原因は、
 
 
この言い分を
本人が満足するまで
聞いてもらった
経験が少ない
からです。
 
 
身近な人、つまり親や、
自分が大事だと思っている人に
自分の気持ちを
わかってもらえた満足感
がどれだけあるかが
 
 
二次障害を起こすかどうかの
分かれ目になると感じています。
 
 
二次障害を起こさないために、
私たち親がすることは
全力で子どもを守ること!
 
 
どんな状態でも受け止め、
思いを聞いてやること。
 
 
何も出てこなくなるまで
聞けば必ず落ち着きます。
落ち着いたら、
 
 
褒め、本当は
どうしたかったのか?
一緒に考えるだけでいいのです。
 
 
発コミュに出会う前の私は、
もし、Kさんと同じ立場だったら、
ほっぺをつねったことを
ひたすら謝っていたと思います。
 
 
以前の私は人に謝る時も
子どもの目の前でも
子どもを責めていましたし、
 
 
家に帰ったらコンコンと
お説教をし、
なんの効果もなく、
二次障害にさせてしまいました。
 
 
今なら、発コミュ対応で
子どもを全力で守ります。
 
 
特性を周囲に伝えることが
プラスになりそうなら、
こんな時はこうすると
うまくいくと具体的に伝えます。
 
 
伝えることが
マイナスになるようであれば、
先生方など子どもが
直接指導を受ける方に限定して
対応策を伝えます。
 
 
目が悪い子が
メガネをかけるように
 
 
耳が聞こえにくい子が
補聴器をつけるように
 
 
ブレーキの効きにくい子は
気持ちをわかってあげることで
落ち着かせてあげる。
 
 
 
ママに軸があれば
大丈夫!
孤独な子育てだと
くじけそうになるけれど、
ここには仲間がいます!
 
 
 
子どもを全力で守ることができる

強いママでいられるために
できることを一緒に
考えていきましょう!

大事なのは子どもの心を守り、
二次障害にさせないことです。

 

 
 
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