不登校、行き渋り初期にありがちなお悩み 「明日は行く」って言ったのに!
学校や、習い事に
「明日は行く」と言ったのに、
直前になって
「行きたくない」といわれ
ガッカリする、
「行く行く詐欺」!
不登校や行き渋りがはじまった、
お子さんに振り回されて
悲しくなったり、
イライラすることは
ありませんか?
たったこれだけの
やりとりなのに、
親子関係に亀裂が入ってしまう、
皆さんのお悩みに多い、
シチュエーションです。
感情的になることが
親子関係が悪くなる主な原因です!
どうすれば感情的に
ならずに済むのか?
それは、
知識を持っておくことだと
私は思います。
私が子育てのイライラから
解放されたのは
発達科学コミュニケーションに
出会ったからなんです。
不登校、行きしぶりの「行く行く詐欺」にもう騙されない!行動変容
行動変容とは、
簡単に言えば、
人の行動が変わること。
行動をするために
意識や習慣が変わるのには
段階があるんです。
その段階に応じて、
適切な、サポートをすることが
大切です。
相手に気づきを与え、
相手が自発的に行動したくなるような
コミュニケーションをすれば、
お互いにイライラしなくなります。
まさに、
発達科学コミュニケーション
の関わりです!
不登校、行きしぶりの行動変容のステージは5段階
お子さんの心理状態に合わせて
コミュニケーションがとれたら、
親子間のイライラも激減します。
行動変容には段階があること
を知っておくだけで、
もし、子どもが、
「やっぱり休みたい」
と言ってきても
「昨日と言っていること、違うじゃん!」と
騙されたと思う必要がなくなります。
どんな段階があるのか
みてみましょう。
無関心期
この時期は、本人が
そもそも行く気がないので、
行動を変えようとすること
(行こうとすること)に
負担を感じている時期です。
無理に行かせようとすると
逆効果です。
「学校行きたくない」
「習い事に行きたくない」と
言い始めた時に、
本人の気持ちを考えずに
「行きなさい」と
言ってしまうことがあります。
すると、
「どうせ僕の気持ちなんかわかってくれない!」
と心を閉ざしてしまいます。
そうならないためには、
この段階では、
信頼関係を壊さないことを
念頭に起きます。
簡単に言えば、
子どもを否定しない!
無条件で受け止める!
それが長引かせないコツです。
「休みたい」と言ってきた時は
もう限界はとっくに超えているんです。
関心期
行きたい、行きたくない
いろんな気持ちが混じって
葛藤している時期です。
信頼関係をより築けるように
子どもに興味関心のある
声かけをします。
具体的には、子どもが
今、楽しいと思うこと
に関する声かけです。
おすすめなのは、一緒に
喜怒哀楽を味わえるように
思いっきり遊ぶこと。
それは、無条件ですので、
ママが好きとか嫌いではありません。
子どもの好き、楽しいに寄り添います。
ここで、子どもが少し、
元気を取り戻し始めると、
「そろそろ学校に行こうかな」
と発言することがあります。
その言葉を聞くと、親は嬉しいもの。
ですが、この時に
注意して欲しいことがあります。
「こんなのはどう?」
「こうするといいんじゃない?」
と親が主体となって、
どんどんアドバイスをしないこと。
たとえば、
今しようと思ったタイミングで、
「宿題は?」って言われると、
拗ねるお子さんいますよね。
「ママが言うからやる気が失せた!」
のパターンです。
子どもは、
考えてるような発言をしても、
行動にはまだ移せるほどの
やる気がない状態です。
やろうとしてもできない気持ちに
共感することが大切です。
きっと、
多くのママが悩んでいる、
「行く行く詐欺」は
まだ、この状態なのです。
「行く」と言えば、
親が喜ぶかなぁ?という、
親の顔色を伺う子もいます。
過干渉でこれまで接してきた場合、
大抵このようになります。
ここで
「行かない」となると、
ママは、
裏切られたと思い、
「嘘つき」と子どもに言ってしまったり、
イライラしたり
悲しんだり
感情的な態度を見せてしまいがちです。
たとえ、
言葉では伝えなくても心で感じていれば、
オーラで伝わっています。
子どもにしてみれば、
裏切ったわけではなく、
まだ、
行ける状態ではないのです。
この段階は、
もっと自分から行動するまで、
戦略的に「待つ」時間です。
何もせずにただ単に「待つ」のではなく、
動きたくなるくらい、自信を育ててあげること。
お母さんの声かけで
具体的に小さなことでも
当たり前のことでも
肯定をしながら
脳を育ててあげるのです。
それが、
発達科学コミュニケーション
の関わりです。
準備期
小さなことでも
認められる経験をし、
自分でできることが増えて、
自信が溜まってくると、
自分の内側から
「そろそろ行ってみようかな」と
思うようになっているので、
「そんなふうに考えているんだね」と
認めてあげることが大切です。
この段階では親子の関係も
スムーズな話し合いができる状態に
なっているので、
作戦会議ができるようになります。
「手伝えることがあったら言ってね」
と伝えておくことで
具体的に行動に移しやすくなります。
この段階までくれば、
子どもが自分から、動こうと
しているので、
自分で情報を調べ始めたり、
自分で行動をします。
具体的にいつ何をしたいのか
自分で宣言をするようになります。
実行期
ようやく自分から
行き始めた時期です。
まだまだ、不安もあり、
精一杯頑張っている
時期ですので、
疲れてしまうかもしれません。
葛藤する時期でもあるので、
継続できるように、
学校や習い事に行けたことを
認めてあげたり、
小さな変化でも
言葉にしてあげることが
大切です。
モチベーションが
持続できるような会話を心がけます。
維持期
ここでも安定して
継続できるように
丁寧な対応をします。
たとえ、困難が起きても、
自分で解決しようとしたり、
随分と自信がついてくる時期です。
逆戻りもありうるので、
どんな時に、困りそうか、予測して、
そうなった時にどうするか
対策を考えていきます。
不登校、行き渋りがあっても知識があることで感情的にならない対応ができます。
今、子どもが
どの段階にいるのかを把握した上で、
サポートをすることが大切です。
無関心期から関心期までが長いと
親は不安になるかもしれません。
小さなことでも
当たり前だと思うことでも
具体的に言葉にしてあげて、
自分の意思で動くように
なることが大事だと思います。
ある日、突然行きたくない
と言ったように見えますが、
子どもなりに、悩んで、
苦しい中での、
やっと言い出せた
「行きたくない」なのです。
決して親を困らせやろう!とか、
そういったものではなく、
焦らないのが大事です。
期待したり、先回りは禁物です。
今、自分のお子さんがどの段階にいて、
どんなサポートが必要か、
見極める力をぜひ養ってくださいね。