子どもの暴力・二次障害の背景には様々な要因が複雑に絡み合っていることが多く、
表面的な対応だけでは根本的な解決はできませんが、ママが自己理解を深めることで
心の安定につながり、お子さんの情緒安定にもつながり、解決のスピードが加速します。
子どもの暴言暴力・二次障害解決の決めてはママが自己理解を深めること
子どもの暴言暴力・二次障害の背景には、周囲に危害を加える可能性のある行動に対しては、より直接的な対応が必要だと考える人がいます。
それも間違いではありませんが、私の経験上それだけで解決したケースは見たことがありません。
なぜなら、攻撃性の高まった子、無気力な子、不適応を起こしているいわゆる二次障害症状のある子はネガティブな記憶を溜め込んでいるからです。
その記憶とはその子が受けてきた幼少期からの記憶で、ママとの関わりや環境そのものです。
ではそのママは一体どのように成長してきたかというと、我慢をしてきた、真面目に生きてきた方々ばかりです。
だから我が子にも同じことを求めてしまいがちですが、我が子と自分は違う人格です。
当たり前だけれども忘れがちな考え方ですよね。
そこで、私からのおすすめは、ママ自身は一体どのような生き方をしてきたのか、自己理解を深めることです。
親子のコミュニケーションが変わるママの自己理解
こちらは中学生のお子様の暴力に悩んで今年から学び始めた受講生さんの振り返りです。
子供が生まれてから
特に自分のことは後回しで過ごしてきて、
それが時に不満となっていました。
私ばかり犠牲になっている気がして。
でも私には私の都合、
体調の悪さがあると同様に
子どもや主人にも私が見えてない
学校や職場で同じように不満も犠牲もあるのだと
最近思えるようになってきました。
だからこそ、家ではわがままも出るし
ダラダラもしたくなるのだと思います。
みんながそれぞれの場所で頑張っているのだと思います。
人は一人では生きていけません。
必ず誰かにお世話になっている。
お互いが思いやりを持って過ごす大切さを痛感しています。
あなたはこのママの正直な気持ちや気づきをご覧になってどう感じましたか?
このママは週末になると顔をあわせる時間も多いため、必ずトラブルに発展していたと言います。
ですが、落ち着いて俯瞰することで今までにない気づきがあり、お子さんだけでなく、ご主人様に対するコミュニケーションも変わってきているのです。
ポイントは、ベクトルが子どもだけでなく、自分に向き始めていること。
暴言暴力 癇癪 二次障害に悩むママの共通点は過干渉子育て
このママは、初めてお会いした時、ザ・過干渉ママでした。
暴言暴力 癇癪 二次障害に悩むママの共通点は過干渉子育てをしてきた人です。
それくらい自覚なく、悪気なく、当たり前に習慣化されているのが過干渉です。
私は子どものためを思って伝えている 子どもが悪いのにどうして私だけこんな目に?と誰もが思っています。
どうか、今、同じように感じている方もどうか責めないでくださいね。
かつての私もそうでしたが、子どもや周りを変えようとすると辛くなりますが、自分自身に目を向けることで、たとえ今、暴言暴力・二次障害に悩んでいたとしても糸口が必ず見つかります。
ぜひ、自己理解を深めてみませんか?