反抗的な子どものお母さんに
いちばん必要なものは私は
待つことだと思っています。
なぜなら、
私は待てない母親だったから。
子どもの成長をゆっくり待てなくて
先回りをしてきたから。
その結果、
反抗期になって荒れました。
でも、それは今、思えば
自然なことだったのかも
しれません。
自立したい子どもが
必死になって親に反抗をして、
気づいてよ。俺のペースでやらせてよ。と
猛攻撃されたことで
私はようやく目が覚めました。
時間になっても行動しない子
先にこれを済ませて
後でゆっくり遊べばいいのに
いつまで経っても取り掛からない子
とにかくもどかしいのです。
待つことは辛抱強さが必要です。
何よりも親の心に余裕がなければ
待つことはできません。
私たちは目先の結果にばかり
目を奪われてしまいがち。
ですが、子どもは思い通りには
動いてくれません。
でも、子どもが育つには
待つ力が絶対に必要だと思います。
子どもの自主性や自立心って
大人が待ってあげなければ
育たないもの。
待つことは難しい。
だけど、信じて待つことなくして
子どもの成長はないのです。
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今日、受講生さんRさんのメッセージに
こんなことが書かれていました。
感動したので、
シェアさせてくださいね。
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発コミュを学んで、
ご自身の考え方・感情の変化や
行動の変化を教えてください。
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お風呂に入って、ご飯食べてを
言ってすぐに行動しなくても
私自身が待てるようになった。
待った結果、子供から
もうちょっとでやるし
待ってなの言葉がでるようになった。
暴言暴力は
親がキライなわけではなく、
理解して欲しいという
SOSのサインだと
考えられるようになった。
脳が活動するような声かけは
どうすればいいかを
少し立ち止まって
考えられるようになった。
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ご自身にとって、発コミュの
どのような点が役立ちましたか?
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発達障害の診断と薬だけで、
具体的な解決方法が見つからず
日々辛かった気持ちを
理解してもらえる人達がいて、
その人たちの
成功体験を話してもらえて
具体的にどう解決していけばいいかを
教えてもらえた点が
非常に役立ちました。
それに加え
子育てだけじゃなく
親は親の人生を楽しんでもいいと
言い切ってもらえたところです。
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Rさんは、
中2と小6の男の子のママです。
私の元へ初めて個別相談へきたとき
毎日子育てを楽しめず、
怒鳴り散らしては
自己嫌悪の日々から抜けたい
母子3人で笑って毎日過ごしたい。
とおっしゃっていました。
私はとっても心配でした。
シングルマザーで
フルタイムでお仕事と子育てを
頑張っているRさん。
二人の息子さんは
暴れてお家の壁は穴が開くほどで
兄弟バトルも凄まじく、
暴言暴力、ゲーム依存、
行きしぶりに不登校。
力も強くなる思春期の男の子。
ママが一人で立ち向かうには
あまりにも危険が伴います。
だけど、子どもたちは待ったなし。
こんな状況から抜け出すために
発コミュを始めました。
Rさんにとって
今までの価値観を変えることは
とっても難しかったと思います。
なにしろ、
褒めても素直に喜ばないのですから。
初めはうるさいと
言っていたお子さんも
根気よく、続けて
習慣化されているから
今では「俺頑張ってるやろ?」と
アピールしてくるくらいに
素直になってきています。
習慣って大事で、
ちょっとやそっとじゃ変わりません。
激しい反抗期や二次障害症状の
ある子どもが
一瞬で変わるような魔法の言葉は
ありません。
効果があるのは、
日々の積み重ねで
親子の関係をスムーズに戻すこと。
それだけです。
やらない人はいても、
できない人はいません。
Rさんは心が折れそうに何度もなりながら、
少しずつ当たり前を変えてきています。
関係性をスムーズにしたら、次は
子どもの脳を育てるステージです。
いいところをどんどん育ててあげて、
自信を持って自分が大好きな子に
育てましょ。
凸凹っ子が生きる道。
それは自分を大好きになること。
そして、ママも自分の人生を
思いっきり生きること。
凸凹の凸(武器)を磨いて磨いて
本物の自信を育ててあげましょう。
それが凸凹っ子の母ができる
最高のプレゼントだと思います。
待つことの大切さを
気づかせてくれたRさんへ
この詩を贈ります。
待つ 相田みつを
待ってもむだなことがある
待ってもだめなこともある
待ってむなしきことばかり
それでもわたしはじっと待つ