ママの努力が報われない…パパの怒りでママの努力が台無しに…。実は多くの発達科学コミュニケーションを学び始めたご家庭でのお悩みなんですが、ママのたった一言と工夫で変えられるんです。ママからパパへの発コミュ対応を紹介します。
怒ってしまったパパの一言が、全部を台無しにする…
発達科学コミュニケーションを学び、子どもへの関わりを変えてきたママたち。
「できたところを見つけて褒める」
「選択肢を出して考えさせる」
「叱るより、伝える工夫を重ねる」
そんな毎日を続けてきたのに、ある日パパの怒鳴り声で、全部が振り出しに戻る。
「またやられた…」
「私の努力、意味あるのかな…」
そう感じたこと、ありませんか?
Yさんが抱えていた“リアルな悩み”
アメリカ在住のYさんも、まさにその真っ只中でした。
「良かれと思ってしてきたことが、息子を苦しめていたのかもしれない」
「8年間、辛い思いをさせてきたと反省の日々です」
実際、Yさんが発コミュを始めた当初の悩みはとても深刻でした。
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学校では気が散りやすく、簡単なことを間違える
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家では暴言・暴力、謝罪を強要する
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朝の支度も進まず、ダラダラ…
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父の前では“いい子”を演じ、反動を母にぶつける
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完璧を求める夫との価値観のすれ違い
海外での生活、育児のストレス、家族とのすれ違い…。
Yさんは「すべて私が受け止めるしかない」と感じていたそうです。
家族の中で、ママが“つなぎ役”になった瞬間
ある日、テニスの練習中に事件が起きます。
ラケットをネットに叩きつけた息子に、パパがつい怒鳴ってしまいました。
「道具を大切にできないなら、テニスなんかやらんでいい!」
昔なら、そのまま休日は台無し。
子どもは泣き、ママはあたふた、パパは怒り続ける。
ですが、この日は違いました。
「パパは怒ると、思ってないこと言っちゃうんよね」
Yさんはあわてず、静かにこう伝えました。
「ほんとは、Yちゃんに道具を大切にしてほしいって思ってるんだと思うよ」
それだけで、息子の表情がやわらいでいきました。
さらに帰りの車の中では、パパの口から本音がこぼれます。
「冷静になること、道具を大切にすること、それがスポーツを通して学んでほしいことやねん」
そう。
怒ったあとに、本当に伝えたかった気持ち。
それが、ママのひと言でちゃんと届いたのです。
「パパが台無しにする家庭」から「チームになる家庭」へ
Yさんは、最近こんなふうに語っています。
「夫も“褒める方が響くな”って感じてきたようです」
「役割が違っていい。でも“伝わる関わり方”がある」
今では、ご主人もママの声かけに関心を持ち始めています。
「昨日怒らん方がよかったかな?」と聞かれたYさんは、
こう答えました。
「叱るのがダメなわけじゃないよ。でも、できた時に褒める・冷静な時に伝える方が、Yちゃんには響きやすいと思う」
「選ばせる・考えさせる関わりに変えてるんだよ」
それを聞いたパパがつぶやいたひと言。
「なるほどな。」
家族って、変われるんです。パパが変わらなくてもいい。
ママが“通訳者”になればいい。
子どもを責めないママの努力を、パパにも届けていい
ママがあきらめなかったから、子どもに変化が出てきた。
そしてママが「パパにも伝わる言葉」を選んだから、
パパも初めて、自分の想いを言葉にできた。
頑張ってるのに台無しにされる。
その現実を変えるカギは、「伝え方」にあります。
完璧なママじゃなくていい。
だけど、“つなぐママ”にはなれる。
ママの頑張りは、ちゃんと家族に届いています。
どうか「どうせ私なんて」と思わないでくださいね。
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