【子育ての軸がない】ことがすべての始まり
過去を振り返ると「ヤラカシだらけ」でした。
その原因は、親になった自分に子育ての軸が全くなかったからです。
子育ては誰も教えてくれません。
されてきたように、見様見真似でやってみるけれど、そんなに簡単にはいきません。
相談したり、本を読んだり、ネットサーフィンが止まらなくなったり…。
たくさんの情報に振り回されてばかりで混乱するのも事実です。
今の世の中、情報が多すぎて余計に不安を感じやすいのが問題なのかもしれません。
子育てがうまくいかない原因は?
子育てがうまくいかない時、
- 一貫性のない親の態度
- 条件付きの愛
- 子どもをコントロールしたい欲望
などが挙げられます。
これらはやがて、子どもから親への不信感につながります。
「どうせ言っても聞いてくれない」「無駄だ」と思うようになり、反抗的な態度に出たり、無気力になっていくのです。
そのなかでも、今日は一貫性のない親の態度についてお話ししますね。
一貫性のない親の態度は私が子育てで一番反省していることです。
例えば、子どもとの小さな約束をして守れなかったことはありませんか?
私はたくさんありました。
子どもは小さな約束を初めは待ってくれています。
だけど何かしらの不都合が起き、それが果たせなくなる時もあります。
理由があるなしにかかわらず、子どもの心に残るのは裏切られた気持ちなんですね。
親子の関係をスムーズにすることにおいて、約束を守るのは当然ですが、無意識だとしても親子の関係を上下関係として子どもを下に見ていると、このようなことがよくあります。
そして親として、なぜ果たせなかったのか弁解、言い訳だけはしっかり子どもに伝えるのです。
子どもの心はとっても正直です。ピュアです。こういったことから矛盾を感じるのです。
一貫性のない親の態度が裏切りという形で積み重なると、子どもをひねくれさせてしまっているのです。
にもかかわらず、以前の私は
・なぜこの子はいうことを聞かないのだろうか?
・なぜこの子は嘘をつく子なのか?
・なぜいつも言い訳ばかりなのか?
などと子どものことを悪く思っていたけれど、それは自分の態度がそうさせていたのです。
親も最初は子育てを知らないし、親である自分は完璧でもありません。
子どもが生まれた時に初めて親になるのですから。
私は、子育てに迷いがあり、自分の考えに自信がなく、本当にこれでいいのだろうかという、不安を抱えているにもかかわらず、その不安を隠そうとしていたのか、子どもの前では偉そうな態度をしてました。
子どもに舐められないように、親として振る舞うために周囲の人の意見に振り回され一貫性のない態度。
子育ての軸がなく、ブレブレの子育てでした。だから子どもたちを自分ではどうすることもできないほどのモンスターにさせてしまっていたと感じています。
もし子どもとの上下関係がなかったら?
親だからといって偉そうな態度ではなく、子どもを一人の人間として尊重し、失敗をしても次、頑張れば大丈夫なんだよと完璧ではない、乗り越えようとしている姿を見せることで、子どもはやがて失敗を乗り越えられる子になるし、子どもに素直に気持ちを伝えられたら子どもはお母さんを助けたいと思う子になるのです。
だけど、子どもには上下関係で舐められないようにと突っぱねているから矛盾が起こるのです。
どうせ、大人なんて嘘ばっかりだと言われてしまうのです。
無理のない自然体で楽な親子の関係
親だって人間だもの。不安でたまらないのは当然です。
ですが、正直に失敗したときや間違えた時にごめんねと言える関係
できることとできないことの区別を話し合い、安請け合いはしない関係
それが、無理のない自然体で楽な親子の関係と思います。